月別アーカイブ: 2024年5月

ヤシカエレクトロ35のカメラ修理

今日は「たまご料理の日」だそうですよ。
5月を「たま(0)ご(5)」、
22日を「ニワトリ(2) ニワトリ(2)」と読む語呂合わせからだそうです。
「たまご料理」、美味しいモノばかりですよねぇ
目玉焼き、ゆで卵、卵焼き、だし巻き卵、オムレツ、オムライス、
スクランブルエッグ、親子丼、茶碗蒸し、卵豆腐、天津飯…
他にも数え上げるとキリがないですし
たまごを食べている自覚がなくてもいろいろな調味料とかに
使われている場合もありますね。
それだけ美味しい上に生活に欠かせない食材です。
ただ、私の年齢くらいになってくると食べ過ぎに注意ですねぇ…
カロリーも高いですし、コレステロール量も多い…
でもそれより「飽和脂肪酸」が多いというのが気になります…
動脈硬化を促進してしまいますものね…
飽和脂肪酸は油脂類や加工肉、
そして卵やバター等の乳製品に多く含まれます。
脳梗塞や心筋梗塞のリスクが気になる方は
注意したほうが良いかもしれません。
でも食べ過ぎさえ気を付ければ
タンパク質を程よく含んでおり、さらにビタミンやミネラルが豊富で
何といっても美味しいたまごはやはり魅力的ですね。
なんなら簡単に生たまごで卵かけご飯でも最高です!

さてさて

今日は「ヤシカエレクトロ35」のカメラ修理を行っています。
そうなんです。またエレクトロです。
ここのところなぜか集中して依頼が入っていますね
でも今日以降は当分エレクトロの整備の予定はないので
この依頼を受けたあたりの数日間だけやたらと集中しているのです。
なかなか不思議ですよね。
今日の「エレクトロ35」は前々回と同じく「初代エレクトロ35」です。
それも前回よりも初期モデルです。
ファインダー内の警告灯は矢印ではなく丸いランプ
ASA感度設定は最大400までとなっています。
そして底板を留めているネジの数が4本です。
中身的には最初期もそれ以降の初代も大きな違いはありません。

お預かりしている「初代エレクトロ」はまず電源が入りません。
電池室自体は腐食や緑青もなくかなりキレイなのですが
配線やハンダの劣化が原因かと思われます。
そしてやはりシャッター羽根の動きは悪く
完全に開ききらない状態かと思われます。
エレクトロに多くある症状で羽根自体の汚れによる粘りではなく
羽根駆動部の動作不良かと思われます。
そして今回のエレクトロは巻上でシャッターチャージは
問題なくできるもののフィルムが全く巻き上がりません。
正確に言うと巻き上げてもスプロケットが全く動きません。
巻上軸の回転が底部スプロケット駆動ギアに伝わらないようです。
ギア裏面のピンに問題があると思われます。
オート制御等はまずは電源を入るようにしてみないと
問題の有無はわかりませんが
もんだいがあればそれも合わせて修理整備を行っていきます。

ちなみにレリーズ軸を抑えておくゴムブッシュは
当然のごとく劣化していて全くレリーズ軸を抑えておくことができません
なので今回もエレクトロならではの巻上時の
「カタン」というレリーズ軸の戻る作動音は今回もありません。
ここも先に処置をしておかないと
オート制御は回路に関係なくまともに動かないので
ここを対処してからオートの制御を確認します。
まぁエレクトロの電子回路はおそらく大丈夫かとは思います。
何かあるとすればハンダの劣化や
マグネットの汚れによる吸着不足等の動作不良かと思います。
いずれにせよ、エレクトロは整備の過程で確認事項の多いカメラなので
ひとつひとつ動きを確認しながら全体的な整備を行っていきます。

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コニカⅢのカメラ修理

今日はこれといってピンとくる記念日がない日ですねぇ…
過去の出来事を探ってもなかなかこれといったものが…
ただ今月に限らず毎月19日は
「シュークリームの日」なのですよね。
「19」がシュークリームの語感と似ていることからだそうです。
いろいろ身近なスイーツでお馴染みのモンテールさんが制定しています。
モンテールのシュークリームやエクレア美味しいですよねぇ
スーパーで身近に見かけるのでついつい買ってしまいます。
個人的に思い出すことですが
シュークリームと言えば広島市内でサラリーマン時代
(20代だから30年くらい前かな…)
立町に「キャベツ畑」ってシュークリームしか売っていない有名なお店があって
1個単位で買えたので外回りから帰社する際に
内勤の人たちに差し入れでよく買って帰ってました。
まぁ小さなオフィスだったから10個とか15個で足りるから
ほんの些細なお土産なのですが…あれも美味しかったですねぇ…
こんなこと思いだしてたらやたらとシュークリーム食べたくなりますね(笑
あの頃は2,3個平気で食べられましたが今は1個で充分ですし
だいたいカロリー的にも糖質的にも1個でも気を使います(苦笑)
あとでコンビニ行ったときにでもお茶請けに買ってきましょう!

