日別アーカイブ: 2026年4月19日

キヤノンVLのカメラ修理

今日は「地図の日」だそうですよ。
1800(寛政12)年のこの日に
伊能忠敬が蝦夷地の測量に出発したことに由来しています。
その後、16年にわたって測量をして歩き
本格的な日本全土の実測地図である『大日本沿海輿地全図』を
完成させ、国土の正確な姿を明らかにしています。
実際に地図が完成したのは
伊能の死後、1821(文政4)年のことだったそうです。
この地図とは全く関係ありませんが
子供の頃、地図を見るのが好きで
頻繁に眺めていました。
それも日本地図や世界地図ではなくで
自分の住んでいる町の住宅地図…
「こんなとこに道があるんだ!後で行ってみよう!」とか
「〇〇くんちに行くのにこっちのほうが近いじゃん!」とか
「この川、こんなとこに繋がっているんだ!」とか
それはそれは重宝しました(笑
なぜか家には酒屋さんとかが持ってそうな
分厚い市内全域の住宅地図があったので
頻繁に引っ張り出しては道をたどったりしていました。
懐かしいですねぇ…

さてさて

本日は「キヤノンVL」のカメラ修理を行っています。
1958年発売のカメラです。
1956年の「VT」登場以降
いくつかの「Vシリーズ」が発売されますが
この「VL」及び廉価版の「VL2」が同時発売されて
「V型」の最終機種となっています。
「L」なので巻上は一般的なレバー式です。
シャッターはB・1~1/1000をカバーし
巻き戻しはクランク式で
セルフタイマーも装備されています。
ファインダーはキヤノンお得意の
3段階変倍ファインダーです(35mm/50mm/RF)
質感も高く非常に使いやすいカメラです。

お預かりしている「VL」は
外装もキレイで保管状況の良い個体です。
たださすがにシャッターや巻上に
油切れの兆候が見られ
高速シャッターの精度は出ていません。
スローガバナも油切れで
1秒にセットすると途中で止まりそうになってしまいます。
見えの良いことで評価の高いファインダーも
カビや曇りで少々霞がかったようになっています。
やはり気持ちよく使うには全体的な整備が費用です。

まずは本格的な分解整備の前に
駆動部の動きを確認していきますが
お馴染みの最中構造で前板が外れれば一通りの動きが
見える状態になります。シャッター幕はステンレス製で
布幕のような劣化の心配はないですが
多少のシワができてしまうのは致し方ないですね。
もちろんシャッター走行に問題があるほどではございません。
これから分解を進めて本格的に整備を行っていきます。

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