月別アーカイブ: 2023年4月

コニカⅢのカメラ修理

今日は「エスプレッソの日」だそうですよ。
薫り高くて濃い味わいで美味しいですよねぇ
エスプレッソはエスプレッソマシンなどの
専用の器具で豆に蒸気による圧力をかけて
短時間で一気に抽出したコーヒーのことを指しますが
正確に言うと「エスプレッソ」あくまで製法のことなので
紅茶でも同様のものが可能で
「午後の紅茶」シリーズの一つとして
「エスプレッソティー」シリーズとかも発売されてますね
紅茶のエスプレッソ…飲んだことないのですが
これまた薫り高そうで美味しそうですね!
そういえば…以前、勤めていた会社の給湯室に
「来客用」のエスプレッソマシンがあり
そこで密かに毎朝エスプレッソ飲んでました…
苦みと香りでなんだかシャキッと目が覚めるのですよね!
家庭用のエスプレッソマシンちょっと欲しいかも…
でも本格的なものはお高いのですよねぇ(苦笑)

さてさて

本日は「コニカⅢ」のカメラ修理を行っています。
一般向けのコニカブランドとしての初のカメラ
「コニカⅠ」からの流れを汲む35mm判レンズ固定式
レンジファインダーカメラで
1956年発売のカメラです。
巻上方法が少々独特で
招き猫の手のように鏡胴のから根元から生えた
巻上レバーをダブルストロークで巻き上げます。
ダブルストロークで1回あたりの巻上量に無理がないこともあり
整備された個体では非常に軽快な巻上ができ
使っていて非常に楽しいカメラです。
この「Ⅲ」からセルフコッキングにもなっており
フィルム巻上と同時にシャッターチャージも行われます。
後のカメラでは当たり前のことなのですが
この時代はまだまだ巻上とシャッターチャージは
別々の操作のカメラが多い時代なのです。
今回の「Ⅲ」はいわゆる「L1」と呼ばれるタイプで
搭載シャッターはライトバリューに対応した
セイコーシャMXLです。
このセイコーシャMX系のシャッターは二眼レフ等でも
おなじみの高級シャッターユニットで
B・1S~1/500をカバーします。
最高速の1/500はこれまたおなじみの別バネ駆動です
ここでも何度も書いていますが
1/500にセットする際は必ずチャージする前にセットしておきます。
チャージ後はとても重くてセットできませんし
無理にセットすると故障の原因もなるので要注意です。
組み合わされるレンズはヘキサノン48mmF2です。

お預かりしているコニカⅢは
まずセルフタイマーがセットされている状態なのですが
そのセルフががっちり固着していて全く動きません。
レリーズはセルフと連動して半押し状態のまま、固まっており
当然ながら巻上不可の状態です。
後でわかったのですがそれとは別の原因で
シャッターもしっかり固着しており
セルフをとりあえず強制解除しても
シャッターは切れない状態でした。
さらにこれも巻上固着していたので
預かり時にはわからなかったのですが
巻上レバーを戻すためのバネが一部破損しており
巻上レバーが押し込むと
全く元の位置に戻ってこない状態になっていました。
破損したバネはストックしている部品取り個体から
移植するしかありませんが
他は大きな破損等はなく一通りの整備で何とかなりそうです。

セルフタイマーの固着は
とりあえずは応急処置で解除したのですが
これから本格的に整備を行っていきます。
並行してレバー駆動部のバネ交換を行っていきます。
ゴロンと転がっているシャッターユニットは
こちらも羽根固着が起こっているので
一通りの整備を行いスムーズに動作するようにしていきます。
もちろんレンズ・ファインダーの清掃調整も行います。
整備性は非常に良いカメラです。
私も個人的に好きなカメラで
今回の「Ⅲ」と全く同じ仕様のものを1台撮影用に持っています。
ご依頼者様にも存分に楽しんでいただけるよう
これからしっかり仕上げていきます。

ヤシカエレクトロ35GSのカメラ修理

今日は「いちご大福の日」だそうですよ。
もうこれを知った時点でいちご大福食べたくなってきました(笑
元来、甘いもの大好きな上に
餡子が特に好きなのですよねぇ…
だから「いちご大福」じゃなくても
普通の大福とか羊羹とか栗饅頭とか
かしわ餅とか最中とか二重焼きとか…
あげるとキリがないですねぇ(笑
そんな中でも確かにいちご大福は美味しいですよねぇ
ちょっと甘酸っぱいのがいいですよね
少し話がそれますが
最近、たまに無性にできたてアツアツもちもちふわふわの
「いが餅」が食べたくなるのです。
味が美味いのはもちろんですが
あの上に乗った色鮮やかなピンク・黄色・グリーン等々の
つやつやのもち米を視点でも楽しみたいのです~
私の生まれ育った地元だと秋祭りの日になれば
そこら辺中でできたてを食べられたのですが…
さすがにその日だけ呉に帰るのは難しいけど
今年の10月はいが餅だけのために呉に帰ろうかなぁ