さてさて

本日は「コニカⅢ」のカメラ修理を行っています。
1956年発売のレンジファインダー搭載のレンズシャッター機です。
巻上を特徴的なフロントレバーで行います。
よく整備された個体だと巻上も非常に軽快で
リズミカルにダブルストロークさせるのが病みつきになるカメラです。
この「Ⅲ」からセルフコッキングにもなり
シャッターチャージ、巻上がダブルストロークの巻上で
同時に行えるようになりました。
やはりセルフコッキング化されると
一気に操作性が現代的になりますね。
「Ⅲ」にもいくつかバリエーションがありますが
今回お預かりしているのはシャッタースピード設定が
ライトバリュー方式になった「L1」と呼ばれるモデルです。
それに伴って搭載シャッターユニットもセイコーシャMXLになっています。
レンズは変わらずヘキサノン48mmF2です。
ライトバリュー方式の露出設定は今となっては
少し慣れが必要ですがうまく使うと便利なシチュエーションもあると思います。

お預かりしている「コニカⅢ L-1」は
シャッターが全開に開いたまま固着してしまっています。
閉じたまま固着というパターンは多いのですが
開いたまま固着というのは少し珍しいですね。
ただ開いたまま固着ということは単なる羽根粘りでの固着ではなく
羽根駆動部に問題があるような気もします。
絞り羽根側に粘りがほとんど見られないのも
羽根粘りではないと思わせます。
余談ですが最近変な状態のカメラをよく見ることもあって
「そもそも羽根がない」なんてことはないだろうな…なんて
ついつい疑ってしまいます(苦笑)
結論から先に行っておくと無事に羽根はありました。
やはり駆動部の動作不良、部品変形による固着です。
ちょっと修理にはそれなりに苦労しそうな感じです。

最初にとりあえずはシャッターの現状を確認しようと思い
前面からアプローチし状態を確認している段階です。
まずはシャッターが普通に動作する状態にすることから
取り掛かろうと思います。
それに目処が立ったところで分解を進めて巻上の整備調整
レンズ・ファインダー清掃、距離計の調整等々
一通りの整備を行っていきます。

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ヤシカエレクトロ35のカメラ修理

今日は「ことばの日」だそうですよ。
「こ(5)と(10)ば(8)」と読む語呂合わせからで
言葉について考え、言葉を正しく使えるように心がける日だそうです。
当然ながら言葉を使って人とコミュニケーションを取るのが普通ですが
言葉使いって本当に難しいですねぇ…痛感することが良くあります(苦笑)
言い方ひとつで与える印象がガラリと変わってしまい
意図しない方向へ話が進んでしまうこともあるので本当に大変です。
それでもまだ対面で話している分には
意図しない伝わり方をしてしまった場合にも
それに気づくのがまだ早いような気がしますが
メールや文章ではまたそれに気づきにくいのが怖いですね…
いずれにしても発しようと思った言葉はあまり勢いで
そのまま発するのではなく一度咀嚼して
落ち着いて発言しようとは思います。
もちろん気の向くまま思いのまま発する言葉も
ストレートで良い場合もあるとは思います。
ケースバイケースですが「言葉」というより
意思を伝えるって何年生きていても難しいですね(苦笑)

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35」のカメラ修理を行っています。
またまた「エレクトロ35」です(笑)続きますね…
ただし今日のエレクトロはコンパクトな「MC」とかではなく
ちょっと大柄でレトロなデザインの「初代エレクトロ35」です。
1966年発売のカメラです。
「ろうそく1本の明かりでも写る」カメラを目指して作られたカメラです。
そのため安定した低速及び長時間シャッターを得られる
電子制御シャッターを搭載し
少しでも早いシャッタスピードを確保するための大口径レンズを備えています。
シャッターユニットはほぼ専用設計ともいえる「コパルエレク」を搭載し
レンズは45mmF1.7ヤシノンDXレンズを搭載します。
露出制御は絞り優先オートで制御します。
昨日・一昨日の「MC」のブログでも書きましたが
エレクトロ35シリーズは
この「大口径レンズ」+「電子制御シャッター」+「絞り優先オート」
そして「レンジファインダー」という点は最終モデルまで共通項となっています。
「MC」のみが小型化を優先してこの中から「大口径レンズ」と
「レンジファインダー搭載」という特徴が外されています。
内部機構もモデルチェンジごとにブラッシュアップされ
特に電子回路は年々進化しますが基本的構造やアプローチは
この初代の考え方が最終モデルまで引き継がれています。
そういったところも見てもこの初代エレクトロが
優れた設計だったことが垣間見えるような気がします。

