ペンタックスMXのカメラ修理

今日は「憲法記念日」で祝日ですね。
GW真っ只中です!
GWってひと括りにしてしまうせいか
何日が何の祝日かピンと来ないような気もしますね。
みどりの日の変更とかもありましたし。。。
今日は5・3ということで「ゴミの日」でもあるそうです。
今や分別するのは当たり前の時代ですし
ちょっとしたものでも「粗大ゴミ」扱いで
なかなか普通には持って行ってもらえないものが多くなりました。
まぁ、これも時代の流れで仕方がないのですが。。。
昔は「ガレキの日」なんてものがあって
今、考えると「いや、それは粗大ゴミでしょ?」と言うものも
普通にゴミに出してたなぁ。。。(汗)

さてさて

本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理です。
毎月、1度は必ずここに登場するカメラですね。
1976年発売開始のモデルです。
いわゆる「ペンタックスMシリーズ」の最初のモデルですが
「Mシリーズ中唯一の機械制御シャッター機」です。
純粋な機械制御シャッターという意味では
ペンタックスではこれが最後のモデルとなります。
(LXはハイブリッドシャッター)
「Mシリーズ」はシリーズ全体として小型化が推し進められ
このMXもかなり小さくできています。

お預かりしている「MX」は
たまにミラーアップしたまま固着してしまうとのことで
当店に持ち込まれました。
「ME系」のミラーボックス内での部品固着とは違い
「MX」のミラーアップの原因は
かなり高い確率でシャッター幕走行不良が原因です。
比較的ミラーアップの起こりにくい
高速シャッターで測定してみると
やはり後幕のスピードがかなり遅いようです。
後幕がキレイに走りきらないため
ミラーダウンレバーを蹴ることができないのが原因です。

写真は一通り整備が完了した状態です。
どのカメラでも縦走りでも横走りでもレンズシャッターでも
シャッター周りの清掃・注油を行った場合は
数日時間をおいてから最終調整をしないと
シャッタースピードが安定しないものです。
それにしてもこのMXは油断ならないカメラで
安定するまで他のカメラより時間がかかるような気がします。
OM-1にしてもこのMXにしても
やはり横走りシャッターのコンパクトな一眼レフは
なかなかデリケートな部分も持ち合わせていると思います。

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