ビューティフレックスのカメラ修理

今日は「スナックの日」だそうですよ。
スナック。。。と聞いて
思わず飲み屋さんのほうを連想してしまいましたが
食べ物のスナックのほうですね。
本来のスナックの意味は軽食・間食だそうですが
ここでいうスナックはスナック菓子のことです。
夏至の日に「歯固め」としてお正月のお餅を固くして
食べる習慣から来ているそうです。
(ちなみに今年の夏至は明日22日)
ん?スナック菓子ってそれほど固いものはないですよね?
お煎餅の日にしたほうが良かったのでは?(汗)
まぁ固さはさておき、小腹がすいたときに
スナック菓子があれば一袋くらいすぐ食べてしまいますよね。
ビールのお供にも最適ですし。。。
スナック菓子とはちょっと違うかもしれませんが
「おにぎりせんべい」が食べたくなってきました(笑)

さてさて

本日は「ビューティフレックス」のカメラ修理を行っています。
二眼レフブーム真っ只中の1950年代のカメラです。
太陽堂光機というメーカーで作られたものですが
このメーカーの母体は2013年まで神保町で営業していた
「カメラ太陽堂」ということです。
他にもレンズ固定式のレンズシャッターカメラ等々
いろいろなカメラを生産していました。
二眼レフのビューティフレックスも15種類くらいあるそうなのですが
なかなか詳しい資料がなく
細かいモデル名まではなかなか把握できません。

お預かりしているビューティフレックスは
モデル名が不明ですがこんな感じです。

シャッターはETOALと銘が付いていて
最高速は1/200です。
レンズはビューティアナスティグマット80mmF3.5を搭載します。
ファインダースクリーンはシンプルに
スリガラスのみの構成です。
フィルム装填は赤窓式で
シャッターユニットと巻上の連動性はありません
このタイプのカメラに慣れている方は問題ないと思いますが
セルフコッキングが当たり前と感じていると
無駄な二重露光や未露光を引き起こしやすい仕様です。

写真は既に一通りの整備を終えた状態です。
シャッター羽根、絞り羽根に粘りがあり
ファインダーミラーの腐食、レンズにカビ・クモリ。。。等々
この時代の二眼レフにありがちなトラブルを抱えた状態でした。
ミラーは交換で対応し、他は各部の清掃整備注油等で
現在は非常に軽快に動作する状態になりました。

この時代は本当に色々なメーカーが
二眼レフを作っていましたがどれも安っぽさは皆無で
質感の良いものばかりです。
二眼レフを集めたくなる気持ちはわかりますね。

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