カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

ニコンEL2のカメラ修理

今日は「歩道橋の日」だそうですよ。
1963(昭和38)年のこの日に
大阪駅前に日本初の横断歩道橋が完成したことに
由来しています。
思ったよりも近年なのですね。
私の生まれ育った田舎町でも
実家のすぐそばに生まれた時から歩道橋があって
よく利用していたからもっと昔から
あるものだと思っていました。
横断歩道がもちろん楽ではありますが
幹線道路を渡る歩道橋もいいですよね。
毎晩のウォーキングのコースに
環七を渡る歩道橋が2本あるのですが
歩道橋の上から行き交うクルマを見ていると
何だか飽きずにずっと見ていられます。
まぁ休憩ばかりもしていられないから
そんなには立ち止まらないのですが…(笑
過去に何度か歩道橋の上から夜景を撮ったりもしましたが
意外と大きく揺れますよね…歩道橋の上…(苦笑)
ブレ対策に苦労した記憶が…

さてさて

本日は「ニコンEL2」のカメラ修理を行っています。
1977年発売のカメラです。
機能的には「ニコマートELW」をAIレンズ対応としたカメラです。
モデル名は「ニコマート」ではなくなり
「ニコンEL2」となりましたが分類的には
このカメラまでが「ニコマートELシリーズ」ですね。
ただ、このカメラ発売の翌年には
フルモデルチェンジとなる「ニコンFE」が発売され
「EL2」の開発は「FE」と並行して行われています。
なので中身的、特に電子制御関連に関しては
には従来のニコマートELよりも「FE」に近いカメラです。
受光素子も「SPD」に変更され基盤もフレキになっている他
多くの新しい機構がみられます。
中身的には「EL」とはもはや別物です。

お預かりしている「EL2」は
一通り動作してはいるのですが
シャッター羽根に油滲みが見受けられます。
その影響もあって高速シャッターでの精度が出ておらず
1/1000に関しては一部が閉じそうなほどです。
油が滲んでいるのが先幕のため
先幕の動きが悪く後幕に追いつかれそうな状態です。
他、オート露出制御が少々不安定なことと
撮影には直接関係ないですが
バッテリーチェックボタンが異様に深く
指で押しただけでは全く点灯せず
竹串の先で押しこんでやっと点灯する…という状態です。
内部も含めてモルトも劣化しており
やはり全体的に整備が必要な状況です。

この類のカメラとしては整備性は悪くはないのですが
過渡期ということあり
やはり「FE」のほうが構造的には
整理されて分解組立はやりやすい印象です。
「EL系」はやったことがある方ならわかると思うのですが
シャッタースピードダイヤル下の
リングが固着していると
外すのに異様に時間がかかったりしますよね(苦笑)
とっかかりのないリングですが元々もそんなにトルクをかけて
締めていない部分なので通常は割と簡単に外れるのですが
長い年月の間の汚れ等で固着していると
とっかかりがないだけに難易度が急上昇します。
ただもうわかっているので何とか外しますが…(笑
いずれにしても古いカメラはネジ1本外すのも
固着等で異様に苦労することも多く
やってみないと時間が読めないことが多々あります。
そういう部分も場数を踏むと
時間がかかるとはいえ随分とスムーズに進むようになります。
何事もそうですがとにかく反復して
脳に経験を叩き込むことが必要ですね…

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オリンパスペンEE-3のカメラ修理

今日はこれといった記念日がない日ですねぇ…
毎月24日は「ブルボン・プチの日」ですね
スーパーのお菓子コーナーの端っこに
並んでいることが多い「プチシリーズ」
甘いものからしょっぱいものまで
ちょっと食べたい…というときに
ちょうどよいサイズなのですよねぇ
24種類あるから毎月24日が記念日らしいですよ。
そんなに必要なくても
家においてあれば口さみしい時に嬉しいので
ついついスーパーのカゴに入れてしまいますよねぇ
そしておいてあれば結構、すぐに食べてしまう…(笑
今夜もスーパー行ったときについつい買ってしまうんだろうなぁ…

