今日は9月13日。。。
うーん、これと言った記念日等のない日ですねぇ。。。
あ、1985年にファミコン版の「スーパーマリオブラザーズ」が
発売されてますね。私この時16歳ですが
ファミコンは意外と興味なくって
友達の家とかで少し遊んだくらいの記憶しかないのですよねぇ
私がゲームに興味を持つのは実際にはもう少し後の
プレステの時代ですねぇ
その頃になると社会人になって多少自由なお金もあって
プレステ本体とそれなりのソフトくらいなら
気軽に買えるようになったからかな。。。
私のゲーム観ってプレステ2の時代で完全に止まっているのですが
今のゲームはすごいのでしょうねぇ。。。
スマホゲームとかじゃなくて
やはり大画面(あるいはVR?)のゲーム機で
最新のゲームをやってみたいという気は少しはあるのですが。。。
それ始めるとめちゃくちゃ時間を食われてしまうからなぁ。。。(苦笑)
慢性的な寝不足になりそうだし。。。
ダメだな。。。手を出したらいけないような気がします(笑)
さてさて
本日は「キヤノンデミEE17」のカメラ修理を行っています。
キヤノンデミシリーズと言えばキヤノンのハーフカメラシリーズで
初代デミ等も相当な数が売れたものと思われます。
今回のEE17は初代の3年後、1966年に発売されたモデルです。
前年にラピッドフィルム用の「デミラピッド」が発売されており
それを35mm版に変更したのが「デミEE17」です。
受光素子は初代とは異なりセレンからCdSとなり反応速度や
暗所での性能も向上しています。
その露出計を利用したシャッタスピード優先AEを搭載し
絞りもオート時以外は任意設定もできるのでマニュアル露出も可能です。
ピント合わせが目測式なところは変わりませんが
初代のプリズムを使った特徴的な実像式ファインダーは
一般的なハーフミラーを使った
採光式フレーム付逆ガリレオファインダーとなりました。
デミシリーズの良いところの一つでもある
スムーズな巻き上げの巻上レバーはEE17も同様です。
お預かりしている「EE17」は
まずは露出計が電池を入れても全く動きません。
電池室そのものは一見キレイなのですが
電池室裏側のハンダ付けは緑青がびっしりついており
ほぼ断線している状態でした。
水銀電池の生ガスでやられてしまうのですよね。。。
たとえ液漏れしていなくてもこういうことになるので
やはり長期間しまっておく場合には電池は必ず抜いておきましょう
他、ファインダーは汚れが酷く
レンズはカビもさることながら
コーティングの傷みもかなりあるようです。
キヤノネットやFDレンズのSSCもそうですが
キヤノンのレンズはコーティングの傷みが激しいレンズが多いような気がします。
傷んだコーティングそのものはどうにもならないので
できる限りの清掃でなるべく影響のないようにしていきます。
このあと電池室の端子を磨き
配線を交換することで露出機は復活したのですが
露出計の値もオート時の絞り制御も
全く精度の出ない状態(大オーバー)で少々苦労しました。
最終的には申し分のない精度を安定して出せるようになりました。
やはり一度当たりの巻上量の少ないハーフカメラとはいえ
ちゃんと巻上レバーのあるカメラは良いですね。
それもデミシリーズはそのフィーリングがなかなか絶品です。
ちなみにEE17は初代デミと異なり
フィルムカウンターは毎回動きます。
(初代は2枚に一度、2枚分動く)
巻き戻しボタンもちゃんとロックが効き
押しながら巻き戻ししなくて大丈夫です。
そのあたりの利便性はいろいろと進歩しています。
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