カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

キヤノネットQL17G-Ⅲのカメラ修理

今日はもちろん「文化の日」ですが
「レコードの日」でもあるのですよ。
私が子供の頃はまだCDはなくて
音楽を聴くのはもっぱらレコードとカセットテープでした。
CDに切り替わっていったのは高校生くらいの頃だったかな。。。
中学生の頃に買ったレコードは
未だに持っていますしたまに聴いています。
欲しかったけど当時買えなかったレコードも
大人になってから結構買い集めました。(お安いですし。。。)
あのLP盤のジャケットを眺めながら
レコードクリーナーの匂いを嗅ぐと
何だか昔のことをいろいろ思い出すのですよねぇ。。。

さてさて

本日は「キヤノネットQL17G-Ⅲ」のカメラ修理を行っています。
キヤノネットシリーズとしては最終モデルにあたるカメラです。
発売は1972年です。
初代の発売から11年余り。。。
シャッタースピード優先AEを搭載しマニュアル露出も可能
明るい大口径のレンズを搭載し
お求め易い価格で高性能。。。というコンセプトは
初代から全く変わっていませんが
随分と軽量コンパクトになりました。

またまた偶然にも
全く別のご依頼者様から
同じ日に立て続けに2台入ってきましたので
一気に2台、整備していこうと思います。
2台共にレンズにカビクモリ、ファインダーにカビ・クモリ
露出計が不動のためオートも不動。。。といったところです。
1台目のほうは絞りも粘り気味です。
キヤノネットは初代からG-Ⅲまで
オート時には巻き上げるまではその前に絞られた状態のままで
巻き上げた時に開放に戻ります。
それでまたレリーズ時に露出計と連動し
絞り込んでいくような構造になっています。
マニュアル時にも絞り込んでいく方には
巻き上げていなくても絞りリングと連動して絞り込んでいきますが
絞りを開けていく方向にリングを回しても
絞りは連動してくれません。
巻き上げた時に絞りリングで設定された絞りにセットされます。
文章で書くとわかりにくいですね(苦笑)
今回の1台目はオート時に巻き上げても
絞り羽根が開放に戻りません。キヤノネットではよく見かけるトラブルです。

キヤノネットG-Ⅲでは定番なのですが
今回の2台もやはりレンズコーティングには
傷みがそれなりに見受けられます。
あまり強くないのかカビが発生すると
清掃してもほぼ間違いなくカビ跡が残ります。
今回はそこまでではありませんが
酷いものになると白濁したようなクモリが発生しているものもあり
どうにも除去できません。
できる限りの清掃で対処いたします。

まずは1台目から。。。これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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マミヤ6オートマットのカメラ修理

今日はキリスト教でいうところの「死者の日」だそうです。
全ての死者の魂のために祈りを捧げる日とのことです。
霊魂が存在するかあの世がどうかとかはおいておいて
(個人的にはないとは思っていますが。。。。)
亡くなった方へ思いを馳せることは
その方との思い出を自分の心の中で
鮮やかに生かすためにもとても大切なことだと思います。
あぁ。。。墓参りくらいは行かなくちゃいけないかなぁ。。。(汗)

さてさて

本日は「マミヤ6オートマット」のカメラ修理を行っています。
国産スプリングカメラ(フォールディングカメラ)も
1950年代に数多くの種類が作られましたが
マミヤ6シリーズはその中でも当時から人気の高いカメラです。
少々独特なのがピント合わせにバックフォーカス方式を
採用しているところです。
ほとんどのカメラはピント合わせの際に
レンズ側を前後に動かしてピント調整を行いますが
マミヤ6はフィルム面を前後に動かし
ピント調整を行います。
そのためピントダイヤルはシャッターボタン側の
背面に配置されています。
今回、ご紹介する「マミヤ6オートマット」は
マミヤ6シリーズの中でも
オートマット(正確にはスタートマーク合わせ方式の
セミオートマット)を搭載し
折りたたみ式カメラとしてはおそらく世界初となる
セルフコッキング(一度の巻上でフィルム巻上と
シャッターチャージを行う)を可能としました。
どれもその後のカメラでは当たり前となる装備ですが
この時代では先進の技術だったわけですね。