さてさて

本日は「オリンパスペンEE-3」のカメラ修理を行っています。
数日前にも「EE-3」の修理やったばかりですね。
やはり人気のカメラだけあって
修理依頼もコンスタントにあるカメラです。
ペンシリーズはマニアックなものから
ある程度の世代の方ならほとんどの人が
見たことあるものまでいろいろなもでるが存在しますが
「EE-3」は典型的な後者ですね。
自動露出で電池不要、ピントも固定焦点でピント合わせ不要
そして気軽に撮れるコンパクトなハーフカメラということで
大ヒットしたカメラです。
1973年発売のカメラですが1986年まで生産が続けられ
ペンシリーズの中で最後まで生産されたカメラでもあります。

お預かりしている「ペンEE-3」も
長らく使われずにしまい込まれていたものと思われます。
外観はそれなりにキレイですが
モルトは全滅でファインダーやレンズに
多少のカビが見受けられます。
そして露出計が動作していないようで
明るい光源にカメラを向けても
赤ベロが出てシャッターロックがかかってしまいます。
これでは通常の撮影には全く使えません。
露出計が動作していないということは
露出計本体がダメかセレンが劣化で全く起電しない…という
パターンがこの類のカメラではお決まりですが
ペンEEシリーズの場合はそれ以外にも原因があり得ます。
ゆっくり確認してみると
フィルム室から見えるシャッターユニットを固定している
4本のネジはがっちり締まっているのに
シャッターユニットがやけに緩んでいて鏡胴がグラグラです。
この時点で「あ、このパターンか…」とは思いますが
シャッタユニットを降ろしてみると
シャッター羽根を挟み込むように留まっている
シャッターユニット底部のネジが
3本中2本が外れていて行方不明です
残りの1本もゆるゆるでもう少しでシャッター羽根まで
脱落してしまうところでした。
で、行方不明のネジ2本は
案の定、メーターの内部で発見されました。
このネジのせいでメーター指針が全く動けない状態でした。
生産時にネジ留め剤も一応塗ってはあるのですが
ここのネジは本当に良く外れます。
露出計不動の原因がこのパターンが多いのもペンEEの特徴です。
外れたネジはメーターの磁力に吸い寄せられて
露出計内に噛みこんでしまうわけです。

露出計内からネジを救出したところ
露出計は精度はともかくとしても
元気に針が振れるようになりました。
シャッターユニットの整備を行い
その後、調整も行ってオート露出の精度も出していきます。

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オリンパス35DCのカメラ修理

今日は「地ビールの日・ビールの日」らしいですよ。
1516年のこの日に
ドイツ・バイエルン国王ウィルヘルム4世が発令した
「ビール純粋令」により、水、ホップ、大麦・小麦の麦芽、酵母だけが
ビールの醸造に使用できることとなり
「ビール」が何であるかが世界で初めて明確に定義されたそうです。
私は基本的にアルコール類は日本酒が好きですが
やはりはビールは飲みますよねぇ…
それも口当たりの良い軽いモノより
どしっと重厚な苦みが広がる正統派なビールがいいですねぇ
そして特に焼肉食べるときにはやはりビールですよねぇ…
最近はあまり脂っこい肉は苦手ですが
お肉を存分に味わいつつ、口の中の脂を
ビールで一気に流し込む…
想像するだけでたまりませんね(笑
GWには古い友人と会うので
焼肉行って存分にまた味わってきます!

さてさて

本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
1971年発売のカメラです。
デラックスなコンパクトということで「DC」です。
その名の通り40mmF1.7の大口径レンズを搭載し
明るい被写体から暗い被写体まで広範囲な場面で
簡単に撮影できることを実現したカメラです。
連動距離計を搭載しピント合わせも正確に行え
露出設定はプログラムオートでカメラ任せで行います。
オート制御はこの時代主流の露出計指針挟み込み式で行い
セイコー製プログラムシャッターは機械制御で駆動します。
ただ、露出計が振れないほどの暗い場合や
電池が入っていなくて露出計が振れない場合は
シャッターロックがかかる仕組みになっているので
シャッター自体に電池は必要ないですが
電池を入れて露出計が動作していないと
シャッターは切れない構造になっています。
ボケや描写を楽しむための大口径レンズではなく
あくまで暗い場所でもシャッタースピードを確保するための
大口径レンズですがやはり写りには定評があり
現在でも人気の高いカメラです。

お預かりしている「35DC」は
やはりお決まりの露出計が不動で
シャッターが切れないというパターンです。
電池室は見る限りでは非常にキレイな状態で
ちょっと拭くだけで動くんじゃないかと思い
受付時にもその場で試したのですが
それでも全く動く気配はなくお預かりとなりました。
モルト劣化やらレンズにカビとか
他にも細かい不具合は多々あるのですが
まずはシャッターが切れる状態にしたいところです。