さてさて

今日は「ヤシカエレクトロ35GS」のカメラ修理を行っています。
1970年発売のカメラです。
基本的な機能や構造は初代エレクトロ35と同様のカメラですが
レンズが新コーティングのカラーヤシノンDX45mmF1.7に
変更されています。レンズの構成や焦点距離に変更はありませんが
コーティングが変わると確実に写りに違いはあるはずです。
先述の通り基本的機構に違いはありませんが
細かな仕様変更は内部でいろいろ行われていて
やはり初期のエレクトロ35に比べると動作の安定性等は
かなり改良されていると思います。
エレクトロ専用と言えるコパルエレクのシャッターを搭載し
これまたエレクトロ専用と言えるHM-2Nの電池で駆動します。
(現在であれば4LR44+アダプタで代用します)
大口径レンズを生かして光量の少ない場面でも
簡単キレイに撮れることを目指したカメラです。
露出は絞り優先オート専用となります。
(電池消費しますが「B」も搭載されています)

お預かりしている「エレクトロ35GS」は
定番の電池室腐食もなく電池を入れて
背面のバッテリーチェックを押すと
ランプもまばゆく点灯します。
でも、肝心のシャッター制御ができないようで
電池が入っていないときと同じく
常に同じ速度でシャッターが切れてしまいます。
制御基板に電源がいっていないような感じの状態です。
電池室から配線は2本出ていて
片方はBC回路、片方は制御基板へ繋がっているような構造ですが
そのあたりに何か問題があるのかもしれません。
エレクトロ35はまれに基盤不良で修理不可な場合もあるのですが
この状態だとそれ以前の問題です。
まずは普通に電源が入るような状態にしていかなくては
それ以降の動作確認もできません。

時代が時代で初期の電子制御機なので
配線の多さがなかなかのもので何をするにも大変です。
制御不能の原因はやはり制御基板に正しく
電気が送られていないことが原因のようです。
エレクトロ35はどのモデルも
巻上レバーを少し巻き上げたタイミングで
レリーズの芯棒が戻る「カチン」という音がするのが
共通の特徴でレリーズ部のブッシュが劣化していると
この音がしなくなりオート制御不良の原因になります。
今回は「カチン」音はしていたのですが
開けてみるとレリーズ部のブッシュはボロボロで
よくもまぁこれで持ちこたえていたな…という状態でした。
もちろんこれも交換で対処していきます。
制御回路の動き自体は問題ない状態に調整できそうです。
他、レンズ・ファインダー清掃
巻上等の機械的駆動部の整備等も行って仕上げていきます。

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ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「椅子の日」だそうですよ。
「よい(4)いす(14)」(良い椅子)と読む
語呂合わせからだそうです。
椅子は大事ですよ~
私もそうですが特に長時間座ったままで
作業や仕事をしている方には本当に大事です。
変な姿勢や座面の悪い椅子に座り続けていると
確実に体調に異変が表れます。
単純に一時期的な「お尻が痛い」くらいならまだ良いほうですが
慢性的にお尻が痛くなる…腰に違和感及び痛み
肩や首への違和感・痛み、頭痛…いろんなものの原因になりえます。
少しだけいい椅子を手に入れても
困ったことに座っているうちに
どんどん座り心地が変わっていくのですよねぇ…
クッションや座布団、ジェルシートを駆使して
何とか快適に座っていられるように
結構いつも試行錯誤しています(苦笑)
お尻や腰に違和感を感じないようにするのは当然なのですが
私の場合、最近、少し負荷のかかる座り方をしていると
夕方以降にやたら足がむくむのですね。
(座っている時間が単に長すぎる場合も…)
だから足がむくんでいるときには
何か座り方がおかしい…と判断していろいろ確認することにしています。
そろそろまた何かよさそうな椅子を探してみるかな…
お安くても
あ、その前にジェルシートがへたってきているので
買い換えないと…(苦笑)

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
60年代半ばから70年代前半にかけての
ミノルタを代表するカメラだと思います。
ミノルタ初のTTL測光方式を採用した一眼レフカメラでもあり
ファインダー視野の上下を2個のCdS受光体で測光し
風景撮影の折などに空の強い明るさ等で
全体が露出不足になる傾向を補正できるミノルタで言う
「CLC」方式を搭載しています。
現在の分割測光の元祖ともいえる測光方式です。
ミノルタ初の開放測光機でもあり
開放測光に対応するためにレンズ群も絞り伝達機構を備えた
「MCロッコール」にモデルチェンジされました。
(マウントの形状そのものは変わっていないため
露出計連動を考えなければ従来のオートロッコールも装着は可能)
露出計周りに新しい機能が多くそこに注目が集りますが
基本的なシャッターや巻上も非常に丈夫にできていて
安定して動作するカメラです。
ロングセラー機である上にヒット商品なので
現存台数も多くその中には数十年放置されたままの
状態の良くない個体も多いのですが
それでも何とかシャッターは切れる…という個体も多いと思います。
とはいえ、経年劣化で動きの悪いものが
がんばって動いているだけとも言えるものが多いので
スムーズに本来の動きができるように
整備が必須のカメラともいえます。

