ミノルタコードオートマットのカメラ修理

今日は「温度計の日」らしいですよ。
仕事柄、温度も湿度もそれなりに気にして毎日過ごしていますが
ずっと今くらいの快適な気温&湿度だったらいいですねぇ
ちなみにあまり湿度の高い日は
レンズ清掃はやらないようにしています。
レンズクリーナーの乾きが悪くて何度拭いても
拭き跡ができちゃうのですね。
逆に乾燥しすぎると
今度は静電気がやたら発生するので
電子基盤のあるカメラを触るときには神経を使います。

さてさて

今日は「ミノルタコードオートマット」のカメラ修理を行っています。
ミノルタの二眼レフといえば「ミノルタオートコード」が有名ですが
ミノルタコードはその前のモデルです。
その中でもこの「ミノルタコードオートマット」は
セルフコッキングとなり
(巻上げとシャッターチャージが同時に行える、今では当たり前な機能ですが)
フィルムも他社とは違いオートコードと同様に
上から下へ巻き上げる方式になっています。
名前はミノルタコードですが既にかなりオートコードに近いモデルです。

二眼レフの修理の場合、
レンズのクモリ、ミラーのクモリ、貼り革の状態
この3点に留意します。
ミラーのクモリは新品のミラーに交換で対処します。
レンズのクモリは基本的に取れないものが多いので
いろいろな手段を使ってできる限りキレイにします。
貼り革はその後の時代の一眼レフと違って
剥がそうとすると粉々にはがれてしまうので
再利用ができません。革を剥がさなくてはならない作業の場合は
革張替えもセットで行うことになります。

今回のミノルタコードはミラーとレンズのクモリが少々酷いです。
他、スローにも粘り、シャッター羽根にも粘りが少々見られます。

IMG_7895

これからレンズを外してシャッターユニットの点検整備に入ります。

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ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「メイストームデー」だそうですよ。
「5月の嵐???何の日だ???」と思ったら
恋人に別れを切り出すのに最適な日なのだとか。。。
「八十八夜の別れ霜」という言葉がありますが
(八十八夜の頃に降りる霜がこの季節最後の霜ということ)
それにちなんで
バレンタインデーの日から数えて88日目のこの日に
「メイストームデー」が設定されたそうです。

おまけに今日は13日の金曜日ですね。
変なことの起こらないように慎ましく過ごしましょう(笑)

さてさて

今日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
このSR-1、「1」なのに
ミノルタ初の一眼レフカメラ「SR-2」に8ヶ月ほど遅れて
1959年7月に発売されました。
ネーミングもややこしいですが
このSR-1、マイナーチェンジが行われても
ネーミングを全く変えなかったせいで
同じSR-1なのに4種類のボディが存在します。

今回のボディは2代目にあたるボディです。

IMG_7888

最初期とこの2代目までは露出計ソケットがついておらず
「SR-1」の緑のロゴも巻上げ側に彫られています。
丸みがあって、緑のモデル名ロゴといい
旧タイプのminoltaのロゴといい何ともいえず
日本の古き良き時代を感じさせます。

このSR-1、かなり長い間、放置されていたようで
あちこちの動きが渋くなっています。
巻上げが異様に重い、スロー固着
たまにミラーアップしたままになる
高速シャッター開かず・・・等々
各部の油切れ、汚れによるものと思われます。
この状態で動かしていると
余計なトラブルを引き起こす可能性が高いので
早々に分解整備に取り掛かります。

IMG_7887

もちろん写真は途中経過でこれから貼り革を外して
ミラーボックスを分離してシャッター軸、ミラー駆動部の整備をしていきます。

この年代の布製シャッター幕は
ゴワゴワに硬くなって交換しないとダメな場合が多いのですが
今回の個体は幕の状態だけは比較的良好でした。
今回は幕交換は行わずに作業を進めます。

