カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

リコーフレックスⅥのカメラ修理

今日は「手羽先記念日」だそうです。
手羽先のから揚げ。。。美味しいですよねぇ。。。
ただ、個人的好みの問題ですが
あまりスパイシーだったり甘辛のたれで味付けしてあるのは
ちょっと苦手で。。。素揚げに近いシンプルなものが好みです。
もう少し言うとから揚げより
しっかり焼いたものが好みかな。。。
味付けは塩のみで自分で調節できるほうが良いですねぇ。。。
よく考えたら。。。これ、実家で昔から食べてた食べ方ですね。
子供の頃に親しんだ味って
本当に身体に染み付いていますよねぇ。。。
あぁ。。。手羽先焼きとビール。。。いかん、仕事しなくては。。。(笑)

さてさて

本日は「リコーフレックスⅥ」のカメラ修理を行っています。
リコーフレックスは1950年代の
二眼レフブームの火付け役となったカメラです。
1950年発売のリコーフレックスⅢで
その後のリコーフレックスと共通となる形になり
(前玉回転式の歯車によるピント調整、プレスボディー等)
その後、改良を加えながら50年代を代表するカメラとなっています。
一時期は日本のカメラ生産の半分以上が
リコーフレックスという状態であったようです。

お預かりしているリコーフレックスⅥは
1953年発売のモデルです。
ひっかけるだけで閉じていた裏蓋にロックが追加されたモデルです。
その他は基本的に前モデルのⅣと同様です。
レンズは3群3枚のリコーアナスチグマット80mmF3.5で
シャッターはリケンシャッターで
スピードはB・25・50・100というシンプルなものです。
二眼レフはしっかり構えれば比較的手振れは起きにくいのですが
最高速が1/100なので注意が必要です。

お預かり時の状態は
定番のピントリング固着に加え
レンズにかなりのカビとクモリが見られました。
さらにシャッターは動作してはいますが
若干の粘りがあるようです。

写真は一通り整備が完了した後のものです。
ピントリングはもちろん気持ちよくスムーズに動作するようになりました。
レンズはできる限りの清掃ですが
撮影には問題のないレベルのキレイな状態になりました。
シャッターも快調に動作しています。
ファインダーミラーは腐食・クモリが酷かったため
ミラー交換を行い、ファインダー像もスッキリしたものになっています。
リコーフレックスは同じ時代の他のカメラの
半額以下で販売されたことも大ヒットの要因ですが
こうしてみると他カメラと比べても全く安っぽさは感じられません。
この時代のコストカットは材料や作りを安くするというよりは
生産効率の部分で大きくコストダウンしているので
(リコフレはベルトコンベヤ方式で
随分コストを下げることができたらしいです)
完成したカメラの質感は非常に高いままですね。
磨き上げたリコーフレックスはどこから見ても非常に美しいです。

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オリンパスペンEES-2のカメラ修理

今日は「FMの日」らしいですよ。
「F」がアルファベットの6番目、「M」が13番目であることが
由来のようなのですが
この「FMの日」、どこが制定したことかいつから言われているのか
詳しいことがイマイチわかりません。。。(汗)
FMといえばこのブログ的には
ニコンFMとかコニカFMのことを
取り上げたほうがいいのかもしれませんが
一般的にはFMラジオ放送でしょうね(笑)
最近、ラジオを聴くこともほとんどなくなってしまいましたが
小学生~中学生くらいの頃はAMもFMもかなり聴いてたし
大人になってもクルマではFM聴くことが多かったですね。
今はスマホでラジオが聴けるアプリもあるらしいです。
でもどうせ聴くなら昔ながらの
ラジオで聴きたいような気が。。。
あ、いかん、また余計な物欲が。。。(苦笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンEES-2」のカメラ修理を行っています。
「ペンEESシリーズ」は「ペンEEシリーズ」のピント調節を
固定焦点からゾーンフォーカスに変更した派生モデルです。
ペンEEシリーズ同様にプラグラムAEでの露出設定で
気軽に撮影できるカメラです。
ペンEE-2とペンEES-2同じ年(1968年)に発売され
ゾーンフォーカス部分以外はほぼ同じカメラです。
もう少し掘り下げると先日ここで紹介した
「トリップ35」も「ペンEES-2」と基本的構造はほぼ同一で
EES-2の35mm判といえる内容です。