お預かりしている「SR-T101」は
寒いときに頻繁にミラーアップしたままになってしまうということで
お預かりしましたが
充分に暖かい今の季節でも頻繁にミラーアップしたままになるようです。
ミラー駆動部の動きが悪いことも多少ありますが
大きな原因はシャッター幕の動きが悪く
幕走行完了後にミラーアップのレバーを
うまく蹴りだせないことが原因と思われます。
幕走行状態がそんな感じなので
測定機でSS測定しても高速シャッターの精度は全く出ていません。
やはり幕軸を中心に動きを良くする整備が
一通り必要な状態だと思われます。

プリズム上にCLCの特徴である
二つのCdSが装着されているのがよくわかりますね。
ちなみに今回は露出計も全く動かない状態でした。
原因はSW部の緑青による接触不良です。
もちろんこちらも修理で対応します。
加えて明るさによって露出計指針が
それ相応に変化していかなければいけないのですが
当初、それも反応はしていても変化が乏しい状態でした。
こちらの原因このカメラではたまにあるのですが
ハンダの劣化による接触不良が原因です。
見た目には全く劣化しているようには見えないのですが
ハンダを完全に吸い取って新しいハンダで付け直すと
明らかに状況が改善します。
これがあるのがわかっているので
このカメラの整備時には各要所のハンダは
いずれにしても付け直します。
他、巻上やミラー駆動部の整備
ファインダー清掃等々を行って
快適に使えるように仕上げていきます。

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オリンパス35DCのカメラ修理

今日は「パンの記念日」だそうですよ。
1842(天保13)年のこの日に
伊豆国の韮山代官において
西洋流兵学者の江川太郎左衛門英龍が軍用携帯食糧として
「兵糧パン」と呼ばれる「乾パン」を作ったのだそうです。
これが日本で初めて焼かれた「パン」と言われていて
これを記念した日なのだそうです。
私は基本的に朝もご飯なのですが
それでもなんだかんだでパンを口にすることは多いですね
サンドイッチだったり菓子パンだったり…
たまに無性にこんがりトーストした食パンに
マーガリンを塗りまくって
食べたい衝動に駆られることがあります(笑
あまり身体にはよくないでしょうがたまになので…
そのために少し前にトースターも
昔ながらのボップアップに買い換えたのですが
あまり活躍していなですねぇ…
でもこんなことを書いていると
無性にトーストが食べたくなってくるので
今日はヒサビサに食パンを買って帰りましょう!
あ、マーガリンもないから買わなくては…
(個人的好みで「ラーマ」派です)

さてさて

本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
「DC」はデラックスなコンパクトの頭文字です。
1971年発売のカメラです。
40mmF1.7の大口径レンズを搭載して
露出はプログラムオートで制御します。
シャッター自体は機械制御なのですが
露出計と連動してプログラム露出を行い
光量不足の際にはオリンパスお得意のシャッターロックがかかるので
実際は電池を入れないとシャッターの切れないカメラです。
シャッターユニットも少々独特なもので
シャッター羽根と絞り羽根が兼用されている構造です。
大口径レンズ搭載というと大口径ならではの
ボケ味を楽しみたくなると思ってしまいますが
このカメラの大口径はあくまでも日中から
少し薄暗い場面までをできる限りプログラムオートで
簡単に撮影するための大口径レンズです。
(当時のフィルム感度はASA100が主流ですし)
当時の大口径レンズ搭載のコンパクトカメラの
多数が同様の理由での大口径レンズ搭載だと思いますが
「35DC」の場合はプログラムオートでそのあたりを
かなり割り切った考え方のカメラなのだと思います。
それでも高級レンズ搭載なのは間違いなく
写りは非常に秀逸なカメラです。

露出計連動のプログラムオート専用機ということで
露出計がきちんと動作してある程度、精度も出ていることが
大前提となるカメラです。
お預かりしている「35DC」は露出計は一応動作しているのですが
その精度はやはり大幅にズレてしまっているようです。
それとは別の問題でオート制御にもズレが見受けられます。
露出計に関しては各接点やハンダ等の劣化が主な原因かと思われ
オート制御の問題は羽根の粘りが原因かと思われます。