画像はまだ全然本悪的に取り掛かる前のものですが
露出計がちょっと変わった位置にあって
底板を開けると露出計の様子が確認できます。
まずは露出計本体が無事に動くかどうかを
露出計に直接電圧をかけて確認しておきます。
露出計本体がダメなことはめったになく
今回も電圧をかけると元気に針は振ってくれました。
…となると露出計までに電流が流れていないということになるのですが
電池室の蓋を開けただけでの状態では
非常にキレイだった電池室…
外して裏側を確認してみると
緑青ビッシリで完全に断線していました。
電池室見ただけではわからないですね…(苦笑)
配線も真っ黒に腐食してしまっているので
配線交換も含めて修理を行います。
その上で露出計やオート制御の調整を行っていきます。

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キヤノンⅥTのカメラ修理

今日は「道の駅の日」だそうですよ。
103ヵ所の「道の駅」が第1回登録された
1993(平成5)年4月22日が由来となっています。
現在では「道の駅」は1000ヵ所を超えているそうです。
高速道路のSA・PA的な存在を一般道で行っているのが
「道の駅」ですね。もうすっかり定着しました。
駐車場も広いところが多く
停めやすいですし、ついつい立ち寄ってしまいますよね。
そしてせっかく停まったからとトイレ休憩のついでに
店内とかに入ってみると地元の名産品とかあって
これまたついつい買ってしまうのですよねぇ(笑
高速道路のSA・PAもそうですが「道の駅」も
ふらりと立ち寄るのに最適ですね。
GWもきっとどこも大盛況でしょうね。
まぁ私は現在、クルマを所有していないので
あまり縁がなくなってしまいましたが…(苦笑

さてさて

本日は「キヤノンⅥT」のカメラ修理を行っています。
1958年発売のカメラです。
見た目は前作の「ⅤT」に似ていますが
シャッター機構が刷新されています。
一軸不回転倍数系列のシャッターに進化しています。
これにより低速シャッターだけ全面のシャッターダイヤルで
設定を行うこともなくなりましたし
巻上時やシャッター動作時にシャッターダイヤルも一緒に
回転することもなくなりました。
使い勝手的には大きな進歩です。
60年代に入るともうこれが当たり前の装備になっていきます。
このシャッター機構はこの後、キヤノンの一眼レフ機にも
受け継がれて後のFシリーズや旧F-1にまで
基本的な部分が引き継がれていきます。
トリガー巻上の「ⅥT」とレバー巻上の「ⅥL」が
同時発売されています。
今回は「ⅥT」ですがキヤノン高級機お得意の
トリガー巻上もこの「ⅥT」が最終となってしまいました。

お預かりしている「ⅥT」は
少々レアなブラックです。
非常にキレイな外観で傷やスレも少ない個体です。
ただし動きには少々問題があるようで
各部共に動きのスムーズさに少々欠ける状況ですが
高速シャッターの精度には特に問題があって1/1000は
開ききっていない状態です。
先幕の動きが悪く後幕に追いつかれてしまう状況です。
この状態だと1/1000で撮った写真は
写真の左1/3くらいは写らない状態で
1/500使用時にも左端はかなり暗くなってしまうと思われます。

いつものモナカ構造でまずは外板を外して
シャッター周りの動きをチェックしていきます。
そのうえでさらに分解を進めて各駆動部の
一通りの整備を行っていきます。
その後、これもキヤノンお得意の反閇ファインダー等の
清掃や調整も行っていきます。

