ニコンFEのカメラ修理

今日は3月13日、’1’ が ’3’ で挟まれていることから
「サンドイッチデー」だそうです。
偶然ですが朝、ファミマでサンドイッチを買って食べました(笑)

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
コンスタントに修理の依頼のある人気のカメラです。
ニコンといえば「F」や「F2」の人気がやはり高く
トップモデルならではの堅牢性や質感があるのは確かです。
でも普段持ち歩くにはちょっと重過ぎる。。。という意見も良く聞きます。
その点、FEは適度にコンパクトで
随分持ち歩きやすいと思います。
また絞り優先AEが使え、露出計のファインダー表示も
非常にわかりやすい指針式です。
さらにAEは使えなくありますが
非Aiレンズの装着も可能(FE2は不可)と
非常にバランスの良いモデルだと思います。

今回、お預かりしているFEは
まずM90(電池がなくても作動するメカニカルシャッター)でも
ミラーアップするだけでシャッターが切れません。
これはどうやらシャッター羽根の根元に汚れがあって
羽根が固着してしまっているようです。
応急処置でとりあえず羽根を一時期的に動くようにしたところ
今度はチャージできているはずなのに
レリーズロックが頻繁にかかったままになるようです。
何度か最後までしっかり巻き上げる動作を行うと
何とかロックが外れます。
露出計及び電子シャッター制御そのものは
精度は出ていませんが動作はしているので
全体的に古い油や汚れを取り除き
スムーズに動作できるようにしなければいけません。
その上で精度を出す調整を行います。

これからさらに分解を進めて
各部の点検・清掃・整備・調整を行っています。
まずは明らかに動きの問題のあるシャッターユニットから取り掛かります。

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