リコーオートハーフSのカメラ修理

今日は言わずと知れた「ひな祭り」ですが
ひな祭りのときに金魚を一緒に飾ったことから
今日は「金魚の日」でもあるのですね。
子供の頃に飼っていたことがありますが
なかなか大変だったことをよく覚えています。
水槽の水替えはちょっとした一大イベントでしたねぇ(笑)

さてさて

今日は「リコーオートハーフS」のカメラ修理を行っています。
最近、オートハーフの修理も件数が増えてきたような気がします。
独特のレトロ感満載のスタイルと
ゼンマイ仕掛けの自動巻きが人気の要因かとは思いますが
このカメラ、本当によく写るんです。
ハーフ判だし今で言うトイカメラ的なものを想像していると
出来上がってくる写真のクオリティにちょっとびっくりすると思います。

今回、お預かりしてるのは「オートハーフS」なので
セルフタイマー付きということです。
シャッターは何とか切れているのですが
シャッター動作が終わってレリーズが戻ると
絞り羽根もきっちり閉まるはずなのですが
中途半端な位置でたまに止まってしまいます。
オートハーフはシャッター羽根も絞り羽根も
非常に薄く、それをあまり力のないバネで駆動しています。
(力が足りないわけではなく
本来の状態であれば弱い力で十分ということです)
そのため、少しの汚れやほんのわずかな油分で
いとも簡単に固着してしまいます。
今回も固着まではいかないにしろ
汚れか油で動きが悪くなっているものと思われます。

写真は絞りユニットまでを外したところです。
露出計は動いていますが
ISO100のときはまだ良いのですが
ISO400の場合にかなりアンダー目となってしまっています。
まずはシャッター、絞り羽根の点検整備から行い
各部点検整備一式を行っていきます。

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