ミノルタXEのカメラ修理

今日は「アパート記念日」だそうですよ。
思えば19歳で一人暮らしを始めてから
何度か実家に戻って仮住まいの時期はあったものの
ずーっとアパートで一人暮らしなんですよね。。。
気ままな生活にどっぷり慣れてしまってます。。。
そういえば一番最初に一人暮らしした
4畳半一間のアパートは今考えれば
すさまじくボロかったなぁ。。。(笑)

さてさて

本日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。
発売開始は1974年。
前年にはXシリーズの幕開けとなる
「X-1」がデビューしていますが
中級機としてはこの「XE」がミノルタ初の
電子制御シャッター搭載のAEとなりますね。
以前にも何度か書きましたが
その巻上の滑らかさは非常に魅力です。

巻上だけでなく、ふんわり動作する指針式の露出計
上品なシャッター音、大柄ですが端正なスタイリング
魅力は多いカメラですが
正直、トラブルも少々多いカメラでもあります。

今回、お預かりしているXEもそうなのですが
たまに巻上げがひっかかったような感じになり
巻上ができなくなるものがあります。
(大抵の場合はすぐ復帰するのですが)
巻上ロックが上手く外れないことが原因です。
他、XEをお持ちの方ならご存知の方も多いとは思いますが
現存しているXEの8割以上がダメなのではないかと思われる
定番のプリズム腐食
露出計が基本的に振り切ったままになる
X・B以外のシャッタースピードでミラーアップしてしまう
(今回の個体は毎回ではなく何度かに1回ミラーアップしてしまう)

場合によっては電子基板内の問題で修理不能のこともあります。

今回は何とか全ての症状に対応することができました。

外装はもともとキレイだったので
非常にコンディションの良い個体になったと思います。
私も個人的に好きなカメラで
ブラック・シルバーそれぞれ持っていますが
最近はシルバーが非常に美しく見えてしまい
持ち出すこともシルバーのほうが多いです。
もちろんブラックもカッコ良いのですが。。。

多少、トラブルの多いカメラですが
快調に動作している個体は非常に使い心地の良いカメラです。
この「使い心地が良い」という点は
ミノルタのカメラ全般に当てはまるような気がします。

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