オリンパスM-1のカメラ修理

今日は9月4日で「くしの日」だそうですよ。
髪に使う「櫛の日」でもあり「串の日」でもあるみたいです。
ん~やっぱり「串」のほうが興味というか
食欲をそそられますね(笑)
串カツ、焼き鳥、焼き魚も串を使いますね。
あとはBBQやケバブとかかなぁ。。。
何にしてもお酒が進みそうなものばかりです!
先週、焼き鳥行ったばかりなのに
また行きたくなってきなぁ。。。(笑)

さてさて

今日は「オリンパスM-1」のカメラ修理を行っています。
「M-1」。。。
もともとこの名前でオリンパスは発売するつもりだったのですが
(アクセサリーを含むシステム名もMシステム)
当時のライツ社から「ライカMシリーズに似ていて困る」との
クレームから「OM-1&OMシステム」に改名されました。
しかしながら既に生産されていた初期ロットについては
「M-1」のまま生産されました。
その台数は3000台とも5000台とも言われていますが
少ない割には中古市場でよく見かける気がします。。。

そんな経緯を持つ「M-1」ですが
中身は極初期の「OM-1」と同様です。
もちろん希少なモデルなので市場価格はOMより
ずっとお高いです。
M-1(極初期のOM-1)と通常のOM-1との違いは
細かいところでいろいろとあるのですが
ここでは説明を省略いたします。

今回のM-1は
ご依頼者様が最近、手に入れたものとのことで
本格的に使う前に整備を行ってから。。。ということで
お預かりしました。
ご依頼者様からのご指摘もありましたが
何箇所か気になる部分がございます。

まず、ミラーアップボタンをひねっても
ミラーがキチンと上がらず途中で止まってしまいます。
シャッタースピードダイヤルも重い上に
ちょっとザラザラとした感触です。
さらに感度設定ダイヤルも妙に重さを感じます。
測定機にかけてみると
1/1000、1/500は一部シャッターが開いていません
後幕が追いついてしまっているようです。
さらに露出計は不動です。
それなりに手はかかりそうな予感がします。。。

写真ではちょっとわかりづらいですが
プリズムは4本のバネで固定されています。
これもM-1(極初期OM-1)特有の部分ですね。
まずこの時点でわかったのは感度ダイヤルが重いのは
ダイヤルがわずかに変形してしまっているようです。
上から強い力が加わったものと思われます。
あとはミラーボックスを外して
シャッター周りから整備しなが確認していきます。

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