それでも今回の「35DC」はかなりコンディションとしては
良いほうだと思います。
今回はもちろん大丈夫なのですが
露出計の本体のトラブルが多いカメラでもありますし
あとはASA設定リングが破損していることも多いカメラです。
(落下させてレンズ側にショックを受けると大抵ここが壊れます)
今回は一通りの整備と調整でかなり良い状態になると思われます。
フィルム室のかなり多めに使われているモルトも
当然ながら全滅ですのでそのあたりも含めて
しっかり仕上げて安心して使える状態にしていきます。

ペンタックスMEのカメラ修理

今日は「よいPマンの日」だそうですよ。
「Pマン」って何???何かのキャラクター???と思って調べたら
野菜の「ピーマン」のことだそうです(笑
「P」と「9」の形が似ていることから「よ(4)いP(9)マン」の
語呂合わせなのだそうです…いや…かなりまた強引な…(苦笑)
子供の嫌いな野菜のツートップとして
ニンジンと並んでこのピーマンもそうですよねぇ
私はどちらもそれほど子供の頃から嫌いではなくて
特にピーマンは火を通した時のあの独特の香ばしさと
ほのかな苦みが好きなほどでした。
今でも魚以外の肉類の付け合わせと思うとピーマンよく買いますねぇ
大人になってからはほとんど好き嫌いはないのですが
あまり得意ではないのは子供の頃から酢の物全般と
カボチャかなぁ…(笑
あのもさっとした触感がどうも…
話がそれました…最近は緑色のピーマンだけではなく
成熟した赤色や黄色、橙色のピーマンもたまに売られてますね
緑色のものは完全に成熟していないものだそうですが
成熟するまでに日数がかかるため、
効率よく採れる「緑色のピーマン」が一般的に販売されているのだそうです。
ま、彩りは二の次かな…安くて美味しければ文句ないので
緑色で充分な気もしますが…

さてさて

本日は「ペンタックスME」のカメラ修理を行っています。
一気に小型化された「ペンタックスMシリーズ」の
中核であり基本形ともいえるカメラです。
「Mシリーズ」として最初に発売されたのは
機械制御シャッター機の「MX」ですが
「MX」は「Mシリーズ」の中では異端児的なモデルでもあるので
その1か月後に登場した「ME」のほうが
「Mシリーズ」としては本命だと思われます。
絞り優先オート専用機ですが軽量コンパクトで
非常に使い心地のよいカメラです。

「ME系」の定番トラブルと言えば
「ミラーアップしたまま固着」というパターンで
原因はミラー駆動部のゴムブッシュの劣化です。
ただ今回は症状は「ミラーアップしたまま固着」なのですが
原因はミラー駆動部ではないようです。
…というのも「オート時」しかこの症状は出ず
機械制御の「100X」にシャッターを設定すると全く症状が出ないのです。
ミラー駆動部が原因であれば制御が機械だろうと電気だろうと
毎回出るのが普通です。
オート時だけ出るのであれば電気的制御の問題か?ということになりますが
どうやらそうでもないようです。
いろいろ測定しながら試して気が付いたのですが
どうも後幕(金属羽根)の幕即が異様に遅く
後幕の動作不良に起因するミラーアップのようです。
こういうパターンはMEではちょっと珍しいですね。


ただ電気的制御の問題ではなく
機械的なシャッター動作不良なので修理は可能です。
これからシャッターユニットの分離及び整備に取り掛かりますが
おそらくユニット内のブッシュか何かの劣化によるトラブルかと思われます。
露出計やオート制御的にも電子基板には何ら問題はないようです。
まだトラブルシューティングと並行して分解している状況ですが
何にしても原因をはっきりさせて
修理及び整備を行っていきます。

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リコーフレックスニューダイヤのカメラ修理

今日は「タイヤゲージの日」なのだそうですよ。
明日が「タイヤの日」でその前日の今日が
「タイヤゲージの日」で
タイヤの空気圧に関心を持ってもらおうという日なのだそうです。
空気圧は大事ですよねぇ
安全性の面ではもちろんですし
そこまで圧力が劣悪ではなくても
乗り心地や燃費にも影響します。
季節や温度でも空気圧は変化しますし
他にも様々な要因で空気圧は低下する方向に作用します。
タイヤゲージはお安いものなら数百円でも手に入りますが
精度的には今一つですし
タイヤゲージって使っていくうちに誤差も出てくるものなのですよね。
あらゆる測定機器においてそうなのですが
(たとえば当店のカメラテスターとかも)
本当にその測定機器が正しい値を測れているのかっていう点も重要ですよね
もうこれは定期的にテスターのためのテスターで
測定したり確認しながらメンテナンスするしかないのですが…
タイヤゲージもそういう意味からは
個人で測るのはあくまで運航前点検の目安程度で
(今どきの車だと空気圧センサーが
装備されているものも多いそうです)
数ヶ月に1回くらいは工場やディーラーで
測ってもらったほうがいいような気がします。
カメラは壊れても命に関わることは少ないとは思いますが
クルマやバイクはまさに命を載せてますものね
空気圧…大事ですよ