お預かりしているマミヤ6オートマットは
その自慢のセルフコッキング機能が動作せず
巻き上げてもシャッターがチャージされません。
蛇腹の下に配置されているリンケージに問題がありそうです。
加えてファインダーにかなりクモリが見受けられます。
装備されているD.ズイコー7.5cmF3.5レンズは
白濁したクモリが発生している個体が多く
そうなるとそれに関しては修理不能なのですが
今回の個体はめずらしくかなり良い状態です。

写真は一通り整備が終わり少し様子見中の状態です。
この後、最終チェックを行い必要があれば微調整を行います。

セルフコッキングのリンケージがもちろん
シャッター羽根、絞り羽根の洗浄、シャッターユニットの整備
ピント調整、ファインダー清掃、距離計調整等々を行い
非常に快調に動作するようになりました。

スプリングカメラ、私も以前から1台欲しいのです。
ヤマリマミヤ6がかなり魅力的ですね。
これでもう少し広角ならば山カメラとしても文句ないのですが。。。
構造上、標準レンズしか無理なのですよね。。。

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ニコマートFTNのカメラ修理

今日は「本格焼酎の日」だそうですよ。
ここでいう「本格焼酎」というのは「焼酎乙類」のことですね。
焼酎には大きく分けて
「連続式蒸留焼酎」(焼酎甲類)と
「単式蒸留焼酎」(焼酎乙類)にわけられるのですが
甲乙と表現すると乙のほうが甲より劣ると誤解されかれないため
乙類のほうを「本格焼酎」と呼ぶようになったそうです。
個人的には「乙類」のほうが焼酎として飲むには
味わい深くてよいですね。
甲類となると焼酎単体というより
チューハイや梅酒のベース。。。といった印象があります。
いわゆる麦焼酎、芋焼酎、黒糖焼酎は基本的に乙類です。
泡盛も乙類に分類されるのですね。
ロックで飲むのが基本だと思っていますが
お湯割が美味しい季節になりましたね。。。
今夜は芋焼酎お湯割でいこうかな。。。(笑)

さてさて

本日は「ニコマートFTN」のカメラ修理を行っています。
ニコマートFT系も毎月、何台かは依頼のあるカメラです。
いわゆる中級機としてのポジションで
ニコマートというブランド名を与えられたモデルですが
まだまだカメラは嗜好品の時代です。
中級機と言えども効果ですし
この時代のニコンのカメラですから非常に丈夫に造られています。
さらに組み合わされるコパルスクエアシャッターが
非常にタフなシャッターで
「動かない」という状況になりにくいシャッターです。
。。。とはいえ、以前も他のカメラのブログで書きましたが
動きにくい状況の中、必死で動いている。。。という状態の個体が
多いのも事実です。
やはり発売から50年近く経過するカメラですから
どこかで一度きちんと整備をしなくてはならないと思います。

お預かりしているニコマートFTNは
外観の非常にキレイなブラックボディです。
シャッターも露出計もとりあえずは動作していますが
じっくり現状をチェックしてみると。。。

まずはレリーズして実際にシャッターが切れるまで
妙なタイムラグがあります。
「あれ?」と思って動きをよく観察すると
明らかにミラーの動きが遅く
そのため実際にシャッターが動作するまでに
タイムラグができてしまうようです。
シャッタースピードはまずまず精度は出ていますが
羽根に汚れがあるようで妙に幕速が遅いようです。
マートFTNといえば「ガチャガチャ」ですが
「ガチャガチャ」を行ってもレンズの開放F値がセットされません。
これでは露出計も正常に動かないです。
その露出計はマウント部の抵抗に問題があるのか
絞り、SSリングを動かすと非常に不安定になります。
やはり結構、問題は抱えている状態です。

取り掛かったばかりで本格的な分解はこれからです。
後ろに写っているのは同じご依頼者様から
一緒にお預かりしているFTNの後継機「FT2」です。
FTNの後にこちらも整備を行います。
ちなみに「ガチャガチャ」で開放F値がセットされない症状の原因は
大抵の場合、「Nikomat」の銘板裏の部分の動作不良です。
上の写真にも写っていますね。
これからミラー駆動部の動作不良とシャッター周りの整備を行うため
本格的に分解整備に取りかかります。