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オリンパスペンEEのカメラ修理

今日はすっきり晴れましたね!
何だか久しぶりの日差しのような気がします。
もう春・・・ではなくて初夏ですね。
とりあえずアイスの食べ過ぎに注意します(笑)

さてさて

今日は「オリンパスペンEE」のカメラ修理を行っています。
いわゆるペンEEシリーズの最初のモデルですね。
グレーの貼り革と小さなボディが何ともお洒落なモデルです。
現在でも人気の高いカメラだと思います。

この「EE」は後に出る「EES」と違って
ピントも固定焦点です。一定の距離にピントは固定しておいて
その被写界深度で手前から遠景までピントが合うように設定されています。
だからこの「EE」は巻き上げてシャッターを切るだけで撮れる
簡単なカメラです。

今回の個体は一見キレイで問題なさそうに見えるのですが。。。

とりあえず巻き上げてみます。。。あぁ。。。軽くていいですね。
シャッター切ってみます。軽快なシャッター音が響きます。
シャッター羽根の様子を見てみると。。。あら、シャッターが閉まりきっていません。
よく見てみると開くときはいいのですが閉じる動きが非常にゆっくりで
閉まりきる直前で止まってしまいました。
巻き上げるとそのタイミングでしっかり閉まります。

定番のシャッター羽根の固着ですね。

しかしながら、それよりもどうやら常に絞り全開で切れていますね。
さらにレンズ部分を塞いでも赤ベロも出ずに切れるので
シャッター周りは全体的に固着気味のようです。

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絞りが全開で常に切れる。。。の段階で予感はしていましたが
これもセレンは劣化により全く起電しないですね。
部品取り用のカメラから移植しなくてはいけません。。。

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ペンンタックスKXのカメラ修理

今日は「長良川の鵜飼開き」の日だそうです。
一般的なアユ漁の解禁より少し早いのですね。

さてさて

今日は「ペンタックスKX」のカメラ修理を行っています。
ペンタックスがKマウントに移行して最初のモデル
K2、KX、KM、3兄弟の真ん中のモデルですね。

シャッター機構やミラー駆動部は
基本的にベストセラー機SPをベースとしていると思われますが
露出計周り等々、随分、進歩してる部分も多いです。

今回の個体は、まず露出計不動
電池が長期間入れたままだったようなので
端子・リード線の腐食が原因と思われます。
加えてシャッタースピードが随分狂っています。
これは作動音やシャッター幕の様子から
シャッター幕回転軸の油切れが原因と思われます。

IMG_7885

底カバーを外してみた様子はSPそっくりなのですが
上カバーを外した内部は全く別物です。
受光素子や摺動抵抗、基盤、どれも設計が新しいものですね。

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ミノルタユニオマットのカメラ修理

今日は「アイスクリームの日」ですよ!
まぁ、こんな日がなくってもアイス大好物な私は年中食べてますが。。。(笑)

そういえば冬の間、見かけなかった某コンビニの
「練乳いちごバー」が今月から復活してますね。私、これ、好きなんですよねぇ
税込90円という価格もあいまって毎日のように買ってしまいます。。。

さてさて

今日はミノルタ・ユニオマットのカメラ修理を行っています。
ミノルタのレンズ一体型カメラといえばハイマチックシリーズが有名ですが
そのハイマチックの初代モデルより少し前に発売されていたモデルです。
初代ハイマチックもそうですが濃い目のグレーの貼り革が何とも粋なモデルです。

今回お預かりした個体は外装は非常にキレイな個体です。
スロー固着、レンズ汚れ、ファインダー二重像ズレ等々
この年代のモデルであれば発生してるであろうトラブルがいくつか出ています。

ただ、ひとつ困ったのが。。。露出計不動

このユニオマット、簡易型のプログラムシャッターなので
手動で露出計を見ながらLV値を合わせて露出設定をするカメラです。
LV値が大体つかめてさえいれば露出計はなくても撮影はできるのですが
当然、修理をするからには、それでは済まされません。

ただ、露出計不動の原因がセレン電池劣化だとなかなか大変です。
交換するしか術がないのですが
元気なセレンがなかなか見つからないのです。

IMG_7855

とりあえずおおまかに分解して
露出計に直接、電圧をかけると。。。やはり元気に動きます。
で、セレンの起電力を調べてみると。。。
やっぱり。。。ダメですね。セレンは劣化して使えない状態です。

さて、まずは使える中古のセレン電池探しから始めます!

