今日は「宇宙からの警告の日」なのだそうです。
それって何だろう?と思って調べてみたら
スペースシャトル・チャレンジャーが爆発事故を
起こした日なのですね。
1986(昭和61)年1月28日。。。
私はこの時、高校生でしたが
ニュースでその事故の一部始終の映像が流れ
かなりショッキングなものでよく覚えています。
打ち上げ後、わずか74秒の大爆発で
乗務員7人全員が死亡する大惨事となりました。
この頃は頻繁にスペースシャトルの打ち上げが行われていて
チャレンジャーも10回目のフライトだったのですね。
2003年の2月にはコロンビア号の事故もありました。
スペースシャトルが最後のフライトを行ったのは
2011年でもう9年前のことになるのですが
1970年年代の後半にスペースシャトルが出てきた頃は
「SF映画みたいな宇宙旅行ができる日も近いかも、、、」なんて
子供心に思っていました。
残念ながら私が生きている間には
それは実現しそうにないですねぇ(笑)
さてさて
本日は「ヤシカエレクトロ35GS」のカメラ修理を行っています。
うん、本当にエレクトロの依頼がこのところ多いですね。
確か少し前にも同じGSの修理を行ったような気が。。。
「GS」は3代目のエレクトロ35にあたりますが
いわゆる初代エレクトロの流れを汲んだモデルで
回路の接点とか細かいところは変更されていますが
基本的な構造は初代とほぼ変わりません。
当然外観もほぼ同じです。
ただ、レンズのコーティングが新しいものへと変更され
レンズ銘もカラーヤシノンDXとなりました。
これはかなり写りに影響あるのではないかと思われます。
シャッター等のスペックは特に変更はありません。
お預かりしているエレクトロ35GSは
電池室にかなりの腐食が見られ
電源が全く入りません。
エレクトロは電源が入らないと
基本的に何もできないカメラですが
シャッターだけは一定速で一応切れるはずなのですが。。。
今回のGSはシャッターも切れず巻上もできません
レリーズもロック解除なのにほぼ押し込まれません。
レンズには透かしてみなくても
明らかに濃いカビがあるのが確認できます。
エレクトロの時はタイミング的に
ばらしかけの画像が多いので
今回は分解前の画像です。
まだ現状チェックを行っただけで何も行っていませんが
外装そのものは比較的キレイですね。
最終的に仕上げの時にしっかり磨けば
エレクトロならではのギンギラシルバーが輝くと思います。
コンパクトカメラと呼ぶには今となっては大柄で重いボディですが
この大きさが造りの余裕となり
整備性は比較的良いカメラです。
ただし、電気関係はこの時代の電子制御機ですので
リード線の量もハンダ付けの数も非常に多く
いったん電気関連のトラブルが起こると
そのトラブルシューティングに非常に時間がかかり
困難を極めるカメラです。
その上、そうやって苦労して原因を調べても
結局修理不能になる可能性もございます。
でもキチンと整備されたエレクトロは使い心地も良いし
かなり良い写りもするのです!
今回もやってみないとわからない部分が多いですが
(現状では根本的に動かず何も確認ができないので)
何とか気持ちよく使える状態に仕上げていきたいと思います。
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