EE-2もEES-2もシリーズ2代目ということもあり
裏蓋は蝶番式に変更され
ASA感度は400まで対応可能となり
フィルムカウンターは自動復元式となりました。
随分、使いやすい仕様に変更されました。
セレン光電池を使用した露出計の指針を
挟み込んでその位置に伴って露出を決定する
「指針挟み込み」タイプのオート露出です。
指針の位置によって
シャッタースピードは1/250、1/30のいずれかに設定され
絞りも明るさによって決定されます。
オリンパスお得意の赤ベロも装備され
露出計指針がある程度振れていないと
ファインダー内に赤ベロが出現し
シャッターはロックされます。
これがあるおかげでこのタイプのカメラにありがちな
「キャップを付けたまま撮影してしまう」というミスも予防しています。

お預かりしているペンEES-2は
シャッターは一見快調に切れています。
赤ベロもきちんと作動しています。
しかしながら絞りが最小絞りになったままで
明るさを変えようがフラッシュモードでマニュアルに設定しようが
全く動いていくれません。
絞り羽根が完全に固着してしまっているようです。
赤ベロが明るさによって動作したりしなかったりはしているので
露出計は生きていると思われますが
念のため、明るさを変えながらシャッター音をしっかり聞いてみると
確かに1/250と1/30に切り替わるようです。
ということは精度はともかくセレンや露出計は大丈夫なようです。

絞りユニット(写真真ん中手前)の2枚の絞り羽根は
ピタッと見事にくっついてしまっていました。
絞りユニット周辺にもうっすらと油シミがあったので
油の染み出しによる固着です。
シャッターユニット側にも油が染み出しているようなので
シャッター羽根の洗浄も行います。
シャッターユニット、絞りユニットが本来の動きを取り戻したところで
組みなおして精度の調整を行っていきます。
ペンEE系のピントは前玉回転式なので
レンズを外したら必ずピント調整を入念に行います。
もちろん外すときに位置は記録しているので微調整程度です。

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オリンパスペンSのカメラ修理

今日は「恋人の日」だそうですよ。
もはや全く縁のないワードになってしまいました(涙)
ブラジル・サンパウロ地方で
この日に恋人同士が写真立てに写真を入れ
交換し合う風習があり、それが由来となっているそうです。
恋人同士はもちろん、大切な人の
何気ない様子を写真に撮っておくことはステキですよね。
そのときは何でもない1枚の写真でも
時間が経ってから見るとかけがえのない1枚になることも
多くあるでしょうし。。。
もっと人と会うときは写真撮っておくようにしなければ。。。
まぁ、あまりそんな機会もないのですが。。。(苦笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
初代ペンが衝撃的な内容と価格で登場した翌年
初代ペンの高級型として登場したのがペンSです。
シャッターユニットの変化が最も大きい部分だと思われますが
同じコパル製でも
初代ペンの2枚羽根から5枚羽根に進化し
1/25~1/200の4速から
1/8~1/250の6速になりました。
レンズも3cmF2.8に変更されています。
(後に2.8cmF3.5のモデルも追加されています)
当時と比べると高感度フィルムも使うことが多い現代では
シャッタースピードはもう少し高速側があったほうが助かりますが
きちんと絞り込んで使えば最高速1/250でも十分かとも思います。
(余談ですが私は普段ほぼ感度100のフィルムしか使っていないのですが
1/500を使うのは晴天時の海とか限られたシチュエーションのみで
大抵の場合は1/125あたりを基準に露出を決めることが多いです。
絞りを開けて背景をボカしたい場合や
200mm以上の望遠レンズ手持ちのまた別ではありますが。。。)

この時代のカメラなのでコンパクトであっても
それなりに重さはずっしりありますが
気軽に持ち歩くカメラとしては最適な1台かとも思います。
露出計がないので電池の心配もありません。
ネガフィルムを使って
大雑把に露出を合わせて気軽に撮り歩くような用途に向いていると思います。