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リコーフレックスⅦのカメラ修理

今日は10月31日ということで
いわゆる「ハロウィン」ですね。
うーん、いつから「ハロウィン」は
こんなに日本で祝われるようになったのでしょう???
全く実感というか、習慣がないのですが。。。。(汗)
まぁ、クリスマスだって昔は「なんだそれは?」って
感じだったのでしょうから
それだけ私が歳をとっただけでしょうねぇ(苦笑)
まぁ街の子供たちがハロウィンの仮装をして
駆け回っている姿はそれだけで何だか和みます。
いい大人の行き過ぎたハロウィンはどうかと思いますが。。。(苦笑)

さてさて

本日は「リコーフレックスⅦ」のカメラ修理を行っています。
リコーフレックスもコンスタントに修理の依頼のあるカメラです。
プレスボディにシンプルな構造で
6x6判二眼レフとしては非常に軽量なカメラです。
当時としては安価に発売されたこともあり
当時の二眼レフブームを牽引するヒット作でした。
リコーフレックスも色々な種類があり
今回のⅦは1954年に発売となったモデルです。
Ⅶにはコンツールファインダーと呼ばれる
アイレベルで見るためのファインダーが組み込まれています。
要はアイレベルで素通しで見るためのファインダーなのですが
片目でファインダー、片目で普通に目の前を見ると
ブライトフレームが視野の中に浮き上がってくる仕組みです。
この状態ではピント合わせが目測でしかできないので
今ひとつ実用的ではないのですが
なかなか面白い機能です。

リコーフレックスⅦには
セイコーシャやシチズンのシャッターが装備されたものもあるのですが
今回お預かりしているのはリコー製シャッターが装備されたモデルです。
シャッタースピードは25・50・100の3速にBです。
リコーフレックスの未整備品の大部分はそうですが
今回もピントリングが重くて重くてとても回せません。。。
さらにミラーの劣化のせいで
ウエストレベルファインダーを覗いても
ピントが合っているのか合っていないのか全く判別付きません。

ピントリングやミラーの処置はもちろん
シャッターユニットの整備、レンズ清掃
ファインダー清掃を一通り行いつつ
各部の調整も行っていきます。

写真は一通り整備が完了した後での写真です。
外装もキレイに仕上がったリコーフレックスは
メッキ部も美しくて眺めているだけでも楽しめますね。
ピントリングはもちろん軽快に回り
レンズもファインダーもかなりキレイになりました。
こういうカメラを持って歩き
1枚1枚、丁寧に撮り歩くには非常に良い季節です。
ご依頼者様にも存分に楽しんでいただければと思います。

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キヤノンFTbのカメラ修理

今日は「ホームビデオ記念日」だそうです。
1969年(昭和44年)のこの日に
世界初の家庭用ビデオの規格「U規格」を発表したそうです。
実家に初めてビデオ(VHS)が来たのはいつ頃だったかな。。。
中学生くらいの頃だったかな。。。
当時はテレビ番組が録画できる!と喜んで録画ばかりしていましたねぇ。。。
そのうち深夜にやっていた「MTV」やら「ミュージックトマトジャパン」を
録画しては見るようになったかな。。。
実は当時のテープまだあるのですよ。。。デッキがないのですが。。。
見られるうちにDVDにダビングしておかないとなぁ。。。
特に確か1986年のシンディローパー初来日公演ライブの録画
(テレビで放送されたもの)はちゃんと保存しておかなくては。。。(笑)

さてさて

本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
キヤノン初のフラッグシップ機F-1と同じ年に発売され
共通する部分も多い中級機です。
デザインはF-1というよりは
従来のFシリーズ(FT、FP等)に近いものがありますね。
この頃はまだ中級機クラスには
キヤノンお得意の「QL」(クイックローディング)が搭載され
フィルム装填も簡単にできるようになっています。
「Aシリーズ」の時代になると「QL」は姿を消し
普通の装填方法になってしまうのですが
「Aシリーズ」の時代になるとデータバックとの兼ね合いで
裏蓋が簡単に交換できるようにしたためなのですね。。。

お預かりしているFTbは
正確に言うと後期モデルともいえる「FTb-N」です。
最大の変更点はファインダー内に
シャッタースピードが表示されるようになりました。
他にも巻上レバー、セルフタイマーレバー
シャッターボタンの変更が行われています。
実はキヤノンの純粋なマニュアル露出機は
このFTbが最後なのですね。
(これ以降は全ての機種にオート露出が搭載されます。
もちろんマニュアル可能なモデルはたくさんありますが)

