ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「生酒の日」だそうですよ。
月桂冠から本格的な「生酒」(なまざけ)が発売された
1984(昭和59)年6月25日が由来となっているそうです。
「生酒」はいわゆる「火入れ処理」を行っていない日本酒です。
少し冷やして飲むと美味しいのですよねぇ
「生」にはこだわりませんが
いわゆる「冷酒」が美味しい季節になってきましたね。
余談ですが日本酒の場合
「冷や」は通常常温のお酒のことで
「冷酒」は冷蔵庫等で軽く冷やしたお酒のことです。
これからの季節、お刺身に冷酒なんて
最強の組み合わせですね…
冷酒だとついつい飲みやすくて
飲みすぎちゃうので注意が必要です。
刺身に限らずやはり魚介類には日本酒が最強かと思います。
普段は安酒ばかりなので
ちょっといいお酒買いに行ってこようかな…(笑

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
最近、登場回数が多いですね。
1966年発売のカメラでミノルタ初のTTL測光露出計搭載で
開放測光対応のカメラです。
丈夫で使いやすく人気モデルとなり約7年間にわたって生産されました。
後のSR-TスーパーやSR505/101も基本構造はSR-T101と同様で
ミノルタの機械制御シャッター一眼レフの完成形とも言えるカメラです。
さすがに60年前のカメラなので
動きが悪い個体が多いですが
一通りの整備で問題なく動作する個体もまだまだ多いカメラです。
ヒット作だけあって現存数も多く
家で眠っていたカメラが「SR-T」だったということも
多いかと思います。
当店にやってくる「SR-T」もそのパターンのものが多いです。

お預かりしている「SR-T101」は
シャッターを切るとミラーが上がったままになってしまいます。
構造上、巻き上げるとミラーは降りてくるのですが
再度シャッターを切っても同じ症状を繰り返します。
それだけではなくシャッターが完全に走り切らず
少し隙間が空いたままとまってしまうこともあるようです。
いずれの症状もシャッター幕がスムーズに走行しないことにあります。
幕軸の汚れ等で動きが悪くなっていることが原因と思われます。
セールスポイントのひとつでもあるTTL露出計は
電池を入れるとなんとか動くのですが
指針が非常に不安定です。
SW部の接触不良やハンダの劣化等が原因と思われます。
このままではとても撮影に使えませんが
いずれのトラブルも通常の整備一式で改善する症状です。

ダイキャストやシャッター、巻上、ミラー駆動の
基本構造は先代の「NewSR-7」で一新されたものを
引き継いでいます。
それに開放測光機構とTTL測光露出計を組み込んだのが
「SR-T101」ともいえます。
露出計のレンズ絞り・SSダイヤルから連動や
ファインダー内SS表示は連動糸を使って行われ
分解整備時にはこの連動糸の処理がポイントともなります。
手順と構造がわかっていてばなんてことはありません。
基本的には内部構造にも余裕があり
整備性も非常に良好なカメラです。
頻繁に整備するカメラでもあるので
内部も見慣れた光景ですが
油断せずに慎重に作業を行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。