お預かりしている「エレクトロ35」は初期のモデルで
ファインダー内の警告灯がエレクトロ35の特徴ともいえる
矢印マークではなく黄色・赤色の丸い警告灯です。
ASA感度も500までの設定しかありません。
初期モデルは最近さすがにあまり見なくなったような気がします。
ご依頼者様のお宅で新品時から使われていた
個体だと思われますがここ数十年は使われることなく
しまい込まれていたものと思われます。
残念ながら電池を入れても電源は入らず
オートやSSの制御は全くできません。
やはり配線やハンダの劣化のため接触不良な状態かと思われます。
エレクトロ35といえば巻上レバーで巻き上げたときに
「カタン」とレリーズ軸が戻ってくる作動音がするのが
シリーズ共通の特徴ですがこのエレクトロはその差動員もしない状態です。
レリーズ軸を抑え込む部分のゴムブッシュが劣化で
溶解してしまっていると思われます。
シリーズ中期以降のモデルはこの部分に劣化しにくい素材を使っているので
ここのトラブルは少ないのですがシリーズ前期の
初代と同様の躯体を持つモデルはここに注意が必要です。
これが腐食して軸の抑えが効かなくなると
オート制御が一部不能となってしまいます。
加えてシャッター羽根に少々油滲みも見られ
羽根の動きが粘ってしまっているようです。
レンズ・ファインダーに当然ながらカビも発生しています。

電子回路自体は非常にしっかりできていて
意外と電子制御関連のトラブルは少ないカメラです。
しかしながらこの配線の多さはこの時代の電子制御機らしく
非常にややこしい上にトラブルも元にもなりますね。
電子制御機は接点と導通、そしてマグネットの吸着が肝なので
そのあたりを中心に一通りの整備を行っていきます。
電池室からの配線交換と端子の清掃等で
とりあえず電源は入るようになりました。
ボディサイズに少し余裕があるので意外と整備性は悪くありません。
この時代ならではの配線の多さとそれを繋ぐハンダも
エレクトロは非常にしっかりしています。
メーカーや機種によっては経年劣化もあり
どこもかしこもハンダ不良なカメラもあるので
そこは非常に安心できます。
そして何といってもシリーズ初期モデルの
このギンギラギンなシルバーは
他のカメラとは一線を画していていいですね!

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ヤシカエレクトロ35MCのカメラ修理

今日は「旅の日」だそうですよ。
1689(元禄2)年5月16日(旧暦3月27日)、
俳人・松尾芭蕉が江戸を立ち
『おくのほそ道』(奥の細道)の旅へ出発いたことに由来しています。
隅田川から日光街道を北へ進み、下野・陸奥・出羽・越後・加賀・越前など
未知の国々を巡る旅は、全行程約600里(約2400km)に及ぶ徒歩の旅でした。
芭蕉は体が弱かったため困難も多かったが
2年後の1691年(元禄4年)に江戸に帰ってきたのだそうです。
2400kmの徒歩の旅はすごすぎますね。
そんなのは間違いなく真似できませんが
もうどこか遠くの未知の場所に出かけたいとも
あまり思わなくなりました(苦笑)
年3回の帰省が私に取ってはちょっとした旅行ですね。
あとはたまに日帰りで行ける範囲に出かけるくらいで充分です。
でも通常の生活で見ることのない景色や街並みを
出かけた先で見るのは本当に新鮮で
非常にいい気分転換になるのはわかっているので
無理のない範囲で余裕をもってこれからも出かけたいですね!

