今日は「引越しの日」だそうですよ。
引っ越す時って言うのは大抵の場合
環境が変わって新しい生活が始まるってことだから
やっぱり楽しいですよね。
私もなんだかんだ言って一人ぐらい始めてから。。。
おお、数えてみたら11回も引越ししてる(笑)
でも、もうこの仕事している限りはもう引越しはないかな。。。
いや、まだわかんないか。。。
引越しはもういいですが
呉の実家がなくなったから呉に別荘が欲しいかも。。。
古い空き家が結構あるみたいだし。。。
なんて。。。そんな余裕はありませんが。。。(苦笑)
さてさて
本日は「ヤシカエレクトロ35MC」のカメラ修理を行っています。
エレクトロ35シリーズにもいろいろな種類がありますが
シリーズ中、唯一の目測ピント機であり、最小のカメラが
今回のエレクトロ35MCです。
レンズのでっぱりが多少大きいですが
その大きさはハーフカメラくらいしかありません。
シリーズを通して共通の絞り優先AE機であることは同様で
レンズはヤシノンDX40mmF2.8を搭載します。
お預かりしているエレクトロ35MCは
まず電源が全く入りません。
エレクトロシリーズの一員ですから
当然シャッターは電子制御で電源が入らないと何もできません。
(シャッターは電池ナシも切れますが
何も制御されていない状態なので実質使用できません)
やはり電池が入れっぱなしの期間が長かったようで
電池室端子には緑青が付着しています。
おそらくその裏のハンダ付けや配線も腐食してしまっていると思われます。
エレクトロ35MCは電池室の腐食している個体の多いカメラですね。
他、モルトは全滅、シャッター羽根、絞り羽根には粘りがあるようです。
レンズ・ファインダーにもカビがありますので
全体的な整備を必要としている状態です。
まずは電池室を磨いてハンダや配線をやり直し
電源が入るように修理していくのですが
電源は入るようになったものの
上カバー部にあるランプが点灯しません。
このランプはレリーズボタンを半押ししたタイミングで点灯し
シャッターが動作している間、点灯したままになっているものです。
他のエレクトロシリーズではバッテリーチェックランプが
付いているのですがその代わりといったものです。
これがないと電池切れかどうかの判断もできなくなり
非常に使いにくいことになってしまします。
電球の球切れではないようなので
おそらくどこかの接点の接触不良だとは思いますが。。。。
まぁ落ち着いてひとつずつこれからチェックしていきます。
このエレクトロ35MC、その小ささと
ヤシカらしいギンギラなシルバーを気に入って
一時期、私も使っていたカメラです。
目測式のピントは慣れが必要ですが
なかなか良い写りをしていたことをよく覚えています。
いろいろあって手放してしまいましたが
整備しているとまた欲しくなってきました。。。(笑)
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