今日は「ボウリングの日」だそうですよ。
1861(文久元)年のこの日付の英字新聞
「ザ・ナガサキ・ショッピングリスト・アンド・アドバタイザー」に
長崎出島の外国人居留地に日本初のボウリング場が
開設されたと掲載されたことにちなんだものだそうです。
私の生まれたころに「ボウリングブーム」が巻き起こり
そこいら辺中にボウリング場が建設されました。
私が子供の頃にはまだ余波でたくさんのボウリング場があり
私が覚えているだけでも生まれ育った呉市に
(当時は人口のピークで30万人)
7か所のボウリング場がありました。
じいさんも親父もボウリング好きなうえに上手くて
アマチュアの大会で優勝してくるほどでした。
それもあって家の中にはボウリングのピンやボールが
普通に置いてあったりしました
高校生の頃になると友達が集まるとボウリングに行くことが
多くなりました。その頃にはボウリング場も減っていましたが
今よりはまだまだたくさんありました。
そんな感じでボウリングに関する思い出は多いですねぇ…
もう何十年投げていませんが…
足が少し不自由になったからもう無理でしょうねぇ
身体が自由に軽く動く頃が懐かしいです(笑
さてさて
本日は「リコー500GX」のカメラ修理を行っています。
1977年発売のコンパクトカメラです。
40mmF2.8のレンズを搭載し
シャッターはB・1/8~1/500をカバーします。
マニュアル露出も可能ですが
露出計に連動したシャッタースピード優先オートでも使用できます。
コンパクトな割には何でも一通りこなせるカメラです。
1972年発売の「500G」やその翌年に出た「500GS」が同じ系列のカメラで
「500GX」が最終モデルにあたります。
お預かりしている「500GX」はまず露出計に問題があるようです。
全く動かないわけではなくて電池をいれて
かなり明るい光にあてれば少しばかり指針に反応があるのですが
ほとんど動かないといっていいほどの状態です。
シャッターは一通り切れていますが若干の粘りあり
レンズ・ファインダーにはそれなりにカビや汚れがあるようです。
おそらくかなり長い間、使われずに
しまい込まれていたカメラだと思われますが
いずれにしても普通に使うためには修理整備が必要です。
同社のオートハーフでも見られるような
アルミカバーで前後を覆うモナカ構造で作られています。
フィルム室を裏ブタの形状での遮光を行わないため
より薄くコンパクトにできますが
その分遮光は大量の遮光材(モルトプレーン)に頼ることになります。
画像ではわかりにくいですが裏ブタに大量に貼られた
モルトはもちろん劣化でボロボロで遮光の役目は果たしておりません。
もちろん交換で対応いたします。
これから分解を進めて露出名のトラブルの原因も
確認していきます。
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