現在わかっているトラブルとしては
スローガバナは固着気味、露出計は大幅にアンダー
バッテリーチェックが不動、高速シャッターは露光ムラ
レンズにカビ、ピントリングが少々重い。。。といったところですが
加えて作業前の現状チェックで気がついたのですが
ASA1600にするとシャッタースピードダイヤルが1/8までしか回らず
ASA25にすると1/250までしか回りません。
どうやら露出計との連動ギアの噛み合わせが狂っているようです。
いずれにせよ、これから分解整備一式ですから
組み立て時に正しい位置に組みなおします。

それではこれか本格的に分解整備に取り掛かります。

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キヤノネットQL19のカメラ修理

さて今日から日本シリーズが始まりますね。
去年の今頃はまだCS敗退の余波を引きずっていましたねぇ
一昨年は幸先よかったのに
非常に悔しい思いをしましたねぇ。。。
さぁ、今年こそ!期待しています。
前回カープが日本一になったのは
1984年、阪急ブレーブスとの対戦でした。
よく覚えてますよ、山根投手が大活躍しましたね。
ホークスは非常に手強い難敵だと思いますが
何とかがんばってもらいたいものです!

さてさて

本日は「キヤノネットQL19」のカメラ修理を行っています。
社会現象になるほどに売れまくり
海外からはダンピングではないかと疑われたほどの
初代キヤノネットに続く2代目モデルです。
露出計はセレンからCdSを使うものに変更され
底部にあった巻上レバーは一般的な上カバー部に移動されました。
「QL19」の「QL」とはQuick Loadingの略ですが
フィルム装填時に先端をスプールに差し込む必要がなく
装填も簡単になりました。
余談ですが今も昔も装填ミスっていうのは
フィルムカメラならではのトラブルです。
1枚目を出すための空写し時に巻き戻し側クランクが
ちゃんと連動しているかどうかは毎回確認するクセをつけましょう。。。

話をキャノネットに戻しますが
初代から正常進化した2代目といった感じです。
今回、お預かりしているキヤノネットQL19は
シャッターは粘りが少々あるものの何とか動作しているのですが
オート時、マニュアル時ともに絞りが全く動きません。
どうやら汚れか油で固着しているようです。
加えて電池室の蓋が固着していてびくとも動きません。
おそらく中に腐食した電池も入っていそうです。

1時間ちかくかかってやっと外すことができました。。。
中は緑青がびっしり付いています。
この電池室の様子では裏端子や配線も全滅かと思われます。
2代目キャノネットは水銀電池MR-9を使うタイプと
今回のようにMR-50(H-P)を使うタイプのものがあります。

とりあえず懸念材料だった電池室蓋が開いたので
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。

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ニコマートFT2のカメラ修理

1983年(昭和58年)10月26日に
立川基地跡地に「国営昭和記念公園」が開園しました。
今日で35周年になるわけですね。
最近、ちょっとご無沙汰ですが
写真を撮り歩くにも良い場所で
何度も訪れたことがあります。
まだコスモス畑は見ごろが続いているようですね。
来月には銀杏並木で鮮やかな黄色い絨毯が見られそうですね。
またゆっくり行ってみたいと思います。

さてさて

本日は「ニコマートFT2」のカメラ修理を行っています。
「ガチャガチャ」が搭載されて使いやすくなった
「ニコマートFTN」の後継機で
ホットシューが追加になり
フラッシュ接点もX接点のみに統一されました。
使用電池も水銀電池から酸化銀電池に変更され
現在使うにはFTNより快適に使えると思います。
FTNに比べると随分生産台数は少ないようですが
それでもヒットしたモデルなので
比較的入手しやすいモデルです。

お預かりしている「FT2」は
精悍なブラックモデルです。
ご依頼者様が2年ほど前から愛用されている個体です。
快適に使われていたとのことですが
最近、巻き上げてレリーズしても
何も反応しなくなることが多くなってきたとのことです。
レリーズボタンを押しても何も反応しないため
しかたがなくもう一度巻き上げると
次は大抵の場合、レリーズできるようです。
ご依頼者様のお話だと今の状況だと
無駄に巻き上げるなくてはならないことが多く
フィルムの半分くらいは未露光のまま
巻き上げることになってしまうようです。

