キヤノンデミのカメラ修理

今日は「透明美肌の日」らしいですよ。
透明美肌には縁がございませんが
最近、鏡を見ていると
「年取ったなぁ。。。というか、劣化してきているなぁ。。。」、と
よく思います(苦笑)
目の下のシワとか首のたるみとかシミとか。。。まぁ、しかたないですな(笑)

さてさて

本日は「キヤノンデミ」のカメラ修理を行っています。
少し前のブログで「デミ」が「半分」の意味で
まさにハーフ判カメラということです。。。みたいなことを書きましたが
「デミ」は英語読みでフランス語読みだと「ドゥミ」
いわゆるデミ(ドゥミ)グラスソースは「半分煮詰める」という意味らしいです。
バレエ用語でもつま先立ちの状態を「ドゥミ・ポイント」
軽く膝を曲げる動きを「ドゥミ・プリエ」と呼ぶようです。

話が横道に逸れましたので本題に戻して。。。
キヤノン・デミには初期の真鍮ボディのものと
それ以降のアルミボディのものがございますが
今回、お預かりしている個体は初期の真鍮ボディのものです。
アルミボディのものと持ち比べるとやはり重さを感じます。
ご依頼者様の祖父母様のカメラということで
大切に扱われてきたようで外装にサビは出てきているものの
大きなアタリやキズはございません。
一番の心配点であるセレン光電池も精度はともかく
それなりに生きています。
ただし、巻上げロックの状態になっており
シャッターはレリーズできず巻上・チャージもできない。。。という状況です。

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どうやらシャッターユニット単体では普通にチャージできて
レリーズもできるようです。
巻上部のロック機構に問題がありそうです。
シャッター羽根に少々粘りも見受けられるので
これからシャッターユニットを降ろして
各部点検整備一式に取り掛かります。

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