今日は「カラーテレビ放送記念日」なのだそうです。
1960年(昭和35年)のこの日にNHK・日本テレビ
・ラジオ東京テレビ(現:TBS)・読売テレビ
・朝日放送の5局がカラーテレビの本放送を開始したのだそうです。
アメリカに次いで世界で2番目だったそうです。
今から60年前になるのですねぇ
でも実際にカラー放送が増えてカラーテレビが普及したのは
もう少し後の東京オリンピックの頃ですねぇ
私もかすかに覚えていますが
3歳くらいの頃までは家のテレビは白黒テレビでした。
で、その後、カラーテレビになったのですが
当時はもちろんリモコンもなくてチャンネルは
手で回すタイプ。。。懐かしいですねぇ
1-12chまでのVHFチャンネルは
メインのダイヤルをガチャガチャ回して
13-62chのUHFチャンネルはメインのチャンネルを「U」に合わせてから
別途のUHFダイヤルを回していた覚えが。。。
子供の頃に覚えたものは今も忘れないけど
UHFは「広島ホームテレビ(テレビ朝日系)」が24で
「テレビ新広島(フジテレビ系)」が26
VHFは1がNHK教育テレビで
5が「広島テレビ(日本テレビ系)」、9が「中国放送(TBS系)」
11がNHK総合だったなぁ。。。(広島県呉市の場合)
今は昔のようにチャンネル番号なんて
そんなに意識しないものねぇ。。。
東京は民放「4,5,6,7,8」か。。。意外と覚えてるな(笑)
さてさて
本日は「ヤシカエレクトロ35GL」のカメラ修理を行っています。
今月も何台かエレクトロ35の修理の予定が入っています。
本当にちょっと意外なほど多いですね。
今月最初のエレクトロは「GL]です。
それまでの初代から続く少し大柄なボディを持つ「GSN/GTN」と
同等の機能を持ったまま小型化が進められたモデルです。
発売は1973年で、受光素子がCdSから
シリコンフォトダイオードに変更になっています。
これによって低輝度時の反応速度が劇的に改善されています。
レンズはカラーヤシノンDX40mmF1.7で
使用電池はいk全のエレクトロと同じHM-4Nです。
もうこの電池はエレクトロ専用と言っても良いですね。
(エレクトロのために開発されたと言われています)
アダプターは必須で4LR44やLR44x4で6Vで駆動します。
お預かりのエレクトトロ35GLは一応電源は入るのですが
オート制御が妙に不安定です。
たまに異様にオーバーな露出になってしまうようです。
(写真が間違いなく真っ白になってしまうほどの)
さらにシャッタ羽根の動きがいまいちで
スローシャッター時に確認するとよくわかるのですが
シャッター羽根が全開に開き切らないようです。
基本はレンズシャッター機なので
シャッター羽根や絞り羽根の清掃はもちろん
このタイプの電子制御機はとにかく接点がキレイで
きちんと通電してるかどうかが生命線なので
各接点の清掃を徹底的に行います。
基本的に電子部品関連は比較的丈夫でトラブルは少ないほうだと思います。
今回も接点の接触不良や機械的問題はありますが
電子部品的には全く問題ない状態です。
意外と内部モルトがあちこちに使ってあり
それが粉状になってあちこちに入り込んで悪さをするので
細かいところまでしっかり分解して清掃を行います。
基本的にオートの調整用のボリューム等はない構造ですが
しっかり接点で導通が取れていれば
それほど大きなオートのズレは出にくい構造だと思います。
逆にオートがどうにも合わない場合は
まだどこかに問題があるということです。
この後、仮組してオートの測定を行いましたが
まず問題ない精度が出ていました。
初期のモデルほどではないですが
このGLのシルバーもヤシカらしいちょっとギラついたシルバーです。
個人的な好みですがエレクトロはシルバーが良いような気がします。
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