症状がなかなか出ないと
トラブルシューティングに苦労するのですが
今回はすぐに。。。というか頻繁に症状が出る状況です。
おそらくミラー駆動部に問題ありとは思いますが
本格的に分解する前に
どのあたりが問題かもう少し絞り込んでおきたいところです。

まずは底カバーを外してここから見える部分で確認してみます。
ミラーチャージができないのかと考えたのですが
どうやらミラーチャージそのものはできているようです。
部品の隙間からさらに奥を観察してみると
どうやらミラーチャージ完了時に所定の位置に動作する部品が
一部、動作しないことがあるようです。
そのためレリーズしてもミラーアップが動作せず
シャッターも切れない。。。ということのうようです。
ある程度、原因の場所が特定できたので
これから分解を行い、ミラーボックスを取り外し
動きの悪い部分を修理していきます。
他にもスローが粘っていたり、露出計が不安定だったり。。。と
細かなトラブルもいくつか見つかっていますので
並行して対処していきます。

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ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「リクエストの日」だそうですよ。
1936年のこの日にベルリンで初めて
ラジオのリクエスト番組が始まったそうです。
小学校高学年~中学生くらいまでは
FM、AM問わずによくラジオを聴いていました。
当時のNHK-FMで「夕べのひととき」という番組があって
当時のJ-POP(。。。というより歌謡曲とニューミュージック?)を
1曲丸々、途中で切れることなく流してくれていたので
よく録音していました。もちろん当時はカセットテープです。
またエアチェックしたいのだけどなかなか流れない曲を
ハガキリクエストで出したりもしていたなぁ。。。
懐かしい話です(笑)

さてさて

今日は「ミノルタSR-1」の修理を行います。
ミノルタ初の一眼レフであるSR-2に続いて発売された
カメラで基本的には「SR-2」から1/1000を省略し
SS最高速を1/500に設定したモデルです。
初期モデルはSR-2とほぼ共通ですが
SR-1はその後、毎年のようにマイナーチェンジを行い
モデル名は変わらずそのままだったので
同じSR-1でもボディ形状だけでも4種類存在するという
ちょっとわかりにくい状態となってしまいました。
露出計を内蔵しないシンプルな構造で
非常に丈夫なカメラです。
販売台数も多かったので中古でも簡単に見つけることができますが
全く未整備のものが多く
その丈夫さが故に何とか動作してるのですが
油切れで息も絶え絶え。。。という個体をよく見かけます。

先程、「SR-1は中古で簡単に見つかる。。。」と書きましたが
今回、お預かりしている「SR-1」は
めずらしいブラックボディです。
シルバーのSR-1はいくらでも見つかると思いますが
ブラックのSR-1はなかなか見つからないと思います。
SR-1の中では後期のもので
外部露出計用のソケットを持ち
フィルムカウンターは巻上レバーの横に配置されているので
おそらく1963年型だと思われます。

黒だとやはりイメージが全く変わりますね。
ボディ形状は当時発売されていたSR-7に近いものです。
レンズは当店にあるテスト用のものです。
セルフタイマーがおかしな位置で固着しており
全く動かない状況です。
シャッターは動作していますが
やはり油切れや汚れのせいで
先幕・後幕の幕速のバランスが取れておらず
露出にもムラがある状況です。
巻上も油切れの兆候が見られます。
全体的にリフレッシュしてやれば
快適に使える状態になりそうです。

これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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コニカC35FDのカメラ修理

今日は「文鳥の日」だそうですよ。
子供の頃、家で飼ってたなぁ。。。懐かしい。。。
犬や猫はいくら拾ってきても
(昔はそこらへん中に子猫や子犬が
箱に入れられて捨てられていた)
絶対に飼ってもらえませんでしたが
小鳥は何故か許されていて
文鳥とカナリアが家にいました。
文鳥は昔ながらの「竹籠」で飼っていました。
カナリヤの美しい鳴き声も好きでしたが
やはり手乗りになってくれる文鳥が好きだったなぁ。。。