さてさて

本日も「ヤシカエレクトロ35MC」のカメラ修理を行っています。
昨日とは別の個体です。
エレクトロ35MCなんてそれほど頻繁に入ってくる機種ではないのですが
偶然にも2台続けて同じ日に全く違うご依頼者の方からお預かりしました。
この仕事していると割とこんな偶然があるのですよ。
2台連続は確かに珍しいですが
滅多に依頼のこない機種が
短期間に集中して入ってくる…なんてパターンはよくあります。
昨日も書きましたがエレクトロ35シリーズの中でも
「MC」は特に小型化に特化した異端児的カメラです。
「MC」が出た翌年の1973年にはエレクトロの本流ともいえる
大口径レンジファインダー機の「FC」がそれまでのモデルと比べて
小型化されて出てきますがそれでも「MC」ほど割り切った設計ではないので
それなりの小型化にとどまっています。
「MC」の魅力は何といってもその小ささと
コンパクトながらエレクトロらしい機能と何とも魅力的なデザインだと思います。

昨日の「MC」はブラックでしたが今日の「MC」は
ヤシカらしいギンギンギラギラのシルバーです。
初期のエレクトロ程ギンギンギラギラではないですが
「MC」のシルバーもまた独特で何とも魅力的です。
昨日の黒MCと同様に今日の銀MCもシャッターが開いたままになってしまいます。
さらに今日の銀MCは電池を入れても電源が入らない模様です。
シャッターが開きっぱなしになる症状はやはり羽根側でなく
羽根を駆動している機械部分の粘りが原因です。
駆動部は上画像の状態で既に確認できているので
動きを良くする処置を行っていきます。
電子制御機なのでマグネットの清掃ももちろん必須です。
電源が入らないのは電池室からの配線腐食かと思われます。
お預かりした時点でかなり古い電池が入ったままになっていたので
その影響も大きいかと思います。
いずれにしろ普通にシャッターが動作し、電源が入る状態になってから
各制御の動きの確認を行っていき
調整整備を進めていきます。並行してレンズやファインダーの清掃を行います。

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ヤシカエレクトロ35MCのカメラ修理

今日は「ヨーグルトの日」だそうですよ。
日付の由来はヨーグルトを研究し、ヨーグルトが健康に良いと
世界中に紹介したロシアの微生物学者
イリヤ・メチニコフ博士の誕生日からだそうです。
乳酸菌ですねぇ…整腸作用を中心に摂取すると効果抜群ですよね!
身体によいことは重々わかっているので
なるべく食べるようにしてますし
明治ブルガリアヨーグルトのプレーンも良く買うのですが
ついつい、甘みが欲しくなって
蜂蜜をそれも大量にかけてしまうのですよね(苦笑)
それだと本末転倒で逆に体に悪いほうの効果抜群になってしまいます…
適度に少しだけかけるように気を付けなくては…
でもヨーグルト自体は良い効果が期待できるうえに
マイナスな部分がほとんどないと思うので
積極的に食べたいと思います。
そういえば少し前から切れてたな…今夜買って帰ります!

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35MC」のカメラ修理を行っています。
1972年発売のとってもコンパクトなカメラです。
ヘタなハーフ判カメラよりも小さなカメラです。
エレクトロ35シリーズと言えば目指すところは
「ろうそく1本の光でも写る」カメラということで
F1.8クラスの大口径レンズを搭載するのが定番なのですが
この「MC」に関しては小型化を最優先にしたためと思いますが
搭載するレンズはヤシノンDX40mmF2.8レンズです。
他のエレクトロ35シリーズでは全機種レンジファインダー搭載とういうのも
共通項ですがこの「MC」はシリーズ中ちゅいいつの目測ゾーンフォーカスです。
これも小型化のためだと思われます。
それでもエレクトロ35らしく絞り優先オート専用機です。
割り切った設計と引き換えにこの小さなボディとなったわけですが
個人的にもこの小ささと四角いデザインが何とも魅力的に写ります。

お預かりしている「MC」は
ご依頼者様が数年ぶりに使おうとしたところ
電源は入るのだけどシャッターが開いたままになってしまうということで
当店にやってきました。
電池を抜いてシャッターを切っても同じように
シャッターが開いたままになるので
(本来はシャッターは切れるが未制御で切れる)
電気的な問題ではなく機械的にシャッターが粘っていると思われます。
MCのシャッターユニットはコパルEJですが
ビハインドシャッターで羽根がフィルム室側に露出しているため
ゴミが付着しやすいとも思われます。
加えて駆動部が比較的粘りやすいというのも過去の経験でわかっているので
まずは駆動部と羽根の清掃を行って対処していきたい思います。
シャッターがまとも切れてくれないと
電子制御が正常に動作しているかどうかも判断できないので
まずは普通にシャッターが動作することを最優先で取り掛かります。

さすがに外寸がこの小ささなので
中身はかなりぎっしり詰まっており
整備性はやはり良くないです。
レンズ銘板や化粧プレートもねじ込みではなく
接着剤付けされていて再利用しなくてはならない現状だと
取り外しにもかなり苦労します。
まだ取り掛かり始めですが
落ち着いて慎重に作業を行っていきます。

