オリンパスペンFのカメラ修理

今日は沖縄本土復帰記念日です。
1972年のこの日にアメリカから日本へ沖縄が返還されたのですね。
当時のことはさすがにまだ3歳だったので覚えてはいませんが
その3年後、昭和50年に沖縄で
車道がそれまでの右側通行から左側通行に変更になったニュースは
妙に印象強かったのかよく覚えています。

さてさて

今日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
言わずと知れた孤高のハーフ判一眼レフですね。
現在のデジタルカメラでもその名前が使われているわけですから
もちろんこの元祖ペンFも未だ人気の高いモデルです。

今回の個体は頻繁に
ミラーアップしたままになってしまうという症状を抱えています。
この症状、ペンFでは多い話ですね。
原因はミラー駆動部の油切れか
あるいは何らかの原因でミラー駆動部のバネのテンションが
抜けてしまっていることが考えられます。

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ペンFはロータリーシャッターをはじめ
独創的な部分が多いので、他のカメラでは見られないような
機械的な造りが見られます。
例えば最高速は1/500秒ですが
それ以下の速度全てでシャッターユニット内の
スローガバナーを介してスピードの制御を行っています。
そのためスローガバナーにトラブルがあると
普通のカメラと違って最高速以外の全てのシャッタースピードに
影響がでるのですね。
他にもいろいろ興味深い造りが見られます。
こんなカメラは他にはないですから
今、お持ちの方は是非、大事に使ってくださいませ。

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