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オリンパスペンEE-3のカメラ修理

今日は「珈琲牛乳の日」だそうですよ。
神奈川県平塚市の守山乳業株式会社から
王冠で栓をした瓶入りの「珈琲牛乳」が
1923(大正12)年4月20日に
東海道線国府津駅で販売を開始したことに由来しています。
当時、並弁当が1箱35銭で売られた時代に
珈琲牛乳は20銭とかなり高額だったにもかかわらず
飛ぶように売れたということです。
大人となった今では少し甘すぎるとも感じますが
コーヒー牛乳、美味しいですよねぇ…
私、生まれ育った実家はお風呂がなくて
銭湯通いだったのですが
風呂上がりに番台の傍にある引き戸の冷蔵庫で
飲み物がいろいろ売られていて
そこからコーヒー牛乳取り出してはよく飲んでました。
もちろん瓶でした。60円とか70円とかだったかすかな記憶が…(笑
冷蔵庫に使い込まれた通常の栓抜きとラムネ用の栓抜きが
ビニールのひもでぶら下がってました。時代ですねぇ…
当時の銭湯って意外とコミュ力を鍛えられるところで
同年代の友達と会うのはもちろんですが
刺青の入ったおじさんとか筋骨隆々の土方のあんちゃんとかに
よく話しかけられていろいろ仲良くなっていくのですよねぇ…
もちろんそこだけの付き合いではありますが…
子供だから結構物怖じしていないし…今よりコミュ力高かったな…(笑

さてさて

本日は「オリンパスペンEE-3」のカメラ修理を行っています。
1973年発売のカメラです。その名の通りペンEEシリーズの3代目です。
カメラ好きの方の中ではペンというと「ペンS」や「ペンD」に
注目が集まりますが60年代や70年代をリアルに過ごしてきた方は
ペンといえば「EEシリーズ」の姿を思い出す方の方が多いと思います。
それほどヒットしてロングセラーとなったカメラです。
「EE-3」はオートフォーカスカメラが主流となっていく
1986年まで生産が続けられペンシリーズ全体でも
最後まで生産が続けられたカメラです。
長く生産されたヒットモデルのため現存数も非常に多く
コンディションも千差万別なカメラでもあります。

お預かりしている「ペンEE-3」は
一通り動作はしているのですが
「写真が白っぽくなってしまう」とご依頼者様から
問題点をうかがっています。
ネガ原版を見ていないので何とも言えない部分もありますが
カメラ側の問題として考えられる原因を
いくつかチェックしていきます。
まずは定番の光線漏れですが
モルトは全て完全に劣化してしまっているので
可能性としては高いと思われます。
そしてレンズ中玉がカビで真っ白に白濁した状態になっています。
これも写真を白っぽくさせる原因になりますね。
ガラス変質で白濁しているようなら清掃ではどうにもなりませんが
今回はカビが濃く生えて真っ白になっている状況でした。
これであれば清掃で問題なくクリアになると思います。
さらに露出計指針が途中で引っかかってしまうことが多々あるようで
これが原因でかなりオート露出がオーバーになってしまうようです。
これも写真が白っぽくなる原因になりますね。
ペンだけではなくこの時代に多い
指針挟み込み式オート制御のカメラは
何度も挟み込まれているうちに指針が微妙に曲がってしまい
引っかかってしまうことが結構あります。
今回の主要因がどれであるかは断定できませんが
全ての要因を排除していく整備を行っていきます。

基本的にはシンプルな構造のカメラなので
整備性は非常に良好です。
毎度真意されるセレンの状態は今回は問題ありません。
シンプルな構造ではありますが
やはり時間が経過していることと
元々がお求めやすいカメラで
それほど耐久性の高いカメラではないので
開けたからにはチェックしておかなくてはならないポイントは
結構多岐にわたります。
でもしっかり整備調整しておけばまだまだ長く使えるカメラです。

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キヤノンVLのカメラ修理

今日は「地図の日」だそうですよ。
1800(寛政12)年のこの日に
伊能忠敬が蝦夷地の測量に出発したことに由来しています。
その後、16年にわたって測量をして歩き
本格的な日本全土の実測地図である『大日本沿海輿地全図』を
完成させ、国土の正確な姿を明らかにしています。
実際に地図が完成したのは
伊能の死後、1821(文政4)年のことだったそうです。
この地図とは全く関係ありませんが
子供の頃、地図を見るのが好きで
頻繁に眺めていました。
それも日本地図や世界地図ではなくで
自分の住んでいる町の住宅地図…
「こんなとこに道があるんだ!後で行ってみよう!」とか
「〇〇くんちに行くのにこっちのほうが近いじゃん!」とか
「この川、こんなとこに繋がっているんだ!」とか
それはそれは重宝しました(笑
なぜか家には酒屋さんとかが持ってそうな
分厚い市内全域の住宅地図があったので
頻繁に引っ張り出しては道をたどったりしていました。
懐かしいですねぇ…