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ペンタックスMEのカメラ修理

今日は「カクテルの日」だそうですよ。
若い頃はカッコつけてショットバーでよく飲んでたし
ショート・ロング問わずいろんな種類を試して
話のネタにもしてましたねぇ…もうずいぶん昔の話です(笑
今やお酒は日本酒・焼酎・ビール・ウイスキーですものねぇ
あまりややこしいものは飲まなくなりました…
でもカクテルはあまーいジュースのようなものから
キリッとしたものまで本当に千差万別で
いろいろ飲み始めると奥が深くて楽しいですよね。
簡単なものだとある程度の材料と道具があれば
家で作ってそこそこ美味しくいただくこともできますが
やっぱりカクテルはちゃんとしたバーで
手慣れたバーテンダーさんに作ってもらうのが最高です。
お店の雰囲気とかも合わせて存分に楽しみたいものです。
…なんてことを考えてたら…ヒサビサにふらっとショットバーにでも
行ってみたくなりますね…
そういえばトム・クルーズの「カクテル」にもハマったなぁ…
世代ですね(笑
トム・クルーズといえば…今日は「トップガンの日」でもあるそうです。

さてさて

本日は「ペンタックスME」のカメラ修理を行っています。
1976年発売のカメラです。
「ME」が発売される1ヶ月前に「MX」が発売され
「ペンタックスMシリーズ」がスタートするわけですが
「MX」よりも「ME」のほうが
「Mシリーズ」の核をなすカメラです。
シリーズのコンセプトでもある
「小型軽量化」、「電子化による自動化」、「システム拡張性」に
忠実に沿った機種でもあります。
機能的には「絞り優先オート」専用のエントリークラスのカメラですが
「ME」登場以降の「Mシリーズ」のカメラは
全てこの「ME」を基本として成り立っています。
後に1/2000シャッターやマニュアル露出にも対応した
「MEスーパー」も「ME」をベースとして発売されます。
反対によりより販売競争が激化するエントリークラスに
競争力を高めよりシンプルなものとした「MV1」も発売され
なかなかのヒット作になっています。
これも設計のベースはこの「ME」です。
シリーズの中核となるカメラだけあって
かなりよくできたカメラだと思います。
電子制御機ではありますが内部は整然とまとまっており
整備性も良好なカメラです。
ただしコストの面でいろいろ制約もあったのだと思われますが
経年劣化で明らかに問題となる箇所もあったりするので
登場から50年近く経過した現在では
それなりにメンテナンスの必要なカメラだとも言えます。

MEといえばミラー駆動部のゴムブッシュ溶解による
固着が代表的なトラブルですが
今回、お預かりしている「ME」はそこに関しては対策済みの個体で
ミラーの動きは非常に快調です。
ただシャッターには積年の汚れ等で動きに少し問題があるようです。
加えて電池が入ったままになっていた時期がかなり長かったとみられ
電池室に緑青が見られ電池室裏の端子のハンダは完全に劣化して
配線は断線しています。リード線自体も腐食して通電しない状態です。
当然ながら露出計及び電気回路に電源は入らず
機械的にシャッターは切れるものの全く制御されない状態です。
電源入らなくてもとりあえずシャッターがちゃんと切れるところは
このカメラの良いところではありますが
未制御のみとなれば実質撮影には使えません。

先程も書きましたが電子制御機としては
整備性はかなり良好で比較的かゆいところにも手が届く設計です。
シャッターはセイコー製の縦走り金属羽根ユニットシャッターです。
電子基板も差し込み式となっており非常によく考えられています。
ただし、電池室の腐食が酷いとこの基盤の差込口まで
腐食している場合がありそうなってくると
修理のハードルがかなり上がってしまうのですが
今回は腐食もそこまでは広がっておらず少し安心です。
それでも配線を伝って基盤の一部に腐食が広がってはいるので
入念に清掃してしっかり導通を確認しながら整備を行っていきます。

