ニコンF2フォトミックのカメラ修理

今日は「靴の記念日」だそうですよ。
靴ってやはり大事ですよね。
いくら小奇麗な服着てても靴がダメだと台無しになっちゃうし
そういえばたまに電車乗って運良く座れたら
他の人の靴って自然に見ちゃいますね。
もちろん見た目だけでなく
サイズもキチンと合ってないとすっごくストレス溜まりますよね!
そうそう、私も去年、20年ぶりに登山靴を新調しましたが
相当慎重にサイズ合わせしました。
ちょっと高かったけど、
命に関わることだってありますからしかたないですね(笑)

さてさて

今日は「ニコンF2フォトミック」のカメラ修理を行っています。
伝説ともいえる「ニコンF」を改良した「F2」に
露出計を装備したフォトミックファインダーが装着されたモデルですね。
フォトミックファインダーは4種類ありますが
今回は一番最初に発売されたDP-1が装着されています。
フォトミックファインダーを付けると露出計が使えるのはもちろんですが
ファインダー内でシャッタースピードと絞りを確認できるのですよね!
これが実際の撮影の時にはありがたく感じます。

今回、お預かりしているF2フォトミックは
元々、ご依頼者様の義理のお父様のものだそうです。
ご依頼者のご主人も子供の頃、これで写真を撮ってもらい
ご主人様自身もお使いになり
今度はご依頼者様がお子様を撮るのに使われるとのことです。
代々受け継がれていくフィルムカメラ。。。いいですよね。
そのお手伝いが少しでもできるのは私も非常に嬉しいです。

お預かりしているF2フォトミックは
まず巻上ができません。幕はチャージされていない状態ですが
どうも最後まできちんと走りきっていない様子です。
露出計は全く動きません。
ボディ側にある電池室から電源が供給されていないようです。
スローシャッターは全て「バルブ+スロー」となってしまいます。
(シャッターボタンから手を離さないと後幕が走らない)

シャッター周り、ミラー周りはやはり動きがどこも悪いようです。
古い油と汚れを取り除き、注油を行い動きをスムーズにしてから
調整を行います。
電池室の端子を支えているステー(プラ製)は折れてしまっています。
これはF2でよく見られるトラブルです。
電源が入るように処置を行ってからファインダー側露出計の
整備調整も行います。

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