今日は「カイロの日」だそうですよ。
使い捨てカイロを使う方が多いとは思いますが
やはりベンジンを使う「ハクキンカイロ」はめちゃくちゃ暖まります。
ちなみに星景写真の撮影とかで長時間露光をする場合
レンズが途中で曇ってしまって写真が台無しになることがありますが
これも「ハクキンカイロ」をレンズに括りつけておくことで解決します。
この場合、使い捨てカイロじゃ役に立ちません。
さてさて
本日は「キヤノンAE-1プログラム」のカメラ修理を行っています。
大ベストセラーとなったAE-1の改良版ですが
単にプログラム露出が追加になったわけでなく
ファインダー表示等、かなりの変更が加えられています。
ネーミングからイメージするとあまり変わっていないような感じを受けますが
中身の電装類も相当進化しています。
今回、お預かりしているAE-1Pは
ご実家でかなり長い間眠っていたようです。
電池を入れてシャッターを切ろうとすると
「ピーピーピー」と電子音がなるだけで全くシャッターが切れません。
あまりこの状況は良くないので
電池を抜いて強制的に一度、シャッターを切ってみると
「ギャイン」と派手な音を立ててシャッターが切れました。
キヤノンAシリーズ特有のシャッター鳴きですね。
上カバーを開けてみるとわかるのですが
基本的な部分はAE-1とほぼ共通だったりするのですが
電装関係が全く別物です。
この時代に急速に電子化が進んだことがよくわかります。
AE-1ではまだ糸連動も残っていましたが
AE-1Pではもう糸連動もありません。
まずはシャッターが切れない原因を探っていきます。
おそらく何らかの接触不良ではないと思われます。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。