さてさて

本日は「コニカC35FD」のカメラ修理を行っています。
「じゃーに~コニカ」の愛称で大ヒットしたC35をベースに
露出をシャッター優先AEとし
レンズも大口径の38mmF1.8を搭載したモデルです。
こちらの愛称は「すご腕じゃーに~」とされていました。
C35のプログラムオートではなくシャッター優先AEとしたことで
絞りや露出のコントロールがある程度可能になり
それを生かす意味でも大口径レンズは非常に魅力的です。
さすがにC35よりは少し大きく重くなってしまいましたが
それでも十分に軽量コンパクトです。
現在でも非常に人気の高いカメラですね。
コニカオートS3のモデル名で輸出モデルも存在します。

今回、お預かりしているC35FDは
一通り動作はしているのですが
露出計が2段ほどオーバーな値を指しており
それにともなってオート露出も大幅にオーバーという状態です。
さらにレンズキャップ等をしておいて
受光体に光が当たらない状態にしておいてから
明るいところに持ち出すと
露出計の針が一番下のまま復帰しなことが頻繁にあります。
いわゆる「メーターの吸い込み」と呼ばれる症状です。
C35FDに限らず指針式の露出計ではよく見られる症状です。
露出計の針が動く範囲の両端には
それ以上針が動かないようにガイシが付らけれているのですが
そのガイシ、あるいは指針に汚れが付いていることで
くっついたままになってしまうのです。
露出計の針は基本的に電流計なので
ほんのわずかな力で駆動しています。
ちょっとした汚れ等でスムーズに動けなくなると
簡単にトラブルになります。

まだ現状チェックを行っただけの状態です。
これから分解整備に取り掛かります。
改めてみても小さくて凝縮感が高く
程よい重量感もあり、質感の高いカメラですね。

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オリンパス35DCのカメラ修理

※明日(22日)は、古物商取り扱い講習出席のため
臨時休業とさせていただきます。申し訳ございません。

今日は「あかりの日」だそうですよ。
日頃、夜中でも街灯があって
歩くのに困ることなんてないですが
あかりがあるって本当にありがたいですよね。
以前、山でよくテント泊していた頃は
近くの山小屋のあかりも消える時間になると本当に真っ暗です。
平日に行くことが多くテント場もすいていたから尚更です。
そんなときのランタンのあかりは本当に暖かく感じるのですよね。。。
あぁ。。。そういう感覚も随分ご無沙汰なので
来年こそはテント担いで山に泊まりに行こう!

さてさて

本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
F.ズイコー40mmF1.7の大口径レンズを搭載する
当時の高級コンパクトカメラです。
意外と修理依頼の多いカメラですね。
少し前にもここで紹介したような気がします。
機械式シャッターを搭載しますが
露出を針挟み込み式のプログラムオートのみで行い
露出計の針が振れない場合はシャッターロックがかかるため
電池を入れないとシャッターを切ることすらできません。
で、その露出計関連のトラブルが多いカメラでもあります。
比較的最近のカメラだとF1.7の大口径レンズというと
大きなボケを楽しむレンズだと考えがちですが
そのそもプラグラムシャッターの35DCでは
絞りのコントロールは意図的にはできません。
この時代の大口径レンズは光量の少ない場面でも
普通に写真を撮るための大口径ですね。
(当時はフィルム感度もASA100が標準ですし。。。)

今日はその35DCを2台続けて修理します。
全く別のご依頼者様のものですが
受付が同じ日に2台続けて入ったのです。
最初の1台は距離計二重像が粘り気味で
ピントリングを回しても二重像が動かないときがあるようです。
受付時には露出計は動作していたので
少々ズレがある程度だろうな。。。とタカをくくっていたのですが
改めてみると露出計は動作するのですが
明るさに関係なく1/500・F16の位置から動きません(汗)
電池を抜くと指針は戻るので
おそらくCDS近辺で配線が短絡しているのではないかと推測します。

もう1台の35DCは露出計もある程度動作していて
シャッターも動作しているのですが
ASA感度設定リングがビクとも動きません。
これ、35DCで比較的多いトラブルですね。
レンズ前方から何らかの強い力が加わった際に
感度リングが変形してしまい
そのときに設定してた感度から動けなくなるのです。
これは部品取りからリングを移植することで対応します。
他、露出計は動作しているとはいえ
1.5段ほどオーバー目のようのなので(オート露出も同様)
調整で対応します。

もちろん、他レンズ・ファインダー清掃
シャッターユニット整備等々
各部点検整備も並行して行っていきます。

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