今日は「インターネット記念日」だそうですよ。
今ではネットが生活の一部となっていますし
私の仕事だってネットがないと成り立たないわけですから
本当にインターネットには感謝しています。
しかしながら少し前まで、こんなにネットが生活に浸透するとは
想像すらしていなかったですね。
アナログモデムを使ってニフティサーブでパソコン通信してた頃とは
レベルが全く違いますものね(笑)
さてさて
今日は「ミノルタSRT101」のカメラ修理を行っています。
「えっ?また?」と思われる方も多いかもしれませんが
最近、毎週のようにSRTを1台は修理していますね(笑)
今回お預かりの個体は久しぶりのブラックボディです。
高速シャッター不調に露出計不安定等、定番のトラブルを
いくつか抱えていますが
今日はその中からSRTでよく見かけるトラブルをひとつ取り上げます。
赤矢印のピン部分がレンズのツメと噛むことによって
レンズの絞り情報を伝達しています。
このピンを指で右側に動かしても
写真の元の位置にスルッと戻ってくるのが正常なのですが
これが戻りにくい或いは戻らない個体を数多く見かけます。
ピンの付いているリング裏側のの汚れ等によって
動きが悪くなっているのです。
このピンの付いたリングは糸で連結されていて
二つの滑車を経由して巻き戻しクランク下のバネで
引っ張られています。
さらにファインダー内の丸指針と連動していますので
これがスムーズでないと露出計が役に立ちません。
今回の個体もたまに途中で止まってしまうので
スムーズに動くように修理いたします。
まずは上カバー、ファインダー部を降ろした状態ですが
これから分解を進めてシャッター駆動部、ミラー駆動部の
点検整備から取り掛かります。
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