今日は「電話創業の日」ということですよ。
今から126年前のこの日に東京-横浜間で
最初の電話交換業務が始まったそうです。
私も子供の頃は家には黒電話がありましたね。。。
あの「ジーコ、ジーコ」とダイヤルを回すことが
妙にドキドキするんですよね(笑)
中学生くらいになると家の電話だと話しにくいから
100円玉2、3枚握り締めて近所の電話ボックスによくこもってました(笑)
(当時100円玉1枚で30分話せた)
さてさて
本日は「コニカⅢ」のカメラ修理を行っています。
1947年の「コニカスタンダード」から「Ⅰ」、「Ⅱ」と続いた
コニカの35mmフィルムレンズシャッターカメラですが
1956年に発売されたこの「コニカⅢ」で
招き猫タイプの巻上げレバーが装備され
セルフコッキング(巻上げ動作によってシャッターも同時にチャージされる)になりました。
レトロな外観に優秀なヘキサノンレンズ、
使い心地も良く、個人で使うために私も1台持っているカメラです。
今回、お預かりしてるコニカⅢは
ご依頼者様からのおじいさんの形見だそうです。
非常に丁寧に使われていたことがうかがい知れる状態で
外観は一部皮剥がれこそありますが非常にキレイな状態です。
しかしながらかなり長い間専用ケースに仕舞われたまま
眠っていたようです。
まずはおおまかにチェックしてみると
このタイプのレンズシャッター機お決まりの
シャッター羽根、絞り羽根の粘りが見受けられ
ファインダーもクモリ気味で二重像も多少ずれてしまっています。
レンズも多少カビが生えてしまっています。
さらに自慢の招き猫のような巻上げが
かなり重いです。この状態であまり無理に動かしてると
新たなトラブルを呼ぶこみますので
動作チェックは最低限にして
作業に取り掛かります。
まだまだ分解途中ですが
巻上げの重さはシャッターチャージ部分ではなく
フィルム巻上機構のリンク部分に
古い油やグリスが固着しているようで重くなっているようです。
まずはそこを解消してから
既に取り外してあるシャッターユニットの整備を行い
他、各部点検整備一式を行います。
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