オリンパスペンDのカメラ修理

3月22日。。。あまりたいした記念日はないなぁ
。。。と調べていると。。。
1997年3月22日に山陽新幹線・新大阪-博多間で
500系新幹線の営業運転が開始されています。
500系はカッコ良いですよね!あの長いノーズ部分に
スマートなスタイリング。。。
世代的にやはり0系には特別な思いがありますが
500系も負けず劣らず強烈な印象が残っています。
まだ西日本に行けば見られるのですよね。
一昨年、広島に帰省した際に見つけて
かなりテンション上がりました(笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンD」のカメラ修理を行っています。
発売は1962年、既に発売されていたペンやペンSの
さらに高級版として発売されました。
レンズは3.2cmF1.9の大口径ズイコーレンズを搭載し
セレン光電池を使用した露出計も装備しています。
残念ながら露出計はセレン劣化により
正常な値を示すものは少ないとは思われます。
シャッタースピードの最高速は1/500で
当時のカメラとしては最高級のスペックだったと思います。
F1.9開放で目測でのフォーカスは
少々辛いものがありますが
光の足らない場面でも撮影の幅を拡げることのできる
F1.9レンズは間違いなく大きな魅力だったと思います。

お預かりしているペンDは
とりあえず動作することにはするのですが
外装・内装とも汚れが酷く
シャッターに若干粘りもあるようです。

開けてみてちょっと驚いたのが
内部に埃が大量に溜まっていました。
とりあえずよく動いていたなぁ。。。という感じです。
さすがにシャッターユニット内には埃・ゴミの進入はないとは思いますが
古い油を洗浄し、羽根洗浄もこれから行います。
露出計は他の部分とは全く連動がないので
写真のようにファインダーと一体で簡単に取り外せます。
シャッターユニット以外はシンプルな構造です。
写真って本来、このくらいで立派に写るものなんですよね。

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