オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「生クリームの日」だそうですよ~
甘いものに目がない私としては
言葉を聞いただけで美味しそうなケーキが目に浮かびます(笑)
何も考えずに食べたいだけ甘いものを食べていい
年齢、というか身体ではないのですが。。。(汗)
あぁお安いのでいいからケーキが食べたくなってきました。。。

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
言わずと知れた「孤高のハーフ判一眼レフ」です。
(この言い回しも毎回使ってますね。。。)
発売開始は1963年
外観の独特さからもわかりますが
通常の一眼レフとは構造が全く違います。
オリンパスの正統派一眼レフであるOM-1も
他メーカーに比べるとなかなか独創的ですが
このペンFはもっと独創的な構造をしています。
最高速1/500まで全開となる(つまり1/500までフラッシュがシンクロする)
ロータリーシャッターを筆頭に
ミラーボックス内のミラーは横向きに配置され
通常より反射面の少ないプリズムはボディ内に完全に収納され
ボディ上部のミラーやもうひとつある小さなプリズムに
反射され接眼レンズに至ります。
そのためレンズは巻戻し側にオフセットされ
上カバーは平らになっています。
このメカニズムだけで1台持っておきたい気持ちにさせられますね。

お預かりしたペンFは
シャッターが開きっぱなしで
うんともすんとも言わない状態でした。
よくあるのはミラー駆動周りのトラブルが多いのですが
今回はちょっと異なるトラブルで
これはなかなか大変そうです。

写真は整備完了後なのですが
シャッタートラブルの原因は軸部分のネジが緩んで
シャッター幕に干渉してしまっていたことが原因でした。
やはりあまり見受けられないトラブルでしたね。
もちろんシャッターユニット、ミラー駆動部等々
全体の整備を行って気持ちよく動作するようになりました。

後に出た露出計やセルフタイマーを装備する
FTももちろん良いのですが露出計レスで軽快な2回巻、
なんと言っても花文字の目立つ、最初のペンFは
やはり良いですね!

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