オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「事納め」の日なんですよね。
その年の農事等雑事をしまう日だそうです。
まだまだ私は年末にかけて追い込み時期の真っ最中ですが
あっという間に今年も終わってしまいそうですね。
江戸時代には「事納め」の日には
里芋・こんにゃく・にんじん・小豆を入れた「御事汁」を食べていたそうです。
今日も寒いしこれは温まりそうですね!

さてさて

今日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
プロの使用にも耐える堅牢性を持ちながら
他のプロ機とは違い軽量コンパクトにできている
人気の一眼レフです。
ちょっとシャリッとした巻上げと軽快なシャッター音が
また魅力的なんですよね。
ブラックももちろんカッコ良いですが
個人的にはOMに限らず最近はシルバーのカメラが
非常に魅力的に映ります。

今回、お預かりしているOM-1はご依頼者様が
最近、入手されたとの事ですが
少々問題箇所が多い個体です。
おそらく以前に分解歴があるのではないかと思われますが
底カバー部のMD連結部フタ紛失、
MD接点部も紛失されたようです。
プリズムには少々腐食アリ、スローガバナ固着気味
高速シャッターは開かず、露出計はアンダー気味
こうやって不具合箇所を並べると大変そうに見えますが
長い間未整備だと起こりうる問題ばかりで
修理の難しいような致命的なトラブルはございません。

OM-1は基本的に注油をする箇所がほとんどないので
(逆に注油は厳禁)
動きの悪い部分は徹底的に洗浄することで対処します。

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まだ現状チェックを行って上カバーを開けただけですが
これから本格的に分解整備を進めて
各部店整備一式を行います。

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