ニコンF2フォトミックAのカメラ修理

今日は「バミューダ・トライアングル」の日だそうですよ。
この言葉自体が非常に懐かしい感じがしますが
フロリダ・プエルトリコ・バミューダ諸島を結ぶ三角形の海域で
昔から船や飛行機が忽然と姿を消してしまう。。。といわれていました。
実際はほとんどがデマだったらしいのですが。。。(苦笑)

さてさて

本日は「ニコンF2フォトミックA」のカメラ修理を行っています。
。。。とはいえ今日はちょっと遅れ気味で
まだ現状のチェックしか行えていない状況です。

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うーん、ブラックのF2フォトミック、カッコ良いですよね!

少し前に「フォトミックS」の修理を行い、
そこでフォトミックファインダーの種類についてはお話しましたので
ここでは割愛しますが
今回の「フォトミックA」は無印の「フォトミック」をAiレンズ対応としたものです。
もとが「フォトミック」なので露出計は指針式です。

今回、お預かりしている個体はもともと露出計の調子はいいようで
測定機にかけてみてもほぼ正しい値を示してくれます。
しかしながら、まずはボディ側の高速シャッターに問題ありです。
1/2000は実際1/4000相当で切れているようです
(スリットが狭すぎるということですね)
1/1000も実際は走り始めは1/1200、走り終わりは1/2000くらいで
1/500も露光ムラが見受けられます。
低速シャッターは若干スローに粘りが見られます。
要はシャッター周り全体が油切れの状況です。

さらに付属している28mmF3.5レンズは
絞りが異常に重い状況です。
ニコンの場合、レンズ単体だと絞りリングを回せば
その絞り値に合わせて絞っていかなければいけないのですが
開放のままで全く動きません。
レンズ側絞りレバーを指で動かすと
「よっこらせ」という感じで動く感じです。

どちらも一通りの分解清掃注油で改善すると思われます。
その上で各部調整を行っていきます。

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