ペンタックスS2のカメラ修理

今日から10月ですね。
月初ということもあってたくさんの記念日が制定されています。
衣替えに始まり、日本茶の日、メガネの日、
法の日、土地の日、東京都民の日、ネクタイの日
香水の日、醤油の日。。。等々他にもたくさん。。。
そんな中でもやはり「日本酒の日」ですかね。
新米で酒造りを始めるのが10月であること、
十二支の10番目が「酉」で酒壺を表す象形文字であること、
明治初期に制定された酒造年度が10月1日に
始まることなどからこの日が選ばれたのだそうです。
お酒は基本的に何でも飲めますが
やはり日本酒が最高ですねぇ…
香りの立つ大吟醸とか磨きこまれたお酒であれば
日本酒単体でも素晴らしく楽しめますが
個人的好みで言えばクセの少ない純米酒に
いろいろな肴を組み合わせて食事として楽しめるのが
日本酒が最高な部分ではないかと思っています。
私、子供の頃は結構食べ物(特に和食系)に
苦手なものが多かったのですが
日本酒を飲むようになってから好き嫌いが随分減ったのですよねぇ
まぁそれは私に限ったことかもしれませんが
日本の食材に基本的に日本酒は合うのだと思います。
…とはいえ食事の量もお酒の量も
もう昔のようにはたくさん楽しめないので
今夜あたりはちょっと良いお酒に良い肴を少しだけで
ちびちび楽しみたいと思います!
そのために昼間は仕事頑張らなくては!!!

さてさて

本日は「ペンタックスS2」のカメラ修理を行っています。
ペンタックスのM42マウント機と言えば「SP」が現存台数も
現在の人気もトップクラスだと思いますが
「SP」以前のペンタックスAP系にも魅力的なカメラがたくさんあります。
「AP」→「K」→「S2」→「S3」→「SV」と変遷していくわけですが
今日はその中でも「一軸不回転シャッターダイヤル」が採用され
随分現代的に進化した「S2」です。
発売開始は1959年です。
元々は普及機として開発され
当時のトップモデル「K」に比べて
製造設備の整備や生産工程の大幅な見直しによって
コストダウンが進められ
ケース付き51,500円であったアサヒペンタックスKに対して
ケース付き35,000円と大幅な低価格化を実現しヒット商品となったモデルです。
その上で先に触れた「一軸不回転シャッターダイヤル」や
ファインダースクリーンにマイクロプリズムを採用したりと
機能的にも「K」を上回る部分がありました。
シャッター最高速こそ当初は1/500まででしたが
これも最終的には1/1000に引き上げられます。
今回お預かりの個体も後期のモデルで最高速は1/1000です。

しかしながら「SP」より前のモデルは
材質や経年の問題もありシャッター幕に
トラブルを抱えている個体がほとんどです。
今回の「S2」も幕はかなり硬化していてガチガチな上に
かなり波打っていてシワシワです。
当然ながらシャッターはまともに走行できる状態ではなく
巻上げてしゃったーを切っても
先幕はゆっくりゆっくりかろうじて走行完了するものの
後幕は途中で止まってしまいシャッターは開いたまま
もちろんミラーアップしたままになってしまいます。
こうなるともうシャッター幕交換以外に術はありません。

画像はまず先幕を取り外した状態でのものです。
画像で見ると先幕は一見キレイそうに見えますが
ガチガチのよれよれです(苦笑)
後幕の状態はもっと悪いです。
今回はプリズムの頂点部にも腐食がかなりあり
ファインダー内の視界も悪いので
プリズム交換も同時に行います。
さらに画像にはありませんが装着されていた
半自動絞りのオートタクマー55mmF2レンズの清掃整備も行います。
やれることは全て行って
今後長く使っていけるようにメンテナンスを行っていきます。

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