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ワゴーフレックスのカメラ修理

今日は5/10でキリが良い日でもあり
語呂合わせも含めていろんな記念日が制定されています。
そんな中、「街区表示板の日」なんてのがありますね。
1962(昭和37)年のこの日に
「住居表示に関する法律」が施行されたことに由来しています。
街区表示板とは、住居表示を実施している地域に設置されている
街区(所在地;「○○町○○丁目」など)が記載された
細長いプレートのことです。
主に電信柱や建物の壁面などに付けられていますね。
「住居表示に関する法律」により
住居表示を実施している地方自治体(市区町村)において
設置が義務づけられたのだそうです。
サイズや表示板の色は地域によって異なるらしいのですが
あれですよね?濃い緑色の細長いプレートに
白字で街区が掛かれているモノですよね。
今は歩いててもスマホで道案内してもらえる時代ですが
昔は地図と街区表示板を見比べながら
行きたいところを探し回ることも多かったですねぇ
(仕事でもプライベートでも)
そういえば小学校の頃に街区表示板と学校の友達の家の住所だけが
書かれたメモをみて家を探しあてて遊びに行くなんてことも
よくやっていました。
ちょっとアドベンチャーぽくって楽しいのです!
ただ、いつ着くか全く読めなくて待っている友達は困ったでしょうね…(笑
いわゆる三段番地(〇丁目〇ー〇)だと難易度は高くないのですが
田舎に良くある区画整理されていない旧来の4桁番地(xx町9999)だと
これがまた辿り着けないのです…
結局その辺にいる人に聞いたりしていましたが…懐かしいですね。

さてさて

本日は「ワゴーフレックス」のカメラ修理を行っています。
フィルターやアクセサリー類の販売で大手だった
「ワルツ商会」が製造していた二眼レフです。
資料がほとんどなくあまりはっきりしないのですが
おそらく1952年発売のカメラだと思われます。
後に「ワルツフレックス」という二眼レフも発売しています。
いわゆる赤窓式のシンプルな二眼レフです。
シャッターユニットはコパル製で
B・1s~1/300をカバーします。
今回の個体は日東光学のコミナー7.5cmF3.5レンズを搭載します。

この「ワゴーフレックス」当時使用のグリスの問題なのか
構造上の問題なのかほぼ全ての個体でピントノブの軸が
固着しています。もちろん今回もそうです。
そしてその固着具合が強力な接着剤でも付けたのか?というほど
強烈に固着してるものが多いのです。
今までの経験上、救済率はほぼ5割…半分の個体は固着を解消できませんでした。
あまり力任せにしても今度は軸自体を破損するだけなので
今回も時間を変えていろいろやってみます。
あまりにもどうにもできなかったら残念ながら修理不能です。

まだ現状を確認しただけでこれから本格的に
修理に取り掛かります。
何はともあれピントノブの固着解消から始めます。
全体的には非常にキレイな個体です。
レンズにもカビはそれなりにありますが
清掃すれば十分にクリアになりそうです。
シャッターも粘りもなく快調に切れていますが
さすがにスローガバナは固着しています。
問題のピントノブは以前に無理に動かそうとしたのでしょうが
クルクルと空回りしてる状態です。
表示上の無限遠を超えてクルクるまわるので
ストッパーのピンも折れていると思われます。
こればかりは焦っても仕方ないので
時間をかけてじっくりと取り組みます。
おそらく今日のうちに改善は無理かと思います。

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コニカC35のカメラ修理

今日は「アイスクリームの日」だそうですよ。
東京アイスクリーム協会(現:一般社団法人・日本アイスクリーム協会)が
1965年(昭和40年)に制定しています。
1964年(昭和39年)アイスクリームのシーズンが始まる
連休明けの時期である5月9日を「アイスクリームデー」と決め
東京アイスクリーム協会が記念事業を開催し
都内の施設や病院などにアイスクリームをプレゼントしたのだそうです。
昨日今日と都内は少し肌寒いですが
GWあたりになると天気が良ければ初夏の陽射しですし
アイスが美味しい季節になってきますよね!
甘いもの好きの私は真冬でも結構食べますが…(苦笑)
外が寒くても部屋を暖かくして食べるアイスは美味しいですし
もはや一年中アイスは美味しく楽しめますね。
ちょっと高級で濃厚な本格派アイスも美味しいですし
コンビニやスーパーでお手軽な値段で食べられる
昔ながらのラクトアイスやアイスキャンディーも美味しいです!
この記念日がなくても買いますが
今日は夕食のデザートは間違いなくアイスで決まりです!
どれにしようかスーパーで悩んできます!(笑