さてさて

本日は「リコーフレックスニューダイヤ」のカメラ修理を行っています。
リコフレというとピントギアの特徴的な
プレスボディでシンプルかつ軽量コンパクトな
従来からあるモデルが有名ですしイメージもされやすいと思いますが
「ダイヤシリーズ」従来のリコフレとは全く異なる
少し高級な二眼レフのシリーズです。
ボディもダイキャストボディとなり
ピント調節もヘリコイド+ボディ両側に突き出たレバーで行います。
このレバー式のピント調節は非常に使いやすく
素早くにもじわっとゆっくり合わせることにも対応できます。
1955年に最初の「ダイヤ」が発売され
その翌年の1956年に「ニューダイヤ」が発売されます。
わかりやすい違いはフィルムター枠がねじ込み式なのが最初のダイヤで
バヨネット式なのが「ニューダイヤ」です。
搭載されるシャッターユニットやレンズは
この時代のカメラなのでバージョン違いがあるような気もしますが
今回お預かりしている「ニューダイヤ」は
シャッターはシチズンMXVでSSはB・1s~1/400
レンズはリケン・リコナーの80mmF3.5です。
ミノルタオートコード等と同様に
設定されたSSや絞りはビューレンズ上側の窓に集中表示されます。
これも便利なのですよね。
構えた体制そのままで設定が確認できます。
文字が少し小さくて加齢で目が悪くなってくると
少々見づらいのはご愛敬です(苦笑)

お預かりしている「ニューダイヤ」は
かなり長い間、仕舞い込まれたままで使われていなかった個体と思われます。
それでも保管状況はそれほど悪くなかったようで
シャッターは一応作動します。
しかしながらさすがにシャッター羽根の汚れ等による粘りが見られ
スローシャッターに関してはガバナにも粘りが見られ
SS1秒だと今にも止まってしまいそうです。
さらにレンズにはかなりのカビの発生が見られ
ファインダースクリーンも同様です。
二眼レフでは定番ですがファインダー内のミラーは劣化で相当曇っており
ここはいつものごとく交換で対処しなくてはなりません。
自慢の左右出しピントレバーは動作はしているものの
動きは相当重く素早いピント合わせには対応できない状態です。
やはり全体的に清掃整備が必要な状況です。

とはいえ致命的な破損等があるわけではなく
コンディションとしては良いほうだと思います。
ただこのままバリバリ使うのはちょっと無理ですし
動きの重い各部を酷使して使用するのは
さすがにカメラそのものがかわいそうです。
部品自体が古く無理がさせられないのは
整備後も同様ですが
最小限の力でできるだけ無理なく動く状態で
使い続けてあげることが
この類の機械に一番良いような気もします。
そうできるようにするためにも
今回もしっかり整備して仕上げていきたいと思います。

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ニコマートFTNのカメラ修理

今日は4月6日ですね。
もう簡単に想像できますが
語呂合わせで「白の日」「城の日」だったりします。
そして少しひねって
「シールの日」というのも制定されています。
子供の頃、雑誌の付録とかでついてきたシールを
タンスや水屋箪笥に貼りまくって
よくばあさんに怒られたな(苦笑)
比較的大きくなっても今度は当時のアイドルや
好きなバンドのステッカーやシールを
本棚やカバンに貼ってましたね。。。
そういえば高校生の頃はギターハードケースや
エフェクターボードに大量に貼ってました…
いやいや近年もカープや選手のシールやステッカーを
無節操には貼りませんがちょくちょく貼っていますね…(笑
子供の頃の話だけかと思いきや
今でもシールやステッカーは割と身近に
いろいろ貼っていることが再確認できました…
カメラだって昔はアルミケースや
フィルターケースなんかに
好きなカメラメーカーや用品メーカーのステッカーなんかを
貼ってたりしましたねぇ
さすがにカメラボディ本体には貼りませんが…
シール・ステッカー類って思っていたより
使ってますし楽しいですね…
またこんなことに気づくと昔懐かしのシール類を
ネットで探し始めたりしそうだから気を付けないと…(苦笑)