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コニカⅢAのカメラ修理

今日は言わずと知れた「母の日」ですね!
私の場合、「孝行のしたい時分に親はなし」なんて諺を痛感する現在ですが
親御様がご健在の皆さん、
是非、「母の日」には日ごろの感謝をお伝えくださいませ。

さてさて

今日は「コニカⅢA」の修理を行っています。
これまでに通常の「コニカⅢ」はこのブログにも何度か登場していますが
その「Ⅲ」に近接撮影補正機能付の等倍ファインダーを与え
他各部小変更を行ったものがものが「ⅢA」です。

搭載レンズは「Ⅲ」と同じく48mmF2のものと
50mmF1.8搭載のもの、2種類が存在します。

で、今回の個体は50mmF1.8搭載モデル
ご依頼者の方は最近入手されたとのことですが
外装も非常にキレイ、「生きているファインダー」と称された
等倍ファインダーも汚れは少なく、一見、良い個体なのですが。。。

巻上げレバーが途中で固まったまま動きません。

シャッター羽根が開いたままなので
直接の原因はシャッター羽根固着だと思われますが
ちょっと嫌な予感。。。

IMG_7852

まずはシャッターユニットを外してみましたが
予想通りシャッターユニットを外すとレバー側は問題なく動きます。

実は、悪い予感は当たるもので
この写真を撮った後、もう少し原因を調べて見ようと
チャージカムを外してチェックしてみたところ
見事にシャッターユニットととの噛み合せ部分が大きく変形していました。

おそらく、シャッター羽根が固着して巻上げがかなり重くなったところへ
何度か巻上げを繰り返し無理な力がかかったと思われます。

この状況、たまに見かけます。

変形したチャージカムは力で戻そうとしても結局折れるのがオチなので
中古品で部品を探してから修理再開とします。

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キヤノンAE-1プログラムのカメラ修理

今日は「博士の日」らしいですよ。
小学校の頃、学校であった星座や惑星の授業に触発されて
簡単な天文の本を読み漁り
家にあった口径6cmの屈折望遠鏡で夜な夜な星を眺めては
「天文学者になりたいなぁ。。。」なんて思ってたことを思い出しました(笑)

その頃、覚えたことは忘れないもので
今でも山とかで満点の星空を見るとついつい星座を辿ってしまいます。

余裕があれば本格的天体写真とかにチャレンジしたいなぁ。。。
でもあの分野は機材が大変なんですよねぇ~

さてさて

今日は「キヤノンAE-1プログラム」のカメラ修理を行っています。
大ベストセラー機のAE-1にプログラム露出が追加され
ファインダー内表示もLEDに変更され
正常進化でこれまた大ヒットしたこの時代の
キヤノンの代表的なモデルです。

今回の個体は
まず「高速シャッターが開かない」というトラブルを抱えています。
このカメラは電子制御シャッターのため
シャッターの開閉はマグネットを使って制御してるのですが
そのマグネットに何らかの問題があるのでは?と推測されます。
さらに露出計も多少狂っているようなので
そのあたりを中心に整備を進めていきます。

IMG_7849_1

キヤノンAシリーズは横走りシャッターのため
比較的アクセスしやすいボディ底部にマグネットが2個配置されています。
とはいえ、シャッター周りの点検整備のため
これからフレキをある程度外して
ミラーボックス取り外しにかかります。

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コニカC35のカメラ修理

3日ぶりのブログ更新となりました。
お店も3日間お休みをいただきました。
休み前には。。。
「時間がある程度取れるからあれをしよう、これもしよう」、と
いろいろ考えてはいたのですが
終わってみれば思っていたことの半分もできませんでした(苦笑)

