今日は「ボウリングの日」だそうですよ。
長らく行ってないですねぇ。。。
じいさんがセミプロと言っていいい腕前だったことと
私が小学校に入るくらいまでは親父がボウリング場に
勤めていたので幼い頃から身近な存在でした。
高校生の頃にはビリヤードかボウリングに
頻繁に通っていましたねぇ。。。
今は投げるだけでスコアは勝手につけられていきますが
私が子供の頃はスコア表と鉛筆(先端に消しゴム付き)が
机の上に置いてあって自分で書き込むのが普通でした。
ストライクやスペアで黒く塗りつぶすのが嬉しかったなぁ
だから計算方法も小学生になった頃には知っていました。
その頃にはじいさんによく連れて行ってもらったし。。。
そういえばふと思い出したのだけど。。。
小学校上がる前、5歳くらいかな。。。
まだボウリングの玉が重くて両手で「よいしょ」としか転がせなった頃に
じいさんに連れられて親父が働いているボウリング場にも
よく行っていたのだけど
フロントで立ち仕事しているお姉さんのスカートの中に入り込もうして
怒られたことが何度もあったなぁ(笑)
キャーキャー言われるのが楽しくて調子に乗っていた記憶が。。。(汗)
とんでもないエロガキだったな。。。
さてさて
本日は「トプコン35S」のカメラ修理を行っています。
1956年発売のカメラで
この時代に多かったレンズ固定式レンジファインダー機です。
〇〇〇(多くはメーカー名・ブランド名)35という
ネーミングだと大抵はこのタイプのカメラですね。
オリンパス35、ヤシカ35、ペトリ35等々
トプコンは今でも医療機器や測定機器のメーカーとして
存在しますが当時の社名は東京光学機械株式会社で
カメラのブランド名としてトプコンという名前を使用していました。
戦時中は陸軍向けに照準器を製作していて
設立に海軍が関わったとされる「日本光学(現・ニコン)」と並び
軍需光学製造の2大メーカーとして
「陸のトーコー、海のニッコー」と呼ばれていました。
1950年代に限っていえば二眼レフの「プリモフレックス」のメーカーと言うと
わかりやすいかもしれません。
一眼レフの「Rシリーズ」も有名ですね。
「35S」はトプコール4.4cmF2レンズを搭載し
シャッターユニットは当時の国産最高級である
セイコーシャMXで最高速は1/500です。
パララックス自動補正機能を搭載した
等倍ブライトフレームレンジファインダーを装備します。
巻上はダブルストロークでなかなか独特の巻上フィールです。
お預かりしている「35S」は
まずシャッター羽根が全く開きません。
レンズシャッタ機では定番の羽根固着ですが
今回はそれだけではなく
ダブルストロークのシャッターチャージも上手く動作していませんでした。
チャージアームの明らかな組違いが原因です。
それらを解消するためにシャッターユニットを降ろして
各部のチェックを行いつつ整備一式を行います。
おそらく長い間眠っていた個体だと思われますが
致命的なトラブルはなく
しっかり清掃整備すれば問題ない動きになりました。
先程も書きましたがこの時代には同じような作りの
35mm判レンズシャッター機が数多く存在しますが
細かく見ていくとどれも個性豊かで
本当に楽しいカメラばかりですね。
また搭載されるレンズがそれぞまた個性豊かです。
(レンズの個性が豊か。。。ということはそれだけ
収差が多く完成度が低いともいえるのですが
それはこの時代ならではですかね)
1950年代の二眼レフ、スプリングカメラ、そして
今回のトプコンのような35mm判カメラは
どれも手元に置いておきたい魅力に溢れているカメラばかりです。
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