今日は「ガッツポーズの日」らしいですよ。
月曜日、多くの方が休み明けで
また新しい1週間のスタートだとは思いますが
ガッツでガッツンガッツン頑張っていきましょう!(笑)
さてさて
今日は「ミノルチナS」のカメラ修理を行っています。
ミノルチナSの販売は1964年
当時、最も薄く小さいレンジファインダーカメラを作ろう!ということで
ミノルタが総力をあげて開発した意欲作です。
ただし。。。当時は「小さい=安っぽい」という風潮が根強くあり
ミノルチナのようなマニュアルで撮影するカメラは大きいほうが良いとされていました。
そのため、思った程、販売が伸びず、同時期に発売された
同社の「ハイマチック7」あたりに比べても流通量はかなり少ないと思われます。
今、見ると非常に使い心地も良くて良いカメラなんですけどね。
で、今回の個体はそんな比較的数の多くないミノルチナSの中でも
さらに流通量の少ないブラックモデルです。カッコ良いですよね!
しかしながらお預かりした個体はセレンこそ元気に作動しているものの
レリーズしても肝心のシャッターがぴくりとも動きません。
よくある油シミによる固着かと思いましたが
絞り羽根には確かに油シミもあり粘りが出ているのですが
どうやらシャッター羽根のほうはシャッターユニット内部に何か問題がありそうです。
関連していると思われますがスローガバナも全く動作していません。
他、ファインダークモリ、鏡胴のガタ等々のトラブルも抱えています。
これからまずはシャッターユニット内部の点検整備に入ります。
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