今日は「洋菓子の日」だそうですよ。
私は餡子大好きなのでどちらかといえば
「和菓子好き」ですが
甘いモノ全般好きなので
洋菓子にも大好物がたくさんありますね…
「洋菓子」とくくろうとすると
かなり広い範囲のお菓子が入ってきてキリがないですね。
ケーキやクッキーはもちろんアイスやチョコ、キャンディまで
洋菓子の中に入ってしまいます。
逆に言うと「和菓子」以外の一般的なお菓子ほぼ全てですよね(笑
ケーキやパフェやエクレア、シュークリームなんかもそうですが
甘いクリームたっぷりなモノは特に魅力的に映ります。
ほら、少し疲れてきたりストレス溜まってくると
思い切り浴びるようにクリーム飲みたくなるじゃないですか…(笑
今の私がそんなこと実際にやったら血糖値爆上がりで
後が大変なことになってしまうのでできませんが…
冗談はさておき酸味の後に優しい甘さがしっかり残るような
美味しいアップルパイが食べたくなってきました…
手軽に近くで手に入るところで
美味しいアップルパイないかなぁ…
さてさて
本日は「キヤノンFT」のカメラ修理を行っています。
1966年発売のカメラです。
機械制御横橋りシャッターのTTL測光機です。
この時代らしいスペックのカメラですね。
TTL測光ではありますが
絞り伝達機構のないFLマウントということもあり
絞り込み測光です。
後に当たり前となる開放測光器はこの後に出てくる
FTb+FDマウントレンズを待たなくてはなりません。
取り上げるとすればこのカメラからCDSが
ファインダーコンデンサーレンズ背後に配置されるようになりました。
一般的なTTL測光機ではCDSは接眼レンズの周囲に
配置されることが多いのです。
キヤノンではコンデンサーレンズに45度切断し
その切断面にハーフミラーを配置し
レンズを通過した入射光の一部を背後にいるCDSに導くことによって
測光を行います。より厳密な測光が可能となります。
レンズ以外からくる余計な入射光の影響も受けにくい構造です。
ハーフミラーの配置に伴って測光範囲は
中央部分測光となります。
後のF-1やFTb等にもこの構造は引き継がれます。
この時代のキャノンならではの測光方法です。
お預かりしている「FT」はシャッターが切れません。
もちろん巻上もできません。
シャッター幕位置から判断するにシャッターチャージは完了しています。
ミラーチャージもできているようです。
ただレリーズボタンが固まっていて押せません。
強制的にレリーズしようとしても簡単にできる部分からは無理なようです。
いろいろ現状を確認してみるとどうもセルフタイマーが
何らかの邪魔をしていてレリーズできないような様子です。
それ以上は深く分解してみないと何とも言えない状況です。
シャッター周りは後で詳しく調べるとして
セールスポイントのひとつでもある露出計は
とりあえずは動作しているようです。
ただ指針は非常に不安定です。
SW周りで接触不良があるものと思われます。
絞り込み測光機なので絞り込みレバーと
露出計SWは連動しています。
バッテリーチェック時にASAとSSを
一定の位置に合わせなければいけないのは
F-1やFTbと共通です。
FTの場合はASA100でSSはXにセットします。
わかりにくいですが巻き戻しクランクを引き上げると
その下にASA100-X・CHECKと刻印されています。
整備性はなかなか良好なカメラです。
これから本格的に分解に取り掛かって
レリーズ不良の原因を探っていきます。
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