さてさて

本日は「コニカC35」のカメラ修理を行っています。
当店でも修理依頼の多い「じゃーに~コニカ」の愛称でお馴染みの
コンパクトカメラです。
発売開始は1968年です。
ハーフカメラ並みのコンパクトボディに
露出プログラムオートで距離計搭載
操作も簡単でヘキサノン38mmF2.8レンズの写りも秀逸
価格もお手頃、ということで大ヒットしたカメラです。
このカメラ登場後、レンズ一体型のレンズシャッター機の
小型化が一気に進みました。
各社からC35対抗モデルも発売されましたが
それでもC35の大ヒットは止まらず
1980年代までC35シリーズはモデルチェンジされながら
コニカの主力製品となっていきます。
当店で取り扱うのは「C35EF」より前の70年代前半までの
モデルだけですが
それでも現在でも根強い人気があり修理依頼も多いモデルです。
基本的にはそれほどコストの掛けられないクラスのカメラなので
劣化する部品も多くまた新品時から比較的お手頃価格ということで
雑な扱いをされている個体も多く状態は本当に千差万別です。
発売当時は水銀電池だったため
電池入れっぱなしで電池室や配線にダメージを負った個体も
非常に多い印象です。

お預かりしている「C35」も露出計は電池を入れても全く動きません。
電池室を見るとマイナス側の端子はグラグラで
支えている基部が破損していると思われます。
ここは樹脂部品で支えているのでやはり経年劣化で
破損パターンは多いです。ただ構造はシンプルなので
いろいろな手段で修復は可能です。
シャッター羽根はこれも定番でゆっくりとしか動かず
シャッターを切ってしばらくしても羽根は少し開いたままで
忘れた頃に閉じるような状態です。
C35の場合はレンズシャッター機でよくある羽根自体の汚れでの
粘りとかではなく駆動する円盤部の粘りよる動作不良です。
いずれにしても汚れや古い油脂類が原因です。

ファインダーやレンズも汚れやカビがそれなりにあり
大量に貼られたフィルム室のモルトももちろん全滅です。
それでも構造がシンプルでそれなりに丈夫なカメラなので
しっかり整備を行えばまだまだ安心して使える状態になります。
シャッター駆動部や電池室の修復から
これから本格的に整備を行っていきます。

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オリンパスペンFTのカメラ修理

今日は「えんぴつ記念日」だそうです。
1886(明治19)年のこの日に眞崎鉛筆製造所で
日本初の鉛筆の工場生産が始まったことが由来だそうです。
この眞崎鉛筆製造所は、後の三菱鉛筆株式会社なのだそうです。
小学校4年生あたりからいわゆる「シャーペン」が
学校でも主流になってだんだん鉛筆を使わなくなったけど
それまで筆箱に何本もきっちり尖らせた鉛筆を入れてましたねぇ
じいさんがボウリングが大好きで親父がボウリング勤めだったこともあって
家にはボウリング場によくあるケツに消しゴムのついたタイプの
鉛筆がたくさんあったことをよく覚えています。
そして鉛筆が短くなると鉛筆についている消しゴムの枠を使って
短い鉛筆同士を連結してさらに使い込んでいました。懐かしいですねぇ
小学校に入った時に買ってもらった学習机に
電動の鉛筆削り機が内蔵されていてめっちゃ喜んで使っていました。
ただかなり動作音が賑やかだったような覚えが…
今では鉛筆どころか筆記具で字を書くこと自体が激減してしまいました。
たまにはしっかり文字を手書きで書かないと
書けなくなるんじゃなかろうか…と少し心配になります…(笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンFT」のカメラ修理を行っています。
孤高の存在ともいえるハーフ判一眼レフ「ペンFシリーズ」の中で
「FT」は1966年に追加となったカメラで
オリジナル「ペンF」をベースにCdS使用のTTL露出計と
セルフタイマーを内蔵したモデルです。
さらに巻上はオリジナルペンFのダブルストロークから
シングルストロークに変更されています。
内部の部品もかなり変更されており
意外な程、ペン「F」との互換性がない構造になっています。
「ペンF」自体が他に類を見ない独特な構造で
より一層の独自性が際立つカメラですが
「FT」の内蔵露出計の構造もそれに合わせるために
かなり変わった構造になっています。
第三反射面となるミラー部をハーフミラーとし
その裏側全面を覆うようにCdSが配置されています。
露出計(電流計)はSS設定ダイヤルと機械的に連動して
電流計の配置角度を物理的に変更するような構造になっていて
露出計指針は「TTLナンバー」と呼ばれるこれまた「FT」独特の
数値を指示しレンズ側で通常の絞り値とは別に刻印された
「TTLナンバー」を合わせることで露出を決定します。
文字で書くとややこしいですが要は通常の絞り値指示の代わりに
「TTLナンバー」を使用するということだけです。
いずれにしても「FT」ならではの機構や機能があって
なかなか興味深いカメラです。

