オリンパスペンFTのカメラ修理

今日は8月6日「原爆の日」ですね。
私は広島県の呉市というところの出身ですが
やはり広島県民にとっては8月6日は特別な日です。
私もこっちで生活してそれなりに年月が経ちましたが
やはり8月6日の8時15分には少しでも黙とうします。
今朝は起きてすぐでしたがしっかり黙とうできました。
実家はじいさんばあさんとの3人暮らしだったので
戦時中の話は子供の頃にたくさん聞かされました。
空襲のたびに防空壕に逃げ込む毎日で
原爆投下の際には呉なので直接的な被害はなかったのですが
キノコ雲は見えたそうです。
細かく見ていくと平和じゃないことはたくさんあるし
理不尽で残酷なことも毎日起きていることは思いますが
国として戦争状態になく
普通に生活できている点で現在の日本はやはり平和なのですよね。
ただ、これが当たり前じゃなく
何かのきっかけでそうではなくなる可能性もあると肝に銘じて
毎日を過ごしたいと思います。
あまりしんみりするのも
ここのブログっぽくないような気がするので少しおまけで。。。(苦笑)
今日は語呂合わせで「ハムの日」でもあります。
三田屋のハムにやたらとあこがれた時期が昔あって
取り寄せて食べたけど美味しかったなぁ。。。
また取り寄せてみようかな。。。

さてさて

今日は「オリンパスペンFT」のカメラ修理を行っています。
。。。先日もペンFTやりましたね(汗)
まぁ順番に修理していっているのでこういうこともありますね。
元々、ペンFTは修理依頼の多いカメラでもありますし。。。
ハーフ判の一眼レフの代表ともいえるペンFですが
正確に言うとハーフ判の一眼レフは数は少ないながらも
他にもないことはないのですよね。コニカとか。。。
ただ、「ハーフ判なのだから通常の一眼レフより
軽量コンパクトでなければ!」と考えたかどうかまではわかりませんが
ペンFシリーズは通常の一眼レフとは
全く異なるアプローチで作られ
そのおかげで非常にコンパクトにまとめられ
さらに一眼レフとは思えないスタイリングを
手に入れることができました。
ある意味、非常にオリンパスらしいカメラだと思います。
私も1台は記念碑的に手元に置いておきたいと
常日ごろからから思っています。
(部品取りの残骸をまとめて
自分用に使える1台にしようと
以前から思っているのですが
なかなか集中してそんなことをしている精神的余裕がない(汗))

その特異な構造のためどうしても経年劣化的な
トラブルは起こりがちで特にFTは
露出計を搭載するために多少無理をしている部分もあるので
トラブルを抱える可能性は高いと思います。
お預かりしてペンFTは
シャッタスピードの制御を司るガバナの動作不良を抱えており
露出計も非常に不安定な状態です。
加えてなぜかミラーが外れてなくなっています。
おそらくご依頼者様のご実家でどなたかが
使っていたカメラなのだと思われます。
レンズも標準レンズの他、広角、望遠と揃っていますが
どれもカビ、クモリが酷くそのままでは
とても使い物にならない状況です。
一部絞り羽根の動作不良も見られます。
全体的にいろいろありますが
まとめてしっかり整備してしまえば
一通り大抵の撮影に対応できる一式の完成となりますね。

写真は整備後の状態でこれから最終チェックを行って完成となります。
非常にシャッターの動きも良く精度も出ています。
レンズはできる限りの清掃で
一部、コーティングがカビの侵食されている部分もあり
そこは薄曇りとして残ってしまっていますが
まずは普通に撮れるレベルにはなっていると思います。
しかしながら、いつ見ても
ペンFのスタリングは惚れ惚れしますね。
全てのレンズに装着された花文字のキャップもステキです。

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