今日はしそ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」の日だそうです。
あぁ。。。鍛高譚、飲みやすくて美味しいですよねぇ。。。
居酒屋で頼むこともあるし、家で飲むこともありますねぇ
ロックでもいいですし、お湯割り梅干入りもいいですね!
昔の話ですが最初に当時の会社の上司が
「たんたかたん」をオーダーしているのを聞いて
「なんだ?その変な名前のお酒?」って思ったのを思い出しました(笑)
メーカーのサイトを見てみると
飲み方もいろいろ紹介されていて
クランベリージュース割りだとか飲むヨーグルト割りだとか。。。
見ているといろいろ試したくなりますね~
さてさて
本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
毎月コンスタントに修理依頼のあるカメラです。
それまでの大きく重い一眼レフのイメージを一変させた
軽量コンパクトで非常に使いやすい一眼レフです。
シャラシャラっとした巻上の感触や
非常に上品なシャッター音等、使い心地も良いカメラです。
この時代の一眼レフとしては
群を抜いてコンパクトなOM-1ですが
さすがにその軽量コンパクトを実現するために
多少デリケートな部分もあります。
数年に一度は定期的に点検をしたほうが良いかとも思います。
お預かりしているOM-1はご依頼者様が
随分以前からお持ちの個体だということですが
最近は使われずにしまってあったようです。
まずは定番のプリズム腐食、
これは何か対策を行っておかないと
まず間違いなくいつかは発生するトラブルです。
接眼レンズ上からプリズムにかけて貼られている
モルトが加水分解し、プリズムの塗装・蒸着を侵してしまうことが主な原因です。
一旦、腐食が発生したプリズムは
再蒸着という手段もございますが基本的には交換が望ましいと思います。
(当店では再蒸着は受け付けておりません)
シャッターは動作しているものの
1/1000で動作チェックをしてみると
走り始めこそ1/1000の露光量ですが
走り終わり付近では1/4000になってしまいます。
先幕の動きが遅いため
だんだんスリットが狭くなってしまうのですね。
このままだとそのうち開かなくなってしまいそうです。
写真両端で2段、露出が異なるわけですから
現在でも写真に影響は出ると思います。
上の写真ではわかりにくいですが
プリズム腐食もはっきり写っています。
加えてトラブルの比較的多い露出計ですが
今回も全く動きません。
いつもの電池室端子裏のビス折れかハンダ腐食かと予想しましたが
そこはしっかりしており、長期間電池が入れっぱなしだった形跡も見当たりません。
電池室の周辺の導通も問題ありません。
それでは上カバー部SW周辺か、あるいはメーターそのものが断線か、
といったところでしょうか。。。
メーターに直接電圧をかけると指針は元気よく振り切ります。
SWの根元までは導通が来ることも確認できました。
となるとSWでしょうね。ここの接触不良も多いです。
SW部の磨き・清掃を行い、とりあえず露出計復活です。
シャッター周り、ミラー駆動部、巻上周りの整備を行ってから
露出計の調整も行います。
写真にはありませんが今回は一緒に入庫した
50mmF1.8レンズと200mmF4レンズのカビ取り清掃もこの後行います。
一式リフレッシュで是非また撮影を楽しんでいただければと思います。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。