ニコマートFTNのカメラ修理

今日は「E.T.の日」だそうですよ。
E.T.が公開されてから34年。。。もうそんな昔なんですね。
宇宙人が実際に地球に来ているなんて全く持って思いませんが(笑)
これだけ広い宇宙なんだから何があっても
おかしくはないですよね。
なんてことを考えながら夜空を見上げるのもいいかもしれません。

さてさて

本日は「ニコマートFTN」のカメラ修理を行っています。
少々無骨で大柄ですが非常に丈夫なニコマートFTN
当時のニコンのフラッグシップは「F」ですが
堅牢さだけならニコマートも決して負けていないように思えます。

とはいえ、それは定期的にきちんと使っていて
なおかつ必要な整備点検を行っている上でのお話です。
今回お預かりしてるニコマートも露出計周りの
抵抗に問題があるようで少々露出計が不安定な上
アンダー気味な値を示します。

さらに今回はご依頼者様のご希望で
現在、入っているマイクロプリズムのスクリーンから
スプリットイメージのスクリーンへの交換を行います。
当初、ニコマートFTNのスクリーンはマイクロプリズムのみでしたが
途中からスプリットイメージのスクリーン搭載のモデルが
追加になり購入時に選択可能になっていました。
基本的には交換式スクリーンではありませんので
後から交換しようとすると分解整備が必要となります。

少々、話が逸れていきますが
当時は巻上レバーの化粧蓋に「A」(A型スクリーン)のシールが貼ってあるものが
スプリットのスクリーン搭載モデルだったのですが
現在では剥がれているものも多く
探してみるとなかなか見つからなかったりします。

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今回は各部点検整備一式と並行してスクリーン交換作業を行うので
全く問題ございませんが
スクリーン取り外しの際にはファインダー内SS表示板と
露出計の指針をしっかり避けてから作業を行わないといけません。
今回はまず一通り分解して各部点検整備を行い
組み立ての際にスクリーン交換を行います。

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