ヤシカミミーのカメラ修理

今日は「いいイヤホン・ヘッドフォンの日」だそうですよ。
11月恒例の「いい〇〇の日」ですねぇ
「いい(11)イヤ(18)ホン」と読む語呂合わせからだそうです。
関連する記念日として、「イ(1)ヤ(8)ホン」と読む
語呂合わせから1月8日は「イヤホンの日」なのだそうです。
個人的な私のイメージですが…
「イヤホン」と聞くと年配の方が(私も年配ですが)
ラジオやテレビを聞くために片方の耳だけにする
昔ながらのモノラルイヤホンをイメージしてしまうのですよね(笑
音楽ちゃんと聴くならイヤホンじゃなくてヘッドフォンでは???と
ついつい思ってしまいます。
現在のイヤホンはそんな野暮ったいモノじゃなくて
文句ナシにいい音もしますしデザイン的にも洗練されてますし
私もワイヤレスイヤホン&スマホで音楽聴きますし
昔のイヤホンのイメージはずいぶん薄れてしまいました。
でも本当は音楽はスピーカーである程度の音量で
しっかり聴きたいですよねぇ…
なかなか環境的に難しい部分がありますが…
ちなみに1日100dB以上の音をわずか15分以上聞くだけで
長期的な難聴になる可能性がかなり高くなる、と言われているそうです。
大音量には注意しましょう…
この基準だと私、かなりマズいな…(苦笑)
昨年の人間ドックでも「難聴の疑いあり」って言われているし…

さてさて

本日は「ヤシカミミー」のカメラ修理を行っています。
1963年発売のヤシカのハーフサイズカメラです。
ヤシカのハーフ判と言えば大口径レンズ搭載の
「ヤシカハーフ17」とかが比較的有名ですが
「ミミー」はそれよりも前に出た
普及型のハーフカメラです。
レンズはヤシノン28mmF2.8で
ピントは固定焦点、シャッタースピードも1/60固定で
セレン光電池使用の露出計に連動して
オート露出で絞りを調整します。
フラッシュ撮影時用にマニュアルでも絞り操作が可能です。
機能的にはシンプルですが
なかなか質感の高いデザインでそこに魅力を感じる方も
多いのではないかと思います。

お預かりしている「ミミー」は心配されるセレンは
精度は少し問題ありますが何とか起電はできている模様です。
今回の「ミミー」の問題はそれよりも
シャッターを切ると必ずシャッターが開いたままで
止まってしまう状態です。
巻き上げると閉じるような状態です。
このタイプのシンプルなシャッターでよくある
羽根の汚れ等による固着ではなく
シャッター駆動部の円盤が汚れ等により
動作不良を起こしているような状態かと思われます。
コニカC35のシャッターでよくあるパターンの
トラブルと似たような感じです。

他、レンズにはかなりカビが発生しており
ファインダーもかなり見えづらい状況です。
まだ取りかかかったばかりの段階ですが
ここからさらに分解を進めて
一通りの整備清掃を行っていきます。