コニカAcom-1のカメラ修理

今日は「1月13日」ということで
「一汁三菜の日」ということです。
主食・汁物・主菜・副菜・副々菜。。。
和食の基本ですよねぇ。。。
バランスも取れて普段の食事として理想的なのはわかりますが
これが非常に難しい(笑)
「今日はこれが食べたい」と一度思えば
少々手間だろうが準備して食べるのですが
普段はコンビニ弁当も多いですねぇ。。。
朝ごはんはお米を炊いて食べるのですが
白米があれば結構満足なので(これがまた良くない)
「一汁三菜」どころか「一菜」だけで済ませていることも多いです(苦笑)
牛丼屋で安い朝定食食べてたほうがバランスがよいかもしれません。。。
多少考えても、「まぁ、食べたいときに食べたいものを食べればいっか。。。」
。。。という結論にいつもなってしまうので
まだまだ改善されそうにないですなぁ。。。(笑)

さてさて

本日は「コニカAcom-1」のカメラ修理を行っています。
消費者金融ではないですよ。読み方は「エイコムワン」です。
レンズ一体型のコンパクトカメラの印象が強いコニカですが
一眼レフカメラも少々地味ながらもしっかりとした製品を作っています。
「Acom-1」は1976年の発売で
コニカお得意の愛称は「愛情コニカ」です。
前モデルとなるオートレフレックスT3やFTAが大柄で
非常に無骨なデザインだったのに対して
「Acom-1」は軽量コンパクトで曲線を帯びたデザインで
全く違ったイメージとなっています。
時代的に外装もプラスチックが多くなり軽量化の一端を担っています。
構造的にはARマウントのコニカ一眼レフに共通する造りで
コパル製金属羽根縦走りシャッターを機械制御で駆動し
露出計指針の挟み込みによって
シャッター速度優先AEを行います。
コニカがレンズシャッター機で得意としているAE機構を
そのまま一眼レフに載せたような構造です。
シャッターレバーを予備角まで引き出すと
露出計SWがオンになり
巻上レバー部背面のSWを押すと巻上レバーが格納され
露出計がオフとなりレリーズロックもかかります。
これ、使い慣れるとなかなか便利です。

お預かりしている「Acom-1」は
外装のコンディションはなかなか良く
シャッターも動作しています。
。。。とはいえ、かなり長い間、ご自宅で眠っていたものと思われ
ファインダーや組み合わされるヘキサノンAR50mmF1.7レンズには
盛大にカビが発生しています。
ファインダー内はカビのみではなく
プリズムも腐食していて
視野内中心縦方向に薄暗い大きな帯ができてしまっています。
機械制御されるシャッターは少々精度に不安があるものの
まずは動作は及第点なのですが
露出計は電池を入れても全く動きません。
このままでは撮影するにはかなり苦しい状態ですが
一通り整備を行えばしっかり使えるようになりそうです。

露出計不動の原因は電池室裏のハンダ付けが劣化していて
断線寸前になっているためのようです。
プリズムは中古良品と交換で対応します。
あとは隅々までひたすら清掃し古い油は落とし
新しく注油を行い、各部の調整を行っていきます。
シャッター羽根も汚れで若干動きが悪いようなので清掃を行います。
写真には写っていませんが
ヘキサノンAR50mmF1.7も清掃してクリアな状態になりました。
コンパクトで写りもよく使いやすい。。。
欠点の非常に少ないカメラだと思います。
当時も現在もちょっと地味な存在なのですが
Acom-1、なかなかいいですよ

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