日別アーカイブ: 2026年2月23日

ヤシカエレクトロ35GSのカメラ修理

今日は「富士山の日」らしいですよ。
「ふ(2)じ(2)さん(3)」(富士山)と読む語呂合わせからですね。
そしてこの時期、富士山がよく望めることからだそうです。
そうなのですよねぇ…思っている以上に
晴れていても富士山が雲に隠れていることは多いのですよ。(笑
日本一高い山であることは周知の事実ですが
独立峰で遠くからもよくわかる美しい山容がやはり魅力ですよね。
過去、山登りを頻繁にしていた頃に
一度だけ弾丸登山で登ったこともありますが
まぁ登るのは一度で十分すぎるかな…(苦笑)
富士山は1回登っただけですが
標高国内2位の北岳には4回登っているので
まぁ歩く楽しさは…そういうことですね…
(あくまで個人的好みです)
都内からもいたることろから富士山は望めますが
富士山が見える最も遠い場所は現在は
和歌山県那智勝浦町の色川富士見峠とされていて
富士山からは322.9km離れているそうです。
余談ですが神奈川県内の国道246号を小田原方面に向かっていて
伊勢原と秦野の境でもある膳場トンネルを抜けると
目の前に大きな富士山が現れて
いつも迫力に圧倒されるのですよねぇ…

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GS」の
カメラ修理を行っています。
1970年発売のカメラです。
内部構造的には初代からの
エレクトロ35を引き継いでいるカメラですが
この「GS」から搭載レンズの
コーティングが変更され
レンズ名もカラーヤシノンDX45mmF1.7となっています。
相変わらずの大口径レンズで
初代からのテーマでもある
「ろうそく1本の光でも写るカメラ」を体現しています。
シャッターは専用シャッターとなるコパルエレクで
長時間露光に強い電子制御シャッターです。
ちょっとだけ個人的な欲を言えば
「B」だけはメカニカルだともっと良いのですが…
露出制御は絞り優先オートで使用します。
使いやすさと写りの良さが高いレベルでバランスした
非常に良いカメラです。

お預かりしている「エレクトロ35GS」はお決まりの
電池室腐食もなく電源は安定して入ります。
ただシャッターは全く制御されておらず
明るさや設定絞りにかかわらず常に一定速で切れてしまいます。
暗い場所に向けてレリーズを半押しすると
スロー警告の黄色警告灯が点灯するので
電子回路的にはスローを切ろうとしているとは思われます。
マグネットの吸着不良も疑われますが
エレクトロ全モデル共通の
巻上時のレリーズ軸が戻る「カチン」という音がしないので
そのあたりも原因かと思われます。
この症状の原因はゴムブッシュの劣化・溶解ですが
この音がしない状態だとオート制御はうまく動作できません。
そのあたりも含めて整備一式を行います。

この時代の電子制御機機なので配線も多く
配線が多いということはハンダ不良・劣化の可能性も高く
そのあたりもテスターも使いつつ確認しながら作業を行います。
先述のレリーズ部ゴムブッシュは
劣化によりほぼなくなっているような状態でした。
電子制御機はマグネットの吸着と
各接点が動きの肝となりますので
その汚れを入念に除去して動きを確認していきます。
シリーズ前期のエレクトロは少し大柄なこともあり
この種の電子制御機としては
整備性は非常に良好です。
依頼も多いカメラなので弱点も把握しています。
しっかり使える状態に仕上げていきたいと思います。

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