今日は3月10日ということで「砂糖の日」だそうです。
私も甘いものかなり好きですが
この歳になって欲望のままに甘いものばかり食べていると
確実に身体に影響するので
少し控えめにしています(笑)
さてさて
本日は「キヤノネットQL17」のカメラ修理を行っています。
いわゆる「ニューキヤノネット」と呼ばれるタイプのものです。
大きさは最終モデルとなるG-Ⅲとほぼ同じ大きさで
非常にコンパクトに仕上がっています。
中身的にもG-Ⅲとほぼ同様で
長年続いたキヤノネットシリーズの完成形といって良いと思います。
今回、お預かりしているニューキヤノネットは
ご依頼者様のお父様の形見とのこと。
しばらく使われていなかったとはいえ
大切に保管されてあったものらしくボディの状態は良好です。
ただし経年劣化は確実に進んでいて
モルトは全滅、絞り羽根に粘りが見受けられオート露出が安定しません。
バッテリーチェック機能、露出計も動きが不安定で
さすがにこのままでは使えません。
全体的にリフレッシュするための整備が必要です。
この世代のキヤノネットは
シャッター羽根の粘りは少ないと思われるのですが
絞りに粘りがあるものが多い気がします。
オート時に巻き上げの際、素早く絞り羽根が開かないものは
修理が必要です。
それにしても、キヤノネットシリーズは
初代からG-Ⅲまで非常にうまく造られているカメラです。
整備を行うたびにいつも再確認させられます。
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