今日は3月8日で「みつばちの日」だそうですよ。
ここのところ随分暖かくなってきたので
花の撮影とかを行っていると
ミツバチも見かけるようになってきましたね。
昨日あたりは寒の戻りで寒かったですが
日差しがあるとすっかり春になってきたと思います。
新しい季節は気持ちよいですよね!今日もがんばりましょう!
さてさて
本日は「キヤノンAE-1プログラム」の
カメラ修理を行っています。
大ヒットしたAE-1の後継機で
プログラム自動露出が加わったカメラですね!
機械的な部分はAE-1がベースとなっており
ほとんど変わらないのですが
電装系はこの時代の流れの速さを感じさせる変貌振りです。
ファインダー内表示も随分洗練された感じですね。
お預かりしているAE-1Pは
FD50mmF1.2s.s.cというとても高級な標準レンズが
装着されていたのですが
まずこのレンズが全く外れる気配がございません。
この時代のキヤノンお得意のスピゴット式マウント
(レンズ本体を回転させずに取付ができる)ですが
脱着用リング(スピゴット)がビクとも動きません。
これは実はお預かり時から
時間をかけて何とか取り外しに成功しました。
壊れているのではなくがっちりと固着していたようでした。
レンズが外れたところで改めて現状チェックしてみると
定番のシャッター鳴きがあり
ミラーアップのスピードもゆっくりです。
シャッターを切るのが気の毒なくらい重苦しい動きになっています。
この状態で動作させ続けるのは良くないので
現状チェックは最小限で終わらせます。
マウント右側にあるAE連動用の絞り制御ミラーも
動きが重く、そのためオート露出が安定しません。
いずれにしてもAE-1Pで多く見られる症状です。
いつものことですが
上カバーを開けると電子基板がびっしりですね。
これから本格的に各部点検整備一式に取り掛かります。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。