さてさて

本日は「キヤノンVL」のカメラ修理を行っています。
1958年発売のカメラです。
1956年の「VT」登場以降
いくつかの「Vシリーズ」が発売されますが
この「VL」及び廉価版の「VL2」が同時発売されて
「V型」の最終機種となっています。
「L」なので巻上は一般的なレバー式です。
シャッターはB・1~1/1000をカバーし
巻き戻しはクランク式で
セルフタイマーも装備されています。
ファインダーはキヤノンお得意の
3段階変倍ファインダーです(35mm/50mm/RF)
質感も高く非常に使いやすいカメラです。

お預かりしている「VL」は
外装もキレイで保管状況の良い個体です。
たださすがにシャッターや巻上に
油切れの兆候が見られ
高速シャッターの精度は出ていません。
スローガバナも油切れで
1秒にセットすると途中で止まりそうになってしまいます。
見えの良いことで評価の高いファインダーも
カビや曇りで少々霞がかったようになっています。
やはり気持ちよく使うには全体的な整備が費用です。

まずは本格的な分解整備の前に
駆動部の動きを確認していきますが
お馴染みの最中構造で前板が外れれば一通りの動きが
見える状態になります。シャッター幕はステンレス製で
布幕のような劣化の心配はないですが
多少のシワができてしまうのは致し方ないですね。
もちろんシャッター走行に問題があるほどではございません。
これから分解を進めて本格的に整備を行っていきます。

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ニコンFのカメラ修理

今日は「エスプレッソの日」だそうですよ。
ちゃんとしたエスプレッソマシンで淹れた
エスプレッソは濃くて強烈な香りで
何とも美味しいですよねぇ…
昔、会社員時代に勤めていたショールームに
お客様に出す用のエスプレッソマシンがあって
たまに仕事サボって淹れてゆっくり味わってました。
言われてみればエスプレッソも何年も飲んでない気が…
家庭用のエスプレッソマシンを導入しようかと
過去にも何度か検討したことがあるのですが
きっとすぐに面倒くさくなっちゃうのだろうなぁ…と
思って毎回見送っています(笑
いや、今どきのインスタントコーヒーは
それだけ簡単で美味しいのですよ…
私くらいの楽しみ方であればそれでも十分…(笑

さてさて

本日は「ニコンF」のカメラ修理を行っています。
言わずと知れた伝説の一眼レフですね。
キチンと整備された個体であれば
現在でもトップレベルのフィルムカメラです。
1959年発売のカメラです。
精度の高い非常に頑丈な部品を精密に組み上げた
カメラといった感じが節々から感じられます。
さすがに登場から60年以上経過するので
長らく放置された個体だと動きが悪いものも
多々見受けられますが端々の造りが良いので
きちんと整備を行えば全く問題なく動く事の多いカメラです。

お預かりしている「F」は初期のモデルですが
ご依頼者様のお宅でかなり長い間眠っていたようです。
それでも保管状況は悪くなく
見た目はファインダーやレンズに比較的軽微な
カビがある程度で良好です。
ただシャッターが全く切れません。
どうやら巻上はできるようなのですが
レリーズしても何も動かないような感じです。
(巻き戻し可能に切り替えたときに一応シャッターは走行する)

整備性も非常に良好です。
定期的に分解整備を行いながら
長く使用することを前提に作られているのがよくわかります。
シャッターが切れない原因は
ミラーチャージロックがかからず
巻上時にミラーチャージも行いに動くものの
ロックがされないからそのまままたリリース状態に戻ってしまい
シャッターを切ろうとレリーズしても
ミラーがチャージされていないから
ミラーが動かず当然シャッターも切れない…といった感じです。
シャッターが切れるようになって確認できましたが
スローガバナーは定番の固着で
さすがに高速シャッターの精度は全く出ていませんでした。
もちろんこれらもこれからの整備で全く問題なく改善されます。
まだまだ長く使えるカメラなので
ぜひ撮影にガンガン使っていただきたいカメラです。

