キヤノンEFのカメラ修理

昨日・一昨日、当店は連休でした。

久しぶりにまとまった時間ができたので

相模原の「城山カタクリの里」に撮影を兼ねて行ってきました。

カタクリの花って山歩き途中に少し見かけることはありましたが

まとまって群生しているのは初めて見ました。

「大迫力!」というほどの群生ではないですが

なかなか良かったですよ。

写真は近日中にTwitter及びFBで公開予定です。

さてさて。。。

今日は「キヤノンEF」のカメラ修理を行っています。

このキヤノンEF。この時期のキヤノンカメラとしては異端児だと思われます。

FDマウントのキヤノン一眼の中で唯一の縦走りシャッターで

1/1000~1/2秒までは機械制御、1秒以上のスローは電子制御という

ハイブリッドシャッターを使用します。

一般的に電子制御のシャッターはスローガバナを持たずに

全て電子制御するのが普通ですが

EFは1/30~1/2秒の間はスローガバナで制御し

1秒以上はスローガバナ+電子制御でコントロールします。

で、今回の個体はスローガバナの固着のために

1/2秒以上のスローが開きっぱなしになる状態です。

IMG_7571

ところでEFは結構な電池食いのカメラです。

メインスイッチを入れっぱなしにしておくと

場合によっては1日持たずに電池がダメになります。

現在、EFを使っている方はご注意くださいませ。

さらにメインスイッチをオフにしていても

2、3日で電池がダメになってしまうという場合もあります。

これは基盤内での漏電が疑われます。

こうなると基盤交換ぐらいしか対応方法がございません。

弱点もありますがEFはなかなかスタイリッシュなカメラです。

現在お持ちの方は是非大切に使ってくださいませ。

 

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