オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「日本人初飛行の日」だそうです。
1910(明治43)年のこの日、東京・代々木錬兵場(現在の代々木公園)で
フランス製の複葉機を使って4分、3000mほど飛んだそうです。
全然関係ないけど「練兵場」って呼び名が懐かしいな。。。
私の通っていた高校の近くに昔の練兵場として使っていた広場があって
じいさんばあさんはそこを「練兵場」って呼んでました。
で、初飛行の話ですが本当は5日前に練習で飛んでしまっていたそうです。。。
ただ公式の飛行予定日ではなかったため
「滑走の勢いで誤って離陸」とされているそうです。

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
元祖軽量コンパクトな一眼レフですね。
現在でも非常に人気が高く修理依頼も多いカメラです。
今回は偶然立て続けに2台、修理依頼が入っているので
一気に2台整備してしまいます。

1台目のOM-1は定番のプリズム腐食、
これまた定番の電池室端子留めの樹脂ネジ破損による
露出計不動です。
プリズムは中古良品と交換で対応し
折れてしまった樹脂ネジは特殊なサイズのため
新たにダイスを使って切り出して作成し交換します。
樹脂ネジを使って絶縁しているのは
大抵モータードライブ対応のMDモデルなのですが
今回はMD未対応の中期モデルです。
(フィルム室にスタッドが2本のタイプ)
ここはもう新品時から交換されていないと
ほぼ間違いなく折れてしまう部品です。
今回は端子のはんだ付けも劣化しており
配線も断線していました。

2台目のOM-1はプリズム腐食は見当たらず。。。
とはいえ、上カバーを開けてみると
ベタベタになったモルトがしっかりと
プリズムに張り付いていました。
正直、よくこの状態で腐食が出ていないな。。。と関心するくらいです。
プリズム外側の塗装が多少傷んでいる程度で
蒸着までは何とか達していないようです。
外側の塗装は劣化モルト除去の後に補修しておきます。
こちらは露出計は精度はともかく動作はしています。
しかしながらシャッター速度が全くダメで
1/1000でも1/500~1/400しか出ていません。
幕軸の動きが悪いようです。

それぞれ、不具合のあるところは修理を行いつつ
今後、トラブルの出ないように一通りの整備を行います。
OM-1は使い心地もよく、基本的な丈夫なカメラですが
やはりその小ささを実現するために
多少、華奢な部分。。。というかデリケートな部分もございます。
定期的に整備を行っていれば問題ないのですが
何十年も動かさずに保管していた個体の場合
まずは一度整備して本格的に使うことをお勧めします。

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