お預かりしているペンSは
ペンS定番の。。。というかレンズシャッター機にお決まりの
シャッター羽根粘りが発生しています。
今は粘った状態でゆっくりですがかろうじてシャッターは切れますが
時期に全く動かなくなることは明白です。
先日も同様のことを書きましたが
シャッター羽根が粘っているといることは
高い確率で絞り羽根も粘っていると思われます。
シャッター羽根は固着しても
ただ単に「シャッターが開かない」だけですむことがほとんどですが
固着した絞り羽根を絞りリングで無理に動かしていると
羽根の破損や羽根を留めているピン(ダボ)の破損等により
大幅に修理が困難になる可能性もあります。
羽根が粘っていたり羽根に油シミの見られるレンズシャッター機は
無理して使わずに早めに整備に出すことをお勧めします。

シャッター羽根・絞り羽根の清掃、シャッターユニットの整備
レンズ、ファインダーの清掃等
一通りの整備が完了した状態です。
預かり時に比べると非常に快適に動作するようになりました。
ペンSも頻繁に修理依頼のあるカメラなので
見慣れてしまっている感がありますが
改めてみると何とも時代を感じさせるデザインが
レトロで非常に良いですね。
ポケットからさっとこれが出てきたら
ちょっとオシャレな感じもします。
1台。。。自分用も持っておこうかな。。。(笑)

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オリンパストリップ35のカメラ修理

今日、6月10日は記念日が多いですね。
まずは「時の記念日」です。
時の記念日って何故か子供の頃から知っていて
祝日と同じくらいの感覚で頭に入っているのですがなんでだろう???
何か小学校とかで習ったのかな。。。
で、今日は「路面電車の日」でもあるのですね。
いわゆるチンチン電車です。
先日、広島に墓参りに行った際に広島市内線の
路面電車に乗ってウロウロしながら写真を撮りましたが
今のチンチン電車は車内でチンチンと鐘の音はしないのですよね
(まぁ、当然か。。。子供の頃には鳴っていた気がします)
バスと同様に気軽に乗れて
市内ならどこまで乗ってもわかりやすく同じ料金で
最新の車輌もあれば昔ながらの車輌もあって。。。
やはり広島市内の路面電車はいいですね!
あ、最後に今日は「ミルクキャラメルの日」でもあるのです。
発売開始から100年以上経っているのですね!
先日まで引き出しの中にあったのだけど
全部食べてしまったので
また「おかしのまちおか」で買ってこなくては。。。(笑)
(ハイソフトも美味しいのですよねぇ。。。これも買ってこよう)

さてさて

本日は「オリンパストリップ35」のカメラ修理を行っています。
セレン光電池を利用したプログラムオート露出の
コンパクトなカメラです。
同社のペンEESと基本的な構造はほぼ一緒で
EESを35mm判にしたようなカメラです。
さすがにペンよりは少しだけ大きいですが
それでも普段から持ち歩くには非常に便利なサイズです。
電池が不要という点も良いですよね。
レンズは写りに定評のあるD.ズイコー40mmF2.8を搭載します。
ピントはペンシリーズと同様で目測式です。
ペンEEシリーズも同様ですが
非常に効率的によく考え抜かれて作られているカメラで
整備性も非常に良好です。

基本的にはシンプルな構造のカメラですが
セレン光電池が起電する小さな電気で
露出計を作動し
小さなバネの力でシャッターを駆動するカメラです。
当然、長い年月の間の汚れ等で
簡単に動かなくなってしまうカメラでもあります。
お預かりしているトリップ35はシャッターは一見好調で
露出計もしっかり動作しており
オリンパスお得意の「赤ベロ」もしっかり出ます。
しかしながらオートの精度は出ておらず
ASA100・LV15(おおよそ屋外晴天時の明るさ)で
3段近くオーバーに露光してしまいます。
加えてオート露出精度も妙に不安定です。
他、レンズ、ファインダーにカビが散見されます。

絞りユニットは汚れ等で少々動きの悪い状態でした。
絞り羽根、シャッター羽根はもちろん
動作部分全て清掃を行い必要な部分には注油を行います。
その後、ある程度組み上げた状態で
露出計やオートの調整を行います。
ペンEE系と同様で色々な部分のネジが緩みやすいカメラでもあるので
そのあたりのチェックもしっかり行います。

