今日は「オウムとインコの日」だそうですよ。
可愛いし賢いですよねぇ
子供の頃にセキセイインコを雛から飼って
育てましたがなかなか大変だった記憶が残っています、
でも楽しかったしかわいかったなぁ。。。
親戚の家には種類はわからないのですが
そこそこでっかいオウムがいて
よく喋るのでいつまでも話かけていたことも思い出します。
まだ小学校に入ったばかり位の頃だったから
そこそこ大きなオウムはちょっと怖かったですが。。。(苦笑)
大きなオウムには今でも憧れはありますが
おっさんの一人暮らしではペットはちょっと無理だなぁ
きっと寂しい思いばかりさせてしまいます。。。
それにオウムなんて長生きだから
今から飼い始めたら
私のほうが先にくたばってしまいます(汗)
それでなくてもいつ何が起こるわからないのは
先日、痛いほどよくわかりましたので。。。
少し涼しくなったら動物園でも行ってみたくなってきました。
さてさて
本日は「キヤノン7」のカメラ修理を行っています。
1961年に発売されたレンズ交換式レンジファインダー機ですが
この時代になるとカメラの主流は
レンジファインダー機から一眼レフに移りつつある頃です。
キヤノン7が発売された頃には
ミノルタは「SR-3」の時代で
ペンタックスは「S3」が発売されています。
後のライバルとなるニコンは
既に1959年に「ニコンF」を発売しています。
キヤノンは高級レンジファインダー機の分野で
他メーカーより圧倒的に優位にたっていて
また人気も需要も十分以上にあったため
一眼レフの移行には少し乗り遅れたのは事実だと思います。
ちなみにこの時代のキヤノン一眼レフは
まだキヤノンフレックスの時代で
レンジファインダー機に比べると
商業的に成功したとは言えない時代です。
そんな時代に生まれたキヤノン7ですが
得意とするレンジファインダー機で
キヤノンらしく非常によくできたカメラです。
ファインダーはレンズ交換の制約を受けない
一眼レフの存在も意識したとは思われますが
35/50/85+100/135mmのパララックス補正機能付きの
等倍ブライトフレームファインダーを搭載しています。
セレン光電池を使用した露出計も内蔵し
シャッターの最高速はもちろん1/1000です。
この4年後に出る「7S」が
キヤノンレンズ交換式レンジファインダー機の
最終モデルとなりますが
基本的な部分は「7」と変わらないため
この「7シリーズ」がキヤノンレンジファインダー機の
完成形であるともいえると思います。
お預かりしている「7」は
やはり長い間使われずに眠らされていた個体のようです。
保管状況は悪くなかったようで
後で触れますが不足しているレンズに目立つカビもなく
ファインダーにも大きなカビは見当たりません。
保管場所の湿度は相当低かったのだと思われますが
その分、各部の油切れは進んでいます。
油切れが原因と思われるシャッター幕軸の動作不良が見受けられ
1/1000は全く開かず1/500もかろうじて開いているような状態です。
スローガバナは固着気味でSSを1秒にセットすると
10秒近くかかってシャッターが閉じる状態です。
全体的に清掃・注油を行って改めて調整が必要な状態です。
心配されるセレンは比較的良好な状態で
微調整で問題ない制度を出すことができそうです。
写真は一通り作業が終わって
最終チェックを残すのみの状態です。
装着されているレンズはこの時代のキヤノンを語る上で
避けることのできない「50mm095」です。
「7」及び「7S]は基本的にLマウントですが
このF0.95を装着するために
従来のマウントの外側に爪をもっています。
巨大な前玉を見ていると吸い込まれそうな感覚になりますね。
レンズのほうは一通りのチェックだけ行い
大きな問題はなく良好な状態でした。
若干気になる部分があったので
絞りリングの簡単な調整を行ったのみです。
ご依頼者様には存分に往年のキヤノンの名機と名レンズで
撮影を楽しんでいただきたいと思います。