今日は鏡餅を開く「鏡開き」の日ですが
樽酒の蓋を割って開けることも「鏡開き」ということから
「樽酒の日」なのだそうです。
樽酒の鏡開きはさすがにやったことがないような気が。。。
いや、昔の会社の行事か何かであったかな。。。
おめでたい時に樽酒を割って大勢で飲むって
良い文化ですよね!そんな機会なかなかないのですが
何かであれば参加したいものです。。。
日本古来の文化行事と日本酒は切り離せないですものね。
日本酒好きの私としては
こういう文化がずっと継承され続けていってほしいなぁ。。。と思います。
そういえば昨日の「干物の日」にちなんで
昨夜はほっけの干物と日本酒を美味しくいただきました!
ひとりで静かに1日の終わりを噛みしめながら
飲むお酒もよいものです。
さてさて
本日は「オリンパスペンEE-2」のカメラ修理を行っています。
ハーフカメラといえば
やはり真っ先に思い浮かぶのはペンですよね
ペンにもいろいろな種類があるのですが
「買ったその日からボタンさえ押せばだれにでも写真が撮れるカメラ」
というコンセプトで開発されたのが
「ペンEEシリーズ」です。
コンセプトは一昨日のブログに載せたオートハーフと同様ですね。
巻上こそ自動ではありませんが
セレン光電池を使用した露出計の指針をくわえ込むことによって
オート露出を行い、ピントは固定焦点で
巻き上げて構えれば後はシャッターを押すだけのカメラです。
「EE-2」は初代の「EE」に後継機にあたりますが
裏蓋が蝶番式になり、カウンターも自動復元式となり
非常に使いやすく進化しています。
ペンEEシリーズやトリップ35ではお馴染みの
赤ベロ(光量不足の時にファインダーに赤いベロが出て
シャッターロックがかかる)ももちろん装備されています。
シャッタースピードは1/30・1/250(EE-2途中から1/40・1/200)の2速切替式です。
お預かりしている「EE-2」は
オート露出が全く効いておらず
明るいところでも絞り開放でシャッターが切れてしまいます。
こういう症状の場合はセレン光電池が劣化により起電していないか
露出計に問題があり動作していないか、どちらかだと予測されます。
今回は露出計本体の動作不良で
針が振れていなかったのが原因でした。
写真は一通りの整備が完了した後のものです。
露出計は正常に動作するようになり
オートも正しく制御されています。
もちろんレンズ・ファインダー清掃、モルト交換等々の
各部点検整備一式を行っています。
造りそのものはシンプルなカメラですので
これで当分の間は全く問題なく撮影を楽しんでいただけると思います。
個人的な好みもありますが
機能的な面やデザインを考えても
歴代ペンEEシリーズの中でベストなバランスなのは
この「EE-2」と「EES-2」だと思っています。
たまに私も個人的に無性に欲しくなるカメラのひとつです。
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