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ペンタックスMEのカメラ修理

今日は6月9日ということで
「無垢(6・9)の日」だそうです。
ここでいう無垢は無垢材のことで
原木から必要な分だけ切り出した木材のことです。
ホームセンターとかの素材コーナーに行くと
やはり合板や集成材が多いのですが
無垢の木はやはり質感が断然良いですよね。
素材としての木材も良いのですが
自然の大木も良いですよね。
私がよく行く新宿御苑とかでも
大きな木の幹に触れているだけで
何だか妙に安心感があるのですよね。
とくにプラタナス(スズカケノキ系)の表面のツルっとした木は
ずっと触っていたくなりますね
(新宿御苑でカメラを抱えて
スズカケノキの幹を延々撫でている
おっさんがいたら多分、私です(笑))

さてさて

本日はペンタックスMEのカメラ修理を行っています。
1970年代中頃から80年代初めにかけて
展開・発売したペンタックスMシリーズの中核となるカメラです。
Mシリーズといえば第一弾として発売された
「MX」がMシリーズ中唯一の
機械制御シャッター機ということで人気ですが
Mシリーズの本流といえば
やはりME系のモデルということになると思います。
コンパクトなセイコー製縦走りシャッターユニットを搭載し
最新のLSIを装備しSSやオート露出を制御
巻上フィーリングやファインダーのピントの見えも
非常に上質なカメラです。
高度な電子制御を搭載しているカメラですが
電子基板関連のトラブルは意外と少ないカメラです。
その代わり機械的な部分のトラブルが比較的多いカメラで
代表的なのがミラー駆動部ゴムブッシュ劣化による
「ミラーアップしたまま固着」という症状です。

お預かりしているMEは
その定番のミラーアップトラブルはなく
快調にシャッターは切れています。
ただし、電源が全く入りません。
シャッターは切れますが電源が入らないため
オート時には常に最高速で切れているだけです。
電池室蓋側に少しばかり緑青があるのですが
それほど導通に影響しているようには見えません。
実際にテスターであたってみても
とりあえず問題はなさそうです。
電池室底側(+側)端子は見た目はキレイなのですが
分解してみると端子裏側のハンダ付け部は
緑青がしっかり発生しており
配線は腐食して切れてしまっていました。
電池端子部だけならまだ良いのですが
その隣にある基板差込部にも緑青が発生しています。
ワインダー用にそこから出ている青リード線は
ちょっと触っただけで簡単に切れてしまいました。
この辺の端子は磨いてハンダはやり直さないとダメなようです。

もちろん、ミラー駆動部やシャッターユニットの整備も
同時に行います。
MEでトラブルの起こる箇所というのは大体決まっているので
現在、症状が出ていなくても
そこは重点的にチェックし整備を行います。
このMEはご依頼者のお母様が使っていたカメラだそうです。
おそらくかなり長い間使われていなかったものと思われますが
整備すればまだまだ快適に使えます。
コンパクトで絞り優先AEのMEは
気軽に持ち歩く一眼レフとしてはかなり良いカメラだと思います。

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キヤノンAE-1のカメラ修理

今日は「成層圏発見の日」だそうですよ。
いわゆる私達が生活しているのが「対流圏」と呼ばれる領域で
ここに地球大気の質量の80%が存在しています。
「成層圏」はその上の領域です。
高さは緯度によって随分異なり
極地であれば約8km、赤道付近であれば17kmの高さが
境界面になるそうです。
成層圏の領域の厚さは40kmほどあるそうです。
成層圏では雲がなく常に快晴で
紫外線を吸収するオゾン層も成層圏の中に存在します。
対流圏だと地上から離れるほど温度は低くなりますが
成層圏の上部だと今度は逆に温度が上がるのだそうです。
成層圏上部(地上から約50km)の空気密度は地上の約0.08%
ほぼ空気がない状態なのですね。
この高さでは飛行機も飛べませんが
観測用の高高度気球は成層圏上部まで到達するそうです。
これまた想像を絶する世界なのでしょうねぇ。。。

