ペンタックスMXのカメラ修理

今日は3月1日で「マヨネーズの日」だそうです。
日本で「マヨネーズ」といえば
やはり「キユーピーマヨネーズ」ですよねぇ
元々「マヨネーズ」はスペイン料理のソースの一種で
世界的には「全卵タイプ」のものが主流ですが
キユーピーマヨネーズは「卵黄タイプ」で
菜種油、大豆油などの癖のない植物油と
米酢を主原料にしており、この点でも
欧米のものとは風味が異なるのだそうです。
欧米の人々から見ると、日本でマヨネーズを使用した
ピザが売られていることや
何にでもマヨネーズを使用するマヨラーの存在は奇異に映るらしいですが
日本製のものを使用すると、理解を示すといわれているそうです。
私も国内で一般的なマヨネーズの味しか知りませんが
何にでも大量にかけたくなるのはわかりますよねぇ
特にお好み焼きに大量にかけてしまうかな…(笑
かけなくても美味しいのですがテーブルに置いてあるとついつい…
ただし…大さじ一杯(15G)で100kcalもあるのですよ。
かけすぎ・食べ過ぎには要注意です!
やっぱり大概の旨いモノは食べ過ぎると毒なんですよねぇ(苦笑)

さてさて

本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
オリンパスOM-1と並んで
「小型軽量の機械制御シャッター機」の代表的なカメラです。
1976年に「ペンタックスMシリーズ」の最初のカメラとして
デビューしました。
ただ「Mシリーズ」の本流はどちらかといえばその1か月後に発売された
「ME」のほうでその後の「Mシリーズ」は「ME」を基本として開発され
アサヒペンタックスか続く「横走り布幕機械制御機」としては
この「MX」が実質最終機種となってしまっています。
(後に「K1000」が出ますがこれは実質前世代の「KM」ですし)
先行するオリンパスOM-1を明らかに意識したカメラで
外寸法は幅・高さ・厚さともすべて0.5mmずつ小さくなっています。
「OM-1」もそうですが機械制御横走りシャッター機を
このサイズにするには相当いろんな部分に工夫が必要で
そのためにもう一回り大きな同様の中級機と比べると
正直言って華奢な部分も多くあると思います。
特に「MX」は「OM-1」よりデリケートな部分が
多いと個人的には認識しています。
そのため整備・修理にはなかなか手間も時間もかかるカメラです。

お預かりしている「MX」は
このカメラではもはや定番ともいえる
高速シャッターの幕速トラブルを抱えています。
そのため1/1000は全く開いていません。
加えてミラーアップしたままになる定番のトラブルです。
MXに限らず多くの場合は低速SS時に
ミラーアップしたままになるというパターンが多いのですが…
今回のMXは1/250以上の高速時にだけ
かなりの高い確率でミラーアップしたままになります。
その代わりスローガバナが駆動する低速時には
ミラーアップしたままになることはほぼありません。
いずれにしてもミラー駆動が原因ではなく
シャッターの動きに原因があると思われます。
さらに露出計はかなり大幅にオーバー目にズレています(3段以上)
加えてMXではめずらしくプリズム腐食も起こしてしまっているので
こちらはプリズム交換で対処します。

画像は一通りの修理整備が完了した状態のモノです。
預かり時には巻上の感触もあまり良くない感じでしたが
全体的に操作感もスムーズになったと思います。
シャッター精度はMXらしくやはり一筋縄ではいかず
入念な清掃を行った上で最小限の注油を行い
時間をかなりおいて充分に油が馴染んだ状態で
微調整を繰り返して何とか落ち着いた値が出るようになりました。
これから最終テストを行いますが
これまでのテストでもさすがに動きは安定したようです。
長年放置されている個体だと
こうなるまでにかなり時間と手間がかかるカメラです。
露出計も接触不良等の問題がありましたが対処を行った上で
調整して問題ない状態です。
ファインダーも非常にクリアになりました。
最終テストで問題がなければ完成となります。

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