さてさて

本日は「ニコマートFTN」のカメラ修理を行っています。
ニコマートFT系は機械制御シャッターを搭載する
中級マニュアル機のシリーズです。
シャッターは自社製ではなく金属羽根縦走りの汎用シャッターユニット
「コパルスクエア」を搭載します。
同系列のシャッターユニットが各メーカーで採用されているので
おなじみのユニットシャッターですね。
最初に発売されたのは1965年の「ニコマートFT」で
その後、露出計を省略した「ニコマートFS」が追加となります。
そして1967年に改良モデルである「FTN」が発売されます。
開放F値補正操作を取り入れ
絞り環を往復させるだけで開放F値の設定が完了します。
(いわゆるニコンのガチャガチャです)
露出計もそれまでの平均測光から
中央部重点測光に変更されています。
この「FTN」がニコマートFT系の中では最も台数の売れたカメラで
現存台数も非常に多いですし
フィルムカメラの扱いがあるところなら
大抵の中古屋さんに必ず1台はあるカメラです。
リサイクルショップのジャンクコーナーでもよく見かけますね。
以前の中級機であるニコレックス系での失敗を踏まえて
ユニットシャッター等を採用しつつも
開発製造はニコン社内で行われています。
コパルシャッターの高い耐久性もあり
ニコマートFT系は基本的には非常に丈夫なカメラです。
数十年放置されている個体でもとりあえずシャッターだけはちゃんと動き
精度や汚れはともかくとしても
何とか撮影にも使用できる…というものも数多く存在します。
とはいえ動きの悪くなっているものや内部に使われたものも含めた
モルト等は全滅だと思われるので
やはり大抵の個体で整備が必要な状態だとは思います。

お預かりしている「ニコマートFTN」も
まずはシャッターはちゃんと動作しています。
ただやはり羽根の汚れ等もあるせいで
高速シャッター時に少々精度が不安定です。
そして露出計も動作していますが
大幅にアンダー気味でさらにマイラー抵抗の汚れの影響もあるようで
動作が非常に不安定です。
そしてモルトは当然ながら全滅です。
プリズム、接眼レンズ、コンデンサレンズにも
大量にカビが発生しています。
やはり全体的に整備が必要な状態です。

画像は本格的に分解整備に取り掛かる前のモノですが
マイラー抵抗等の清掃を行って電気的な調整を行う段階で
気が付いたのですがCDSにかなり問題があるようです。
光に対して反応はするのですが全体的に抵抗値が低く
反映してかなりアンダー気味…まではわかっていたのでいいのですが
明るさに対する反応もかなり悪いようです。
全体的にアンダーなのは一旦おいておいても
例えばLV15からLV12に光源の明るさを変化すれば
当然、3段分抵抗値は上がってほしいわけなのですが
1段…いや2/3段分しか抵抗値は変化しません。
当然露出計指針も同様の動きをします。
CDS自体がかなり劣化して明るさに対して鈍くなっているようです。
さすがにこれは調整等ではどうにもならないので
ストックしている中古良品のCDSに交換で対応します。
CDSの劣化って巷で言うほどあまりない印象なのですが
今回は見事にダメなようですね。
変わったCDSを使われている場合はかなり困ることになりますが
ニコマートFT系であれば大丈夫です。
露出計も含めて実用上問題のない状態に仕上げていきます。

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キヤノンAE-1のカメラ修理

今日は「オープンカーの日」だそうですよ。
日付は「4月」が桜の舞う中を走れる
オープンカーにとって最高のロケーションの時期であることと
オープンカーは「五感」に訴えかける車であることから
4月5日にとのことです。
花粉症でさえなければオープンカーには最高の季節ですね!
私も過去に2シーターオープンに乗っていたことがありましたが
雨の日以外はやたらめったら1年中幌開けてました(笑
で、一般的に辛そうだと思える「冬」は
近年のオープンカーは
ある程度対策して着込んでおけば意外と快適なのですよ
特にシートヒーティングのあるクルマで
窓さえ上げておけば風の巻き込みもほぼないですし
背中と足元は暖かくて顔にわずかにあたる風だけが冷たくて
かなり気持ち良いのです。
冬が辛いのはやはり圧倒的にバイクのほうで
もはや桁違いに寒いです。
それでもバイクはバイクでまた魅力的なのですが…
オープンカーがつらいのは一見快適そうに見える「夏」で
走っていてもめちゃくちゃ暑いですし
渋滞になんかに巻き込まれた日には地獄です…(苦笑)
でもヘルメットも必要なく風を直接感じられる
オープンカーはやはりいいものです。