さてさて

本日は「キヤノンAE-1」のカメラ修理を行っています。
発売は1976年、世界初のマイクロコンピュータを搭載したカメラです。
このカメラの登場以降、一眼レフは一気に電子化が進んでいきます。
AE-1の先代モデルは1973年発売のキヤノンEFが相当しますが
同様の露出制御(SS優先AE)を300点の部品削減の上
実現しており相当なコストダウンに繋がったそうです。
キヤノンが「新機種開発X計画」として2年3ヶ月かけて開発したカメラで
カメラ部門だけでなく電卓やコピー機で培った技術も
総動員して開発されたそうです。
もちろん、爆発的に売れたカメラでもあり
AE-1で始まった「キヤノンAシリーズ」のカメラは
全てこのAE-1がベースとなっています。
キャッチコピーは「連写一眼」
オプションのパワーワインダーA装着時に2コマ/秒の連写が可能です。

お預かりしているAE-1は
ご依頼者様が30年ほど前までは使っていたものだそうです。
それからは使われずしまったままになっていたそうです。
外観は多少の汚れはあるものの
比較的良いコンディションを保っています。
さすがに動作は各部に油切れや汚れによる動作不良が見られ
何度かシャッターを切っていると
たまにAシリーズ特有のシャッター鳴きも起こります。
シャッタースピードも幕軸の汚れのせいか
高速シャッターはバランスが崩れている上に少々不安定です。
露出計はかなりオーバー傾向ですが
SS優先AEは逆にアンダー傾向です。
加えてオート時に絞りを制御するレバーが
かなり動きが重くなっています。これだとオートの精度は安定しません。
このあたりも調整が必要です。

典型的な電子制御カメラですが
意外と整備性は悪くないカメラです。
電子基板内不良は比較的少ないほうですが
なかには修理不能となる場合もございます。
それにしても、いつものことですが
ミラーボックス周りの複雑な構造はかなり見応えがあります。

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オリンパス35DCのカメラ修理

6月7日。。。1986年にカープの衣笠祥雄選手が
日本プロ野球初の2000試合連続出場を達成した日ですね。
私は広島・呉の出身なので
子供の頃から当然、野球はカープファンですが
当時の衣笠さんや山本浩二さんは
当時のカープを牽引していたヒーローです。
特に衣笠選手の豪快なスイングは記憶に鮮明に残っています。
早いもので突然の訃報から1年が経ちました。
71歳か。。。早すぎましたね。
。。。というか、あのバットをブンブンと振り回していた姿でさえ
比較的、最近のようなことの気もするのですが。。。
時間は確実に情け容赦なく流れているのですねぇ。。。

さてさて

本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
35DCも修理依頼の多いカメラです。
搭載されるFズイコー40mmF1.7の評価が非常に高いカメラです。
発売は1971年、プログラムオート専用機なので
露出は基本的にカメラ任せです。
レンジファインダー搭載機でフラッシュマチック機構も装備しています。
大口径レンズ搭載機なのでコニカC35やトリップ35あたりに比べると
少しばかり大きいですが、それでも十分にコンパクトなサイズです。
シャッターは機械制御ですが
露出計がある程度振れていないと光量不足と判断し
レリーズロックがかかるので
実際には電池を入れないとシャッターを切ることができません。

お預かりしている35DCは
シャッターや露出計はきちんと動作してるのですが
レンズにカビが発生しているとのことでお預かりしました。
前玉ユニット側のカビあれば前玉だけ外して清掃すれば良いのですが
今回は後玉内側に大きなカビが発生しています。
35DCの場合、後玉はレンズボードを取り外さないと取り外せません。
他は距離計が垂直水平方向それぞれズレていることと
露出計は少々オーバー気味なのですが
実際のオートはかなりアンダー気味なので
そのあたりの調整も随時行います。

まずはレンズを取り外しておいてシャッターユニットの整備から行います。
基本的にはシンプルなカメラなのですが
ペンやトリップと大きく異なるのは
フラッシュマチック関連の回路と
露出計がボディ上部ではなく底部に配置されていることです。
露出計の調整やオート調整も底部で行います。
本来露出計が配置されるであろうボディ上部には
フラッシュマチック機構とセルフタイマーが鎮座しています。
こういうコンパクトなカメラはメーカーやモデルによって
いろいろな工夫が凝らされている場合が多く
面白い反面、整備にはなかなか手がかかることも多いですね。