お預かりしている「ペンFT」は巻上レバーは動くものの
手ごたえが戻しのバネの感覚以外全くない状態で
フィルム巻上もシャッターチャージもできない状態です。
何か無理な力を加えて巻き上げてしまったと思われますが
さすがに開けて内部を見ないと状況がよくわからない状態です。
「ペンFT」というと露出計やCdS前面のハーフミラーに
トラブルが多く場合によっては修理不能になることも多いのですが
そちらはあまり問題はないようです。
ただ、電池室からの配線は劣化で断線寸前だったため
こちらも並行して修理整備を行っていきます。

巻上側のインレットがぐらついていたので
「もしかしたら」と思ったのですが
上カバーを外してみるとインレットを留めている2本のネジは
完全に外れて行方不明になっていました。
勝手に外に出ていく隙間はないので
ミラーボックスを降ろしてさらに巻上部を分解してみると
巻上機構の奥で2本のネジが発見できました。
巻上部のギアはかなり激しく損傷しており
これが原因で巻き上げ不能になっているようです。
ここからは予測ですが外れたインレットのネジを噛みこんだ状態で
無理に巻上動作を行ったためギアが破損したと思われます。
インレットのネジもそう簡単に外れるようなものではないのですが
「ペンFT」はシングルストローク化されたため
巻上角がかなり大きくなっており
ストラップをつけた状態で巻き上げるとストラップや
ストラップ金具に巻上レバーが引っかかることが多いのです。
長年のそういったことの積み重ねでインレットのネジが緩んだと思われます。
FTのレバーは本当に三角環やストラップに引っかかりやすく
トラブルを起こしやすいので巻上時には注意が必要です。

巻上部の一部部品は中古部品を使って交換し
正常な動きができるように修理を行います。
同時にペンF系の弱点でもあるミラー駆動部や
ガバナ類の清掃整備も行っていきます。
コンパクトなボディに非常に効率よく
独特な機構が収められていて
他のカメラでは見られない景色の広がる内部機構です。

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ワルツエレクトリックのカメラ修理

今日は5月1日ということで
いろいろな記念日が制定されていますが
やはり「令和」改元の日、ですかねぇ
もう丸5年になるのですねぇ…あっという間ですね。
でもいまだに「令和」に馴染みが薄い気がします…
その前の「平成」も30年ありましたから
次第にもっと馴染んでくるのでしょうね!

さてさて

本日は「ワルツエレクトリック」のカメラ修理を行っています。
1950年代にアクセサリーメーカーとして
非常に大手だったワルツのカメラです。
今でも「WALZ」ブランドのフィルターあたりは
見かけることも多いと思います。
詳しい資料がなくてあまり細かいことまではわからないのですが
「エレクトニック」は「WALZ」ブランドとしては最後のカメラで
1960年発売のカメラです。
レンズ固定式レンズシャッターのレンジファインダーカメラで
セレン光電池を使用した露出計を搭載します。
レンズはKOMINAR45mmF1.8の大口径で
シャッターはコパルSVを搭載し
レンズシャッター機ではめずらしい最高速1/1000を搭載します。

お預かりしている「エレクトリック」は
シャッター羽根がかなり粘っていて
シャッターは切れたり切れなかった理を繰り返します。
切れるときも羽根の動きはゆっくりで
様子を観察していると羽根が開いたときに
それまで羽根が重なっていた部分には
べったりと油が付いている様子が確認できます。
当然ながら絞り羽根も動きはしますが粘り気味で
油滲みが確認できます。
いつもレンズシャッター機の修理には書きますが
絞りが粘っている状態で無理に動作させていると
絞り羽根を破損させてしまう状況に陥ることが多いので
注意が必要です。
今回も状態を最低限確認した後は動かさずに分解整備に入ります。
ファインダーもかなり曇っていて見づらいですが
曇っている上に距離計二重像が全く見えません。
見づらいとかいうレベルではなく全く存在が確認できません。
おそらく光路途中のミラーが外れて脱落しているのかと思われます。
いずれにしても普通に使用するためには一通りの整備が必要です。

ファインダー内の二重像を最初に反射するミラーは
単に外れているだけではなく真っ二つに割れている状態で
内部に転がっていました。
当然ながらミラーは交換です。
ファインダー内ハーフミラー等は大きなダメージもなく
通常の清掃で実用上問題ないレベルにクリアにできそうです。
シャッターユニットはもちろん分解して羽根清掃を行った上で
各部の整備調整を行います。
巻き戻しクランクが底部に配置されて独特の構造で
巻き戻し側フォークにリンクしています。
なかなか興味深い構造のカメラです。

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