今日は「鉄道電化の日」だそうです。
1956年(昭和31年)のこの日に
東海道本線の米原-京都間が電化され
東海道本線全線が電化が完成となった日だそうです。
電車も良いですが。。。
架線のないすっきりとした景色の中を
ゴトンゴトンと気動車が進んでいく
非電化路線の風景が個人的には好きです。
都内から比較的近いのは
小湊鉄道・いすみ鉄道、久留里線、
関東鉄道常総線の取手~下館、真岡鉄道、
ちょっと遠いけど、わたらせ渓谷鉄道、。。。といったところでしょうか。。。
どれも行ったことないのですよねぇ。。。
来年こそは行ってみたいなぁ
さてさて
本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
月に何台かは修理・整備依頼のあるカメラです。
適度な大きさと使いやすさで
非常に魅力的なカメラです。
さすがにF一桁機と比べると華奢なところも多く
長年使っているとそれなりにトラブルに
巻き込まれることもあるかとは思います。
それでも他メーカの中級機に比べると
やはり壊れにくいカメラだとは思います。
お預かりしているFEは
まずシャッターが開きっぱなしです。
もちろんミラーアップした状態です。
電子制御シャッターだからというわけではないようです。
何とかチャージ状態にして
M90やバルブでレリーズしても
ミラーアップして先幕は開くのですが
後幕が全く出てきません。
ちなみにFE/FMのシャッターは
下から上に走るタイプのシャッターです。
何らかの原因で後幕が固着してしまっているのですが
少々の羽根の汚れとかではないようです。
多少の羽根の汚れで固着することは多々ありますが
その場合はちょっとした応急処置をすれば
とりあえず動かせることができるものなのですが
今回はビクとも動きません。
とりあえずこの状態にして動きを確認しています。
縦走りシャッターには何箇所かゴムブッシュを使っている箇所があるのですが
どうやら劣化したブッシュが悪さをしているようです。
まずはメカニカル制御で普通に動作するように
これからさらにシャッターユニットの整備を行っていきます。
余談ですがFEのミラーボックス組み込みには
ちょっとしたコツがあってそれを知らないと
結構苦労すると思います。
ミラーダウンレバーが上手く本体側のリンケージの下を
くぐってくれないのですね。。。
今でも少々時間はかかってしまいますが
昔はミラーボックスを組み込むだけで
何時間もかかってしまって頭を抱えていたなぁ。。。
なんてことを思い出しました(笑)
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