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コニカSのカメラ修理

今日は四十八節気でいうところの「芒種」でもあるのですが
ぞろ目ということもあってたくさんの記念日が制定されています。
「飲み水の日」、「かえるの日」、「兄の日」、「ほんわかの日」
「梅の日」、「ロールケーキの日」、「ヨーヨーの日」。。。。等々。。。
そんな中に「楽器の日」、「邦楽の日」、「いけばなの日」というのもあるのですが
これらは「習い事は6歳の6月6日に始めると良い」と
昔から言われているからだそうです。
6歳。。。小学校1年生か。。。何してたかな。。。
知っていれば私も6歳の6月6日に何か始めればよかったな。。。
もしかしたらその後の人生が変わっていたかも(笑)

さてさて

本日は「コニカS」のカメラ修理を行っています。
コニカⅠ・Ⅱ・Ⅲと続いた
レンズ固定式距離計搭載レンズシャッター機の後継機となります。
「Sシリーズ」はそれまでのデザインから一変し
スマートな直線的なデザインを採用しています。
「コニカS」は「Sシリーズ」最初のモデルとして
1959年に発売されました。
先代に当たるコニカⅢと同様のヘキサノン48mmF2レンズを搭載します
シャッターユニットはコパル製に変更されました。
コニカⅢM等で外付けだったセレン式露出計は
Sでは内蔵されシャッタースピード、絞り設定に連動します。

お預かりしている「コニカS」は
シャッターは切れていますが
シャッタースピードをどこに設定しても
常に最高速で切れているようです。
加えてセレン光電池は全く起電していない様子で
露出計は動きません。
距離計二重像も垂直水平それぞれズレも見られます。
全体的に整備が必要な状況です。

起電しなくなったセレンは他部品取り個体から
交換するしかないのですが
シャッターが常に最高速という部分がちょっと気になるので
本格的に分解する前にシャッターユニットの様子をチェックします。
予想はしていたのですが
やはり調速カムに連動している部分が
固着してしまっていてシャッタースピードの変更が効かなくなっていました。
取り急ぎその部分を動くように処置してみたところ
シャッタースピードは変更できるようになりましたが
やはりシャッター羽根には粘りがあるようです。
一見、羽根はキレイに見えるのですが
重なっているや根元部分に油シミがあるようです。
原因が判明し、全体的にトラブル箇所も把握したところで
本格的に分解整備に取り掛かっていきます。

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オリンパスXAのカメラ修理

今日は6月5日(ロ・ゴ)ということで
ロゴマークの日らしいですよ。
ロゴマーク。。。仕事柄、カメラに刻印されている
メーカーやモデル名のロゴマークは
毎日見ていますが
昔のロゴマーク、特に1950年代とか1960年代とかのものは
丸みを帯びていてレトロな感じが良いですよね。
ミノルタやキヤノンのロゴもこの頃が一番良いような気がします。
あ、コニカのロゴも特徴あっていいですよね。
これが80年代になると
直線的な感じものが多くなります。
これが現在のように洗練された感じではなくて
いかにも80年代というイメージなのです。
この頃になると私もリアルタイムで体験しているのですが
時間が経つと当時のイメージとは随分変わってしまいますね。
カメラだけじゃなくて他のものでも
ロゴマークで時代を感じることはたくさんあると思いますが
いろいろ調べてみると楽しそうですね。

さてさて

本日は「オリンパスXA」のカメラ修理を行っています。
ハーフカメラほどの小さなカメラですが
ちゃんと35mm判の非常に軽量コンパクトなカメラです。
発売は1979年です。
スライド式のレンズバリヤーを備え
レンズキャップが不要になったデザインです。
このカメラ以降、同様のレンズバリアーを備えたカメラが
他メーカーでもたくさん出てきます。
このレンズバリアー、ファインダー窓もしっかり隠すので
このタイプのカメラでありがちな
「レンズキャップを付けたまま撮影してしまう」という失敗が
完全になくなったと思います。
私も一眼レフばかり使っていて
たまにレンジファインダー機を使うとよくやる失敗です。。。(汗)
XAシリーズはこの「XA」が最初のモデルで
その後、XA2、XA1、XA4、XA3と発売されますが
レンジファインダー搭載機はこの最初のXAだけです。
目測のみだとやはりピントが不安。。。と思う方も多いと思いますが
やはり距離計があると安心ですよね。

