ヤシカエレクトロ35GSのカメラ修理

今日は9月15日。。。「敬老の日」が9/15から
9月第三月曜日に変わってもう14年も経つのですね。。。
敬老の日が変更になってからも9月15日は
「老人の日」ということになっているのですね!
「老人の日」ってちょっと言い方が印象悪いなぁ。。。と思っていたら
もともとは「としよりの日」だったのが「言い方が酷い」ということで
「老人の日」に改められ、さらに「敬老の日」に変わったのですね。。。

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GS」のカメラ修理を行っています。
「ろうそく1本の光でも写真が撮れる」を目指して作られたという
エレクトロ35ですが初代の発売は1966年です。
今回お預かりしている「GS」は小変更のあった「G」に
レンズが新コーティングのカラーヤシノンに変更されたモデルです。
ちなみにブラックモデルは「GTS」というネーミングになっています。
基本的な中身の構造は初代のエレクトロ35と同様です。

ブラックモデルも良いですが
個人的には初期のエレクトロのギラギラしたシルバーは
何とも言えず魅力的です。眺めているだけでも楽しくなってきます。
今回、お預かりしているエレクトロは
ご依頼者様のおじいさまのカメラということですが
保存状態も非常に良く正に「ギラギラ」としたシルバーです。
少々レンズとファインダーにカビがある以外は
外観上は全く問題なさそうです。
動作もとりあえずは動くのですが
オートが非常に不安定です。
それとは別の問題ですが電池室も緑青が出ていて
電源供給にも少々が不安があります。

エレクトロ35は電子シャッター機です。
このカメラのために作らせたといわれている
「HM-4N」という水銀電池を使いますが
今回は市販の電池アダプタ+4LR44で対応します。
オート不安定の原因は
レリーズ下のブッシュ劣化が原因のことが多いのですが
こんかいはそれだけでなく接点の汚れや劣化に原因がありそうです。
これからシャッターユニット周りから
各部点検整備一式を行います。