今日、9月第3日曜日は「牡蠣むきの日」だそうです。
そういえば一昨年、広島から一人で食べるには
大量の殻付き牡蠣が送られてきて
ちょっと苦労しました。。。(汗)
とっても美味しかったのでいいのですが。。。
殻付きの牡蠣はそのまま網で焼いてしまうのが
お手軽だし美味しいですね!日本酒がめちゃくちゃ合います!
殻付をむくのはちょっとコツがありますが
慣れれば全然難しくないと思います。
「牡蠣むき」ではないのですが
広島や呉の沿岸部にはいたるところに
「牡蠣打ち場」が合って近くを通ると独特の強烈な匂いがするのです。
私にとっては懐かしい匂いですが
慣れてない人にはちょっとキツイ匂いかもしれません(苦笑)
さてさて
本日は「コニカⅢ」のカメラ修理を行っています。
コニカの一般向け135フィルム使用カメラは
コニカⅠ、Ⅱ、Ⅲと続いていきますが
コニカⅢは1956年の発売となります。
独特のフロントレバーでの巻上が特徴的なカメラです
それまでのモデルはフィルム巻上とシャッターチャージは
別々に行わなければならないのですが
このⅢからは同時にできる(セルフコッキング)となりました。
後のカメラでは当たり前になるのですが
この時代ではまだまだシャッターチャージとフィルム巻上げが
別アクションのカメラは多かったのです。
レトロなデザインと使いやすさ、ヘキサノンレンズの写りの良さで
今でも非常に人気のあるカメラです。
私も個人的に1台所有しています
(出番があまりないのですが。。。(汗))
お預かりしているコニカⅢは非常に外装コンディションの良い個体です。
ただ、魅力のひとつである招き猫のような
巻上レバーに問題を抱えていて
巻き上げた後、元のポジションに自動で戻ってきてくれません。
単純にバネの力で戻る構造なのですが
バネが破損しているものと思われます。
加えてレンズシャッター機では定番のシャッター羽根の粘りを発症しています。
いつもシャッター羽根粘りの話が出ると書いてしまうのですが
シャッターの羽根が粘っている場合は
大なり小なり絞り羽根も粘っています。
シャッター羽根は粘って動けなくなると
シャッターを切っても開かないだけで
それ以上おかしなことになることは少ないのですが
絞り羽根が粘ってしまいて絞りリングが重い場合、
無理に絞りを動かしていると
羽根が外れてしまうだけではなく
絞り羽根を留めているピンが破損する場合もあります。
そうなると修理不能になる可能性もありますので
古いレンズシャッター機、あるいは古いレンズを使っている方は
絞り羽根の粘りにはご注意ください。
もともと外装はかなりキレイだったのですが
整備も完了し外装も仕上げ
相当良い状態になったと思います。
ファインダーもレンズも非常にクリアで
シャッターも絞りも非常にスムーズに動作しています。
もちろん巻上も非常に軽く
レバー操作が気持ちよく行えます。
コニカⅢの独特の巻上レバーは2回巻上です。
リズミカルに巻き上げていると
それだけでも楽しくなってくるカメラです。
是非ご依頼者様にも存分に操作と撮影を楽しんでいただきたいと思います。
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