コニカFPのカメラ修理

今日は「包む(ラッピング)の日」だそうですよ。
「つ(2)つ(2)む(6)」(包む)と読む
語呂合わせからだそうです。
プレゼントとかを一層華やかにする
ラッピングはいいものですよねぇ
中身を見る前にあのラッピングだけで
「すっごくいいものをいただいた感じ」がします(笑
派手さはなくてもキチンとした上品なラッピングから
キラキラしたかわいいラッピングまで
ラッピングと言ってもいろいろなものがありますね。
あんなラッピングを店員さんが手際よくキレイに行うのを
見ているだけで楽しくなってしまいます。
当店ではあまりラッピング自体は縁はありませんが
宅配便等で修理品を送る際には
中でカメラが無駄に動かないように隙間を適度に詰めて
万が一、箱が転がったりちょっとしおた高さから
落ちてしまっても中身にダメージの内容に
できるだけ入念に包み込むようにはしています。
見た目の問題も大きいですがそれだけではなく
「包む」って大事ですよね。

さてさて

本日は「コニカFP」のカメラ修理を行っています。
先日はキヤノンの「FP」を修理しましたが
今度はコニカの「FP」です。
コパルスクエアを他に先駆けて搭載した
コニカマウントの中級機は「FS」「FP」「FM」の
3機種が存在しますがどれも後から同じような
ネーミングの一眼レフが出てきて
少々紛らわしいです。
コニカのほうが先輩なのに後から出てきたほうが
またちょっとメジャーな機種だったりするから
なおのことですね(苦笑)
コニカマウントの3機種はどれもコパルスクエア搭載の
レトロな風貌が何とも趣のあるカメラです。
「FP」は「FS」に続いて2機種目にあたり
1962年発売となります。

お預かりしている「FP」は
おそらくかなり長い間仕舞い込まれていたものと見られ
外観はキレイなのですが
巻上にしてもシャッターにしても
とにかくいろいろな部分の動きが悪い状態です。
シャッターもお預かり時にとりあえず数回切ってみると
すぎにスタックしてしまいレリーズしても
うんともすんとも動かなくなってしまいました。
加えて接眼レンズの曇りが尋常ではなく
ファインダーがほぼ見えないような状態です。
露出計を搭載しないユニットシャッターのカメラなので
構造自体はシンプルなのですが
シャッターユニット内も含めてあらゆる駆動部の
古い油脂類や汚れを落として
普通に動作できる状態にしてやらないといけません。

まだ外側を剥ぎ取っただけの状態ですが
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。
画像には写っていませんが装着されていた
52mmF1.8レンズもレンズ自体は比較的キレイなものの
絞りリングが全く動かない状態なので
ボディの後はそちらも清掃整備を行っていきます。
ちなみにこの年代のカメラとしては
ファインダー周りやシャッターユニット周りに
内部モルトがいたるところに貼られていて
もちろん全て劣化でボロボロになっているので
それからも並行して交換を行っていきます。

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