さてさて

本日は「キヤノンAE-1」のカメラ修理を行っています。
カメラの電子化を一気に進めることとなる
「Aシリーズ」の一号機として1976年に発売されたカメラです。
その3年前に発売された「EF」と同様に
シャッター優先オート露出を搭載しますが
こちらは全速のシャッターが電子制御で
オートの制御等もカメラには
世界初搭載のマイクロコンピュータ制御によって行います。
それでいて生産の効率化もさらに進められ
部品点数も300点以上削減されているそうです。
実際、50mmF1.4付きで81,000円と
機能を考えるとかなりのコストパフォーマンスです。
「AE-1」の登場により
さらに進んだカメラの高機能低価格化に
ついてこれなくなったいくつかの中堅メーカーが
一眼レフ市場から撤退したともいわれています。
それでもシャッターはEFとは異なり
従来ながらの布幕横走りなのです。
駆動部自体は思ったよりもこれまで培ってきた
機械的な技術で制御の電子化を進めたカメラと言えます。
それでもまだSSダイヤル連動に連動糸が使われていたりと
まだ過渡期であることも確認できます。

相当数の大ヒット商品なので現存数も非常に多いカメラです。
その分、トラブルを抱えている個体も多いのですが
電子部品関連のトラブルは比較的少なく
トラブルの多くは機械的駆動部に発生しているものがほとんどです。
今回お預かりしている「AE-1」は
定番のシャッター鳴きこそないものの
まず電池蓋のロック部が破損しており電池室が閉まらず
シャッター幕の走行不良でミラーアップしたまま固着しています。
さらに露出計の値がかなりおかしなことになっているので
嫌な予感を抱えつつ上カバーを開けてみると
連動糸にトラブルがあり正常に露出計連動できていない状態でした。

それまでのキヤノンのカメラとは明らかに異なる造りですが
意外と整備性は良いカメラです。
ただ正しい手順がわかっていないと
とんでもないトラブルを引き起こてしまうカメラでもあります。
電池室の蓋は一部破損部品を交換し
連動糸のトラブルも対処を行い
他はいわゆる機械的動きを良くする整備を一通り行い
電気的な調整を行っていきます。
もちろん定番のシャッター鳴きの予防も行っておきます。
この「AE-1」も長らく眠っていた個体かと思われますが
今回の整備修理で再び大活躍できるように復活です。

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ペンタックスSPFのカメラ修理

今日は「趣味の日」だそうですよ。
「し(4)ゅみ(3)」(趣味)と読む
語呂合わせが由来となっています。
仕事と同様に趣味にも情熱を注ぐ大人を応援することが目的だそうです。
ここを見ている方は当然ながら
カメラや写真を趣味にしている方がほとんどだと思われますが
仕事以外に何か自分の本当に好きなことに
没頭できるのは良いことですよね。
趣味であれば好きな時に集中してコストも時間も
自分の好きなだけかけられますし
逆に気が向かなければ少し離れてもよいですし…
私の場合は日頃気分転換で撮っている写真はともかく
カメラ弄りというか修理整備は
仕事にしてしまったので
単純に楽しむだけでは済まなくなってしまいました(笑
趣味…というか好きなことを仕事にしてしまうのは
人によっていろいろな考えや思いがあると思うので
ここではあえて触れないでおきます(苦笑)
趣味と一括りで言っても
その人それぞれでアプローチがいろいろあって
単なる気分転換や暇つぶしレベルのものから
膨大なエネルギーや時間・コストを
無尽蔵に費やすものまで千差万別ですが
何にしても楽しむことが大切だと思います。

さてさて

本日は「ペンタックスSPF」のカメラ修理を行っています。
大ヒットモデル「SP」の後継機…というよりは
改良機といえるカメラだと思います。
1973年発売のカメラです。
先行発売されたSMCタクマーレンズとの組み合わせで
開放測光に対応したカメラです。
SMCタクマーレンズはねじ込み部こそM42マウントと同様ですが
ボディ側と連動する装着時定点と絞り連動爪を設けることによって
SPFやESシリーズとの組み合わせで開放測光を可能にしています。
先日のフジカSTシリーズのブログでもSTマウントの
話で同様のことを書きましたがこうなってくると
従来のM42マウントからは少し離れた規格となってしまいます。
SPFの場合、従来のM42マウント装着時には
絞り込み測光で従来のSPと同様に使うことができます。
少し話がそれますがM42マウントは確かにユニバーサルマウントで
世界中のメーカーから同マウントのレンズが製造されていますが
絞りピンの長さや自動絞りへの対応等で
各メーカー独自の解釈をしている部分も多いので
特に海外製品のレンズを装着する場合は
相性等の問題もあるようなので
注意が必要かと思います。
ペンタックスの場合、タクマーレンズを使っている分には
従来のM42だろうとSMCタクマーだろうと測光方法の違いはあれ
装着自体に心配はないのですが…