なかなか時間を上手く使うのは難しいですね。。。
でも少しのんびりできました(笑)

さてさて

今日は「コニカC35」のカメラ修理を行っています。
これも依頼の多い人気のカメラですね。
「ジャーニーコニカ」として一世を風靡したカメラです。
その名の通り、旅行とかに持ち歩くのに
丁度良いコンパクトさで
加えて伝統のヘキサノンレンズで写りも良い、いいカメラです。

今回修理ご依頼の個体は
長い間、使われずに保管されていたものですが
保管状態が良かったようで
一通り動作はしています。
とはいえ、さすがにお約束のフィルム室のモルトは使える状態ではなく
測定してみるとオートも結構、ずれてしまっています。
動作音をよくチェックしてみると
一部、油切れの箇所もあるようです。
その他、レンズ・ファインダー清掃、ピント点検調整、等々
安心して使える状態に整備していきます。

IMG_7846

まずは、動作はしてるのですが
ウィークポイントである電池室裏接点と
シャッター羽根を駆動しているプーリーの状況から
点検整備していきます。

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キヤノネットG-Ⅲ17のカメラ修理

明日の5月3日から5月5日までの3日間、
当店もお休みをいただきます。
ご迷惑をおかけいたしますがご容赦くださいませ。

さて

今日は「キヤノネットG-Ⅲ17」のカメラ修理を行っています。

1961年にデビューし大ベストセラーとなった初代キヤノネットから
11年後の1972年に発売されたキヤノネットシリーズの最終モデルです。
初代に比べると随分コンパクトになり時代の流れを感じるモデルですね。

このG-Ⅲ、今でも結構な人気のあるカメラで
当店でも修理依頼の多いカメラです。

今回の個体はこれまでそれなりに撮影に使っていたそうなのですが
突然、オートでシャッターが切れなくなってしまったとのこと。
まずは簡単にチェックしてみると
マニュアルでは切れているのでシャッター機能そのものは大丈夫そうです。
バッテリーチェックランプも付くので電池室周りもとりあえずはいいようです。
ただ、露出計の針はかなり不安定ですね。
で、何度かテストしてみると露出計の針がキチンと振れているときは
シャッターが普通に切れますが
たまに振れないときがあるようで
その場合はシャッターが切れないようです。
針押さえ式のオートなので露出計が触れないと切れないのは当然ですね

IMG_7825

まずは電池室から露出計までの回路をチェックしてみたいと思います。
ある程度、原因が判明したところでシャッター周りのチェック
レンズ清掃等々も並行して行っていきます。

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オリンパスペンEEDのカメラ修理

今日から5月ですね!
さらに今年は閏年なので今日が八十八夜であり「緑茶の日」でもあります。
私もあとで緑茶を入れて一息つこうかな。。。

さてさて

今日は「オリンパスペンEED」のカメラ修理を行っています。

コンパクトさが売りの「ペンシリーズ」の中では
このEEDはちょっと大柄です。独特のBOXYなデザインのせいもあり
フルサイズの「トリップ35」とあまり変わらないサイズに見えます。
それもそのはずで搭載するレンズは32mmF1.7と大口径です。
そしてネーミングに「EE」とあるように基本的にはオートで撮るカメラです。
他の「ペンEE」シリーズや「ペンD」シリーズと比べても
この「EED」はなかなか異端児的存在だと思います。

今回の個体はオートを司る存在の露出計が不動のようで
オート時には常に赤ベロが出てしまいシャッターが切れない状態です。
フラッシュ用のマニュアル1/15秒はこのカメラ特有の
「シャコーン」といった軽快な音で切れています。

IMG_7818

電池室に液漏れによる腐食が見受けられます。
電源系のリード線は張り替えが必要なようです。

これからレンズボードを外し、シャッター周りのチェックを行いつつ
露出計周りの修理を行います。

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