お預かりしているXAはシャッターが切れません。
電子制御シャッターな上にレリーズも電子式のため
電源が入らなければもちろんシャッターは切れないのですが
今回は電源はきちんと入っているようです。
露出計も反応しています。
。。。となると。。。XAの場合、多いのが電子レリーズの
接触不良なのですが今回はそこも問題なさそうです。
で、分解していきながらいろいろチェックしていると
原因はどうやらシャッター羽根の固着のようです。
XAだからついつい、電気的な問題を心配してしまうのですが
今回はレンズシャッター機でシャッターが切れない場合に
最も多い原因ともいえる羽根固着でした。
ややこしい電気的な問題でなくて少し安心です(苦笑)
ちなみにXAシリーズはお預かりして分解しても
電気的なトラブルが原因で修理不能なものも
結構多いカメラです。

シャッター羽根、絞り羽根の清掃、レンズ清掃
各部清掃・注油、露出計及びおーと調整
ファインダー清掃及び距離計調整。。。等々
一通りの整備が完了した状態です。
軽快にシャッターが切れる状態になりました。
写真では専用フラッシュA11が装着されていますが
フラッシュを外すと本当にポケットに楽々入る大きさです。
常に持ち歩くカメラとして必要な資質を全て持っているカメラですね。
XAやXA2が定期的に私も欲しくなるのですが
こうやって整備しているとまた欲しくなってきました(笑)

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キヤノンF-1のカメラ修理

今日は「測量の日」だそうですよ。
測量。。。といえばやはり地図を連想してしまいますが
前にも他の記念日絡みで書いたような気がしますが
子供の頃は地図を見るのがとても好きでした。
もちろん日本地図や学校で使う地図帳も見るのですが
一番好きだったのは住宅地図。。。
私の場合は呉市内全域を網羅している分厚い住宅地図が
何故か家にあって(商売とかしてるわけでもないのに)
暇さえあれば開いてみてみました。
何かを調べるというよりは
例えば家の近くにある川がどこから来てどこの海に注いでいくのか。。。
なんてことを延々と地図をめくって辿っていくんですね。
で、散々見て何となく覚えたら
行けるところまで歩いて行ってみるのです。
ちょっとした冒険気分を味わっていたような気がします。
今はスマホやタブレットで相当詳しい地図を持って歩けるので
便利ですよねぇ。。。街中で道に迷うことなんてもうないのかな。。。

さてさて

本日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
キャノンの一眼レフのラインナップは
本格的なプロ指向の一眼レフを長らく欠いた状態だったのですが
1971年のF-1の発売により
その頃、この分野のトップを走っていたニコンF一桁機に
対抗できる体制となりました。
プロ向けの高級一眼レフということで
やはり最重視されたのは耐久性で
人の手によって徹底的にテストされ
シャッターは10万回切り、ダイヤル類のテストも
カウンターで数えながら実際に手で回すという徹底ぶりだったそうです。
加えてマイナス30度~プラス60度の温度域に耐える環境性能
さまざまな使用目的に対応できるシステム性等々
時代の先端を担う最高のプロ機材を目標に開発されました。
そんなF-1は現在でも非常に人気が高く
当店でも整備依頼の多いカメラでもあります。

お預かりしているF-1は
1980年に発売された
レークプラシッド冬季オリンピック記念モデルです。
なかなかお目にかかれない限定モデルです。
とはいえ、中身は普通のF-1と変わりないのですが。。。
1981年には「NewF-1」が発売されているので
旧F-1としては末期に近いモデルです。
1976年にF-1はマナーチェンジを行われているので
今回のレークプラシッドはもちろん後期モデルとなります。

しまった。。。この角度で撮ると
せっかくのレークプラシッドのロゴが
半分以上隠れてしまいました。。。(汗)
お預かり時には高速シャッターが開かない状態でした。
幕軸の清掃・注油、ミラー駆動部・巻上部の清掃注油
露出計の調整等々、一通りの整備が終わった状態です。
F-1は幕ブレーキに革のような素材が使ってあり
これに関連するトラブルが比較的多いのですが
今回もここが原因でシャッターの動きが不安定になっていました。
もちろん整備済みで現在は安定しています。

F-1を見るとどうしてもニコンF2と比較してしまうのですが
F2の無骨さとは正反対のスタイリッシュなカメラです。
どっちが良いとかではなくてもはや好みの問題だとは思いますが
何度見てもやはりカッコ良いですね。

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