お預かりしている「SPF」は
まずシャッターを切るとかなり高い確率でミラーアップしたままとなり
プリズムはお約束の横一線の腐食
そして露出計は不動と
長い間島こまれたままのSP系によくあるトラブルが
一通り発生ているような状態の個体です。
電池室には昔の水銀電池MR9が入ったままになっており
一見液漏れもなくダメージは少なそうですが
やはり電池から出るガスの影響もあり
端子や配線はかなり腐食しています。
マイナス側端子は少しピンセットで引っ張っただけで
簡単に折れてしまいました。
そうはいってもどれもよくあるトラブルで
プリズムは交換で対処するしかありませんが
どこかに致命的な破損等があるわけではなく
一通りの整備を行い機械的動作部はとにかく動きを良くしていき
電気的な接点やハンダは導通を確保できるように
整備していくことで通常の動きを取り戻すことができます。

シャッターや巻上、ミラー機構部等はSPと何ら変わりません。
ただ露出計にかかわる部分は全てもはや別物です。
その上、SPFの露出計はよくある単なる電流計ではなく
両端から引っ張り合うような少し変わった構造のものです。
それなりに回路を把握していないと
何かトラブルがあった場合の修理には対応しにくいと思います。
さすがにSPFも何度も何度も整備を行っている機種なので
大体頭に入っていて回路図を引っ張り出すようなことは
今ではあまりありませんが…
とはいえ毎度のことですが油断は禁物です。
慎重に整備を行って仕上げていきたいと思います。

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マミヤシックスのカメラ修理

今日は「五百円札発行記念日」だそうですよ。
1951(昭和26)年のこの日に
政治家・岩倉具視の肖像の500円札(B号券)が
日本銀行より発行されたことが由来となっています。
懐かしいですねぇ~500円札
1969(昭和44)年11月1日に500円札(C号券)に
変更されていてB号券と同じで、表面は岩倉具視、裏面は富士山と
デザイン的には大きく変更されなかったのですが
全体的に青い印刷のお札で
個人的に馴染み深いのはこっちですね。
500円札握らされてよくタバコ屋とかにお使い行かされました(笑)
1982(昭和57)年に500円硬貨が発行された後も
1985(昭和60)年までこの500円札の製造は続けられ
1994(平成6)年4月1日に銀行での支払いが停止されました。
思ったより長く造られていたのですよね
確かに高校生の頃にまだ500円札って普通にありました…
キレイなの1枚ちゃんと取っておけばよかったなぁ
価値が云々とかじゃなくて思い出として…(笑

さてさて

本日は「マミヤシックス」のカメラ修理を行っています。
いわゆるホールディングカメラ、スプリングカメラですね。
この類のカメラは蛇腹の状態が不安なものが多く
当店でも蛇腹の修復・交換は行っていないので注意が必要です。
マミヤシックスも1940から50年代の後半にかけて
いろいろなモデルが発売されており
この時代のカメラではよくある話ですが
ボディにあるモデル名の刻印は「Mamiya-Six」あるいは
「Mamiya-6」としかないのでモデルの判別に苦労するカメラです。
修理する立場としてはどのモデルでもあまり大差はないのですが
中古屋さんとかは把握していないといけないから大変でしょうね…
今回お預かりしているマミヤシックスは
645,6×6の切替可能で、フィルム送りは赤窓式
距離計窓が角型…等々の特徴から「マミヤシックスK2型」だと思われます。
搭載レンズやシャッターユニットは何種類かあるようなのですが
今回はシャッターはコパルMXで1/300~1秒・B
レンズはセコールS 7.5cmF3.5です。

レンズシャッター機でよくあるシャッター羽根の粘りは少々ありますが
何とかシャッター自体は動作しています。
きちんと羽根清掃をしないと精度的には問題あるとは思います。
しかしながら今回はそれよりも大きな問題を抱えていて
シャッターチャージするとシャッター羽根が少しだけ
開いた状態でチャージロックされてしまうのです。
シャッターを切った後はきちんと閉じます。
これではすべてのコマが完全に感光してしまいます。
このままでは全く使えない状態です。
最初は羽根粘りのせいかな…とも思ったのですが
現在の粘りの状況から考えておそらく原因は全く別かと思われます。
まずはシャッター羽根駆動部が見える状態にして
動きを確認していきます。

やはり羽根自体の動きは問題ないようで
羽根清掃を行えば粘りも解消されそうです。
チャージ時に羽根が開く原因はチャージロック時に
羽根をロックする爪が少し変形してしまっているため
チャージロック位置がズレてしまっていることが原因のようです。
確かにそれほど強度のある爪ではないのですが
こんなとこがなぜ曲がって(変形して)いるのか…
強引に修正すると爪を破損する恐れがあるので
慎重にほんのわずかずつ正しい形状に修正をかけていきます。
言葉にすれば短いですがここまでかなり時間を要しました。
とりあえずは正しくチャージされて動作してする状況になったので
強度的に問題がないかどうか少し時間をかけて
いろいろテストを行っていく必要がありそうです。
他、距離計のズレやファインダー・レンズ清掃等々
全体の整備も行っていきます。

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