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ミノルタコードのカメラ修理

今日は「喫茶店の日」だそうですよ。
1888(明治21)年のこの日に
東京・上野に日本初の本格的なコーヒー喫茶店
「可否茶館(かひいさかん)」が開店したことが由来となっています。
「可否茶館」での値段は
もりそば1杯1銭の時代にコーヒーが1銭5厘
牛乳入りコーヒーが2銭だったそうです。
超高級品ですね…(苦笑)
さらに席料が1銭5厘もしました。
値段が高すぎたこともあり「可否茶館」は
3年もたずに閉店してしまったそうです。
最近は喫茶店自体も少ないし
立ち寄ることもほとんどなくなってしまいました。
大人になってからはひとりでちょっと立ち寄るにしても
友達とたわいもない話をするときも
夜であることが多いので
居酒屋にいってしまいますのねぇ…
喫茶店を一番よく利用していたのは
高校生の頃のような気がします。
バイトまでの隙間時間とか
友達と学校帰りに少し話したいときとか
やたらと立ち寄っていましたね。
そこら辺中にちょうどよく居心地の良いお店がたくさんありましたし…
まぁ遠い遠い昔の話です(笑

さてさて

本日は「ミノルタコード」のカメラ修理を行っています。
1953年発売のカメラです。
当時発売されていた「ミノルタフレックス」の
普及版として発売されたカメラですが
ピント調整にその後のミノルタ機の特徴ともなる
「ハラキリ型」ピントレバーを備えたカメラです。
ノブ式のピント調節よりも素早くピント合わせを行うこともでき
非常に使いやすいピント調整です。
シャッターユニットはシチズン聖が搭載されたものと
今回お預かりしているセイコーシャラピッドが
搭載されたものが存在します。
レンズこそ3群3枚となりますが
機能的にはミノルタフレックス以上で
写りも非常も良いカメラです。

お預かりしている「ミノルタコード」は
かなり長い間、しまい込まれたまま眠っていたものと思われます。
それでも保管状況は悪くなかったようで
一番心配されるレンズの状態は
若干のカビがみられるものの基本的にはクリアで
かなり良いコンディションです。
ただしファインダーはすりガラスもミラーも曇りまくっていて
ピント合わせも普通にできないような状態です。
シャッターにも定番の粘り見られます。
フィルム装填はスタートマーク合わせの
セミオートマットですが
フィルムカウンターが何らかの原因でズレてしまっているようで
12枚撮り切ったあと裏蓋を開けると勢いよく戻って
シャキンと戻り切った音はするのですが
カウンター窓には三角マークではなく「ー」が出ている状態です。
(要はカウンターポジション的には戻り切っていない)
このカウンター位置に従ってフィルムを入れて撮影すると
1枚目は微妙に切れてしまい
フィルムは2枚分くらい残して撮影が完了することになってしまいます。
いずれにしても全体的に整備を行えば
快適に使用できる状態になると思われます。

今回は外装の貼り革がボロボロのため全て貼り換えを行うので
まずは分解に関係ない部分も含めて全ての貼り革を剥ぎ取ります。
60年代以降のカメラでポピュラーなビニックスレザーではないので
キレイに剥ぎ取るだけでもそれなりに時間がかかります。
画像はまず革剝ぎ取りが終わった状態です。
画像でもミラーが強烈に曇っているのがよくわかります。
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。

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ペンタックスSVのカメラ修理

今日は4月11日で
「し(4)っかりいい(11)」と読む語呂合わせから
「しっかりいい朝食の日」と
「しっかりいい髪の日」なんて記念日が制定されています。
朝食はやはり1日のスタートですし
しっかり食べなくてはダメですねぇ…
勝手な事情ですが私はいつもお昼がカフェオレ1杯だけなので
なおさら朝しっかり食べていないと持たないのですよね(苦笑
糖質制限の関係でお米をしっかり食べるのも朝だけなので
毎朝、少しばかりのおかずと米1合でエネルギー満タンにして
1日に臨んでいます。
昔は「寝起きにいきなり食べられない…」なんて思っていましたが
しっかり睡眠取っていれば寝起きでも食欲は出るみたいです。

さてさて

本日は「ペンタックスSV」のカメラ修理を行っています。
1962年発売のカメラです。
1964年には新世代となる「SP」が発売されますので
SP登場より前の「アサヒペンタックスシリーズ」の
ほぼ完成形といえるカメラです。
ベースは「S3」ですが構造的にもかなり手が加えらていて
非常に使いやすいカメラに進化しています。
機能的にもセルフタイマーが装備され
フィルムカウンターも自動復元式となり
露出計こそ装備されませんが
マニュアルのフィルムカメラとしてそれ以降のカメラと
遜色ない最低限の機能が一通り揃っています。
カメラボディはこのくらいのシンプルさが
ちょうどいいのよね…と思わされるカメラです。

お預かりしている「SV」はご依頼者様のお宅で
ずっと使われているカメラなのだそうです。
さすがに近年は出番が少なく
あまり動かされてはないようですが
20年前に一度オーバーホールも行っているらしく
コンディションはかなり良い方かと思われます。
ただし、現在となってはさすがにシャッターの動きが悪く
明らかに幕の動きが悪いのがフィルム室から見ていても
目視でわかるような状態です。
SPより前の「アサヒペンタックス系」は
未整備の場合、シャッター幕の劣化が深刻な場合がほとんどです。
今回はフィルム室から見ている分には比較的
幕のコンディションはよかったのですが
分解してフィルム室から見えない部分をチェックしてみると
特に後幕の一部にかなり幕の硬化が進んでいて
これがシャッターの動作不良の原因かと思われます。
そして後でわかったのですが
ずいぶん昔の話だとは思われますが
先幕のみは過去に交換歴があるようです。
それでも先幕の硬化も少し始まってはいましたので
ご依頼者様との相談の結果
どちらも幕交換を行うことになりました。
やはりそれが一番問題ない処置だと思います。

現王を確認するためにある程度分解していますが
これからさらに進めて
シャッター幕交換を行っていきます。
その際に当然ながら幕軸や巻上駆動部、ミラー駆動部等の
清掃整備を行います。

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ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「よいPマンの日」だそうですよ。
冬春期の「ピーマン」の主産地である
茨城県、高知県、鹿児島県、宮崎県の4県のJAグループで組織する
「がんばる国産ピーマン」プロジェクトが制定しています。
日付には「P」と「9」の形が似ていることから
「よ(4)いP(9)マン」「4県のP(9)マン」の語呂合わせなどからだそうです。「ピーマン」の出荷量が増える4月に
より多くの人においしいピーマンを食べてもらうことが目的とのことです。
ピーマン、苦手な方ってやっぱり多いのですかね?
私は子供のころから普通に食べられましたが
確かに少々の苦みが独特ですよね。
大人になると軽く炒めて塩コショウするだけで
ビールのつまみにめちゃくちゃ合うので重宝しています。
香ばしくてあの少し苦み走ったとこも美味しいのですよねぇ…
ちょっとした付け合わせにもにも使いやすいので
割とスーパーでよく買います。
ビタミンCが豊富で、ピーマン1個あたり80mgのビタミンCが含まれており
トマトの5倍にも相当するそうですよ。

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
1966年発売のカメラです。
ミノルタ初のTTL測光方式と開放測光を搭載したカメラです。
丈夫で使いやすいカメラで7年以上に渡って生産が続けられた
ロングセラーモデルです。
後継機に当たるSR-TスーパーやSR505/SR101も
基本的な構造はこのSR-T101がベースになっていて
それらでミノルタの機械制御シャッター一眼レフが
終焉を迎えてしまうので
ミノルタの機械制御シャッター一眼レフとしてはこのSR-T101で
ほぼほぼ完成形といえるかもしれません。

お預かりしている「SR-T101」は
シャッターは一通り動作していますが
やはり各部の動きがいまひとつよろしくなくて
高速シャッターの精度は出ていません。
先幕が少し遅いため1/1000はかろうじて開いてはいるものの
もう少し動きが悪くなると一部が開かなくなりそうです。
後幕の動きが比較的良いため
お決まりのミラーアップ等は起こらず
一見すると調子よく動いているようにみえます。
露出計関連は全くダメでBCは少し反応するものの
露出計モードにすると全く指針が動きません。
いつものSW周りの接触不良もあるのですが
ハンダ劣化が進んでいるための接触不良があるようです。
比較的、SR-T系では多いトラブルです。

開放測光に関連する連動糸が比較的多く
整備時には一部を取り外す必要があるので
正しい手順がわかっていないと整備に苦労するカメラです。
ただし、手順を把握していれば
整備性自体は非常によく
分解整備を行うときのことも
よく考えられた構造になっています。
ファインダー周りに内部モルトが多いので
分解時にはこのあたりの処理を入念に行わないと
せっかく清掃をしてもすぐにファインダーが
ゴミだらけになってしまいます。
SR-T系は当店では修理依頼の多いカメラなので
比較的弱点等は分かっていますが
それだけはなく入念に分解整備を行っていきます。

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