オリンパス35UCのカメラ修理

今日は「天使のささやきの日」だそうですよ。
ここでいう「天使のささやき」とはダイヤモンドダストのことだそうです。
ダイヤモンドダストは残念ながら見たことはないですが
いつかは写真に撮ってみたいですね。
北海道まで行かなくても厳冬期の冬山で見られるかな。。。
でもそのほうが北海道に行くより大変かな。。。

さてさて

今日は「オリンパス35UC」のカメラ修理を行います。
35UC。。。あまり聞かないモデル名ですよね。
これは1969年に発売された「35SP」のマイナーチェンジ版なのですね。
発売はSP発売の4年後の1973年です。
異なるのは概観だけでスペックや使い方は35SPと全く同じです。
大口径42mmF1.7のズイコーレンズを搭載し
露出はプログラムオートあるいはマニュアル露出で撮影します。
そして露出計はオリンパス得意のスポット測光に切り替えることもできます。
この時代の大口径フルスペックのレンズ一体型カメラとしては
なかなかコンパクトに仕上がっていて
SPとともに人気があるのが頷けるカメラです。

ブラックシルバーツートンの上カバー部が
なかなか精悍でカッコ良いですよね!
このたびお預かりした35UCですが
まずは距離計に問題があります。
撮影最短距離~3mくらいまでは
二重像が全く動きません。
3m~無限遠までは何とか動くのですが無限遠がズレています。
さらに露出計は全く動かない状況です。
このUC(SPも)はスポット測光搭載のために
非常に変わったCDSを搭載しています。
露出計が動かないことの原因がCDSだとすると
非常に困ったことになりそうです。

。。。